新車から4年経過したお車ですが車のボデイ全体がイオンデポジットで覆われ部分的にはウォータースポットも出来てしまっているかなりハードな状態です。その状態に+ウインドウガラス全体にも鱗ができてしまっている状態でしたが。ご予算の関係上今回はボデイのみのご依頼でした。
イオンデポジットが重なり合うほどにできてしまい拡大した写真では何かの結晶の顕微鏡写真のようにも見えるくらいです。
いざ磨きに入ってみるとこれが曲者です、かなり頑固に付着し塗装にまで食い込んでいました。
国産車のこのクラスの場合どこのメーカーの塗装でも100ミクロンは塗装厚はありませんのでドイツ車のような強気な磨きはできませんからやさしくやさしく磨いていきます。
気になるのはなぜこのような状態にボデイもガラスもなってしまったかです!
酸性雨だけの原因または洗車の際の水道水のイオン成分だけの原因等は考えにくいです、それが原因だとするとその地域一体がみな同じ状態になるはずです。
予想ですがおそらくワックスかポリマーの有機成分が酸やイオンによって溶かされその状態をそのまま放置した為になった可能性が高いと考えます。
このようにならない予防法は何か?
①ワックス・ポリマーのような有機質の艶出し剤を使用しない。
②どうしてもワックスやポリマーを使用したい場合は古い劣化した膜を取り除き施工する。
③洗車や雨にぬれたとき水玉が蒸発して不純物が焼きつく前に拭き上げる。
④無機系のコーティング剤でコーティングする。
以上のようなことが考えられると思います。
あれだけ在ったイオンデポジットもきれいサッパリなくなりました、残念ながら塗装に食い込んでしまったイオンデポジットは02コースの軽度の磨きの為2ミクロンしか研磨していない為(膜厚系で計測の結果)一部残ってしまいましたが03・04コースでしたら完全に除去できたと思われます。
日産 キューブ
このような景気のときですから今お乗りのお車に出来るだけ長くお乗りになりたいとお考えの方も多いと思います、しかし傷んでしまった愛車は愛情もうすくなりますます傷みもひどくなり、と悪循環になってしまう前にこのお車のようにリメイクすることで愛情を持ってお乗りできるようにすることも節約のひとつの方法ではないでしょうか。
施工コース:水性ポリマーコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:40.950円税込み
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