2009年11月29日公開|ロータス
2009年のロータスデイのパレードランの先頭を飾ったお車です。
1作年の中部ロータスデイで車磨き研究所のペーパーからの磨き04コース+光触媒コーティングの施工車両を御覧になり印象に残られていたと言うことで今回思い切って施工依頼をしていただきました。
ご依頼いただきましてありがとうございます。
シンプルですが非常にまとまったデザインです、いかにも英国車ロータスらしいつくりです。
すべての無駄が排除され走ることのみに徹底したいさぎの善さがすばらしいです、国産スポーツカーにはないメーカーのポリシーを感じます。
ミッドシップなので当然シートはフルバケットです、クッションもほとんど入っていない状態ですが意外とすわり心地はよく、下手な乗用車のシートより超距離でもつかれないと思います。
リアウインドウはシートのすぐ後ろにありますがその上にエンジンフードがかぶってくる為に後方視界はほとんどゼロに近いです。
ガラスの鱗落とし施工前の状態です。
特に傷も目立たずきれいに見えます。
左の写真はガラスの鱗落としを施工した状態です。
普段透明に見えるガラスもガラスに付着していたり傷の中に入っている不純物を除去してみると、このとおり曇りガラスのように見えるほど傷だらけです。
右の写真は写りこんでいる水銀灯を境に左が磨き後、右が未施工の状態です。
ガラスを磨くことでこれほどの違いが出来ます。
ガラスの磨き終了の状態です。
写真ではお伝えのしようがありませんが、指で触ってみると施工前と比べて明らかに抵抗感がありません。
完全な鏡面を作った後にフッ素のコーティングを施工します。
コーティング剤の性能が優れているのもありますが、超鏡面を作ってあるために摩擦が非常に少ない為有機性のガラスコーティング剤と比較しても撥水性能は引けを取りません。
ためしにフロントガラスにマイクロクロスを置くと滑り落ちてしまうほどです。
04コースのご依頼のため1000番2000番3000番とペーパー処理を終了したところです。
現物を見るとまるでマッドブラックのようです。
ペーパーを掛けるメリットは、熱を与えず深い傷を磨くことが出来るのと、どんな車でもある塗装波(柚子肌)を調整することで超鏡面を作り出します。
施工前の傷の状態及び塗装肌の状態です。
ペーパー処理後ウールバフを1回かけた状態ですがすでに傷や塗装肌が施工前とぜんぜん違うことが判ると思います。
最終工程まで磨きが終了した状態です。
施工前のあれだけあった傷もきれいになり、なにより塗装の肌感が全く別物のように超鏡面になっています。
ロータス エキシージ
無事に磨き作業も終了し、ガラスコーティングと光触媒コーティングのダブルコートを施工しました。
ペーパー処理を施した車は、多少埃が乗ったり汚れたりしていてもそれ自体が見える距離より多少離れるとほとんど洗車していない状態であることはわかりません。
これは超鏡面状態の塗装が放つ光沢のほうが、埃や汚れのくすみより勝っているからです。
普通であれば車があることしかわからない程度の明るさのところでも、ペーパー処理を施した超鏡面状態の車は輝いて見えます。
これは超鏡面になることにより光の乱反射が減り多くの光が目に戻ることが出来るからです。
あるケミカルメーカーのコーティング剤開発スタッフの言葉ですが
「車が輝いて見えるのは磨き9割コーティング剤1割、どれほど優れたコーティング剤もきちんと磨かれた塗装には勝てません、あくまでコーティング剤はそれを保護してやることと付加機能をつけてやる為のおまけに過ぎません」。
とおっしゃっておられました。
私もまさにそのとおりだと思います。
決して安くはありませんがそれだけの価値はありますので、ご興味のある方はぜひお試し下さい、ただし新車に施工することはあまりお勧めいたしません。
施工コース:マーベラスフィニッシュスーパーガラスコーティング+光触媒コーティング+04磨きコース(超鏡面磨き)+スプラッシュビューガラスフッ素コーティング(フロントガラスのみ)
施工料金:175.875円税込み
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