2009年08月30日公開|マツダ
上の写真2枚が磨き前の状態です。
左の写真はボンネットですがかなりしっかりイオンデポジットが出来てしまっています、他店で1年2ヶ月前にコーティングを施工されカーポート保管という条件にも拘わらずこのような状態になってしまうのはなぜでしょうか?
1.以前施工されたコーティングが有機系ポリマーだった為?→ポリマー成分の油分に汚れが付着し固形化してしまった。
2.ガラスコーティングであったが剥離してしまった?→下地処理が甘くガラスコーティングの膜が完全に定着していなかった。
3.地域的に非常に酸性雨が強い。
4.地域的に水道水のイオン濃度が高いもしくはphが酸又はアルカリに振っている。
3&4は気をつけることは出来ませんが、1&2はまず良心的なカーコーティング店を選び施工店さんと相談をすることで防ぐことが可能です 。ただしご自身でのきちんとしたメインテナンスは欠かせません。
右の写真はトランクについてしまった線傷です、オーナー様はかなり大事に乗られているご様子でしたのでこの傷が付いたときにはかなりショックだったと思います!
下の写真2枚が磨き後の写真です。
右の写真はボンネットにあれだけあったイオンデポジットもきれいサッパリ見当たりません。
左の写真はトランクにあった線傷も無くなっていますが残念ながらかなり深いところにまで到達していた為完全には消し去ることは出来ませんでしたが、傷のあった場所がわかっていて水銀灯等で照らしてみない限りはわからない程度には磨き上げることが出来ました。
下の写真2枚は3.000番のペーパーによる下処理です。
お客様でこの風景を御覧になると「こんなことをしてもとに戻るの?」とたいていは眉をしかめておっしゃいますが、磨き終わった状態を御覧になると「ここまでする為に必要だったんだね!」と笑顔で納得をしていただけます。
この瞬間が磨き屋をやっていて好かったなと思える瞬間です。
お客様の笑顔があってこその技術です。
ペーパーを掛けることの是非にはいろいろあることは承知しておりますが、車磨き研究所の考え方と致しましては
1.新車やそれに順ずる程度のお車には必要ないと思います。
2.塗装肌(柚子肌など)が好みと合わず肌感を変えたいとき。
3.ミストの付着や深い傷が出来てしまったとき。
4.塗装の表面が紫外線などによりチョーキングやくすみができてしまったとき。
5.イオンデポジットや花粉・虫の体液・樹液等によりクリアーが深くダメージを受けてしまったとき。
6.過去に何回か磨きを施工されている場合は膜厚が残り少ない可能性があるために施工いたしません。
7.ウールバフやスポンジバフで長時間や何回も掛け続けることに比べると塗装に対してのダメージは少ないはずです。
8.1.000番のペーパーから磨いたとしても車磨き研究所の施工では最大5μまでしか研磨はいたしません。(膜厚計を使用して計測しながら施工いたします)
下に写真2枚はガラスホイールコーティングのコーティング後の写真です。
このガラスホイールコーティングは現コーティング剤最強の7H~9Hの膜強度を誇りますのでブレーキダストや鉄粉の食い込みを防ぎホイールの傷みを守ります、親水性のコーティングの為ホイールクリーナー等を使用しなくても簡単に汚れを洗い流すことが出来ます、シリカ膜を形成する為に深みのある艶が生まれワンランク上の質感となります。
耐久性は非常に高くほぼ半永久的ですが、親水性機能層に関しましては摩擦剥離いたしますのでコーティング機能層のメインテナンスは必要となります。
耐久性・意匠性・機能性総てにおいて他社製品を圧倒している商品と自身を持ってお勧めいたします。
ガラスコーティング・光触媒+ガラスコーティングで03磨きコースをご注文いただいた場合は標準コーティングと致しましてホイールディスク前面部をコーティングいたします。
下の写真2枚は未塗装樹脂コーティングの施工後写真です。
車磨き研究所では02コース以上のカーコティングをご依頼いただきました場合は、標準コーティングと致しておりボデイ外装部とサイドシルステップガード部当をコーティングいたします。
コーティング剤はガラスコーティングでケイ素膜を形成する為に、有機系コーティング剤のようなべたつきも無く長期間ガラスコーティングが持続し艶のある樹脂部分が保つことが可能です。
室内にもコーティングが可能ですのでダッシュボードやコンソール等ご要望おありでしたらオプションにてコーティングも承っております。
リピーターのお客様に限り必要量(業務用の為ワンロッドの量が多い為)を小売も致しております。
マツダ RX-8
埼玉県よりご依頼いただきましてありがとうございました。
建築工事により塗装ミストが付着してしまいその除去とコーティングのご依頼を頂きました。
塗装ミストの除去の方法と致しましては二通りに方法が考えられます。
1.粘土による除去
2.ペーパー掛けによる除去
今回は2番のペーパー掛けによる除去の方法をとらせて頂く事といたしました。
理由と致しましては、
1.ソリッドのブラックである為に粘土を使うことによって新たな傷を入れてしまうことを避けたかった為。
2.イオンデポジットがボデイ全体に発生いているうえに、部分的ではありますがかなり深いダメージののところもあったため。
鋭い方は言っている事が矛盾していることにおきずきでしょう!
しかし矛盾はしていないんです、粘土により傷を入れてしまった場合その深さは予測できませんが、ペーパーによる傷の深さはコントロールが可能だからです。
ペーパーによる研磨の深さを調節することにより無駄な傷を入れることなく塗装ミストとイオンデポジット・線傷を除去することが可能な為、必要以上に同じ場所を何回もバフを掛けるという無駄を省きダメージを与えることを防ぐことが出来ます。
上記のような方法を駆使して磨き上げました。ソリッドブラックの艶が一段と映える仕上がりになったと思います。
久々にマツダの車に接する機会を得ましたがいい車ですね!
フロアカーペットやシートの質感も品がありメーター周りやスイッチ類もスポーツカーらしくまとまり、どこと無くヨーロッパ的な雰囲気を感じました。
磨きをさせていただいていて感じたのが、国産車の場合に鉄板の張力や塗料の耐久性に(特にウレタン部分)不安を感じるんですが安心して磨かせていただくことが出来ました、さすがマツダが世界に誇るスポーツカーだなと改めて感心させられました。
施工コース:エクセレントライトフィニッシュガラスコーティング+03磨きCOURSE(鏡面磨き)
施行料金:126.000円税込み
メーカー別
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