2009年12月12日公開|ポルシェ
空冷最後の993ですが水冷のポルシェを見慣れてしまうと非常にコンパクトに感じます。
峠で振り回すにはこのくらいがちょうどいいかんじではないでしょうか?
色もシルバーに薄い水色が入ったような品のある色です、この車のスタイリングによくあった感じです。
ルーフのホイルもシンプルでボデイカラーを殺さない大人のセンスです。
GTウイングも目立ちすぎない全体にバランスの取れたチョイスだと思います。
たまたまいらしたお客様が蛍光灯の下で御覧になると「完成車ですか?」
とお聞きになるくらいきれいに見えるのですが、水銀灯をつけるとボデイ全体がこのように細かい傷だらけの状態に、「きれいに見えてもこんなに傷があるんですね!」
と驚かれていました。
これだけ傷が多いといくらWAX等で傷を埋めて艶を出しても光が乱反射する為に本来の艶とは程遠い艶しか出すことが出来ません。
02磨きコースと言えどもここまで傷がきれいになくなります。
国産車で今流行の耐スリやスクラッチシールドなどの塗装は傷が入りにくかったり、多少の自己補修機能はありますが傷がはいらなくなるわけではありません。
逆に一度傷が入ってしまうと磨いてこのようにキレイニすることは非常に困難です。
磨き屋をしていて感じますが、ハイテクの塗料を使うより硬い品質の良い塗料を使用したほうがお客様のメインテナンスが長期に楽なように思います。
このザイモールというWAXのブランドをご存知ですか?
天然カルバナロウを主成分とし石油系溶剤を一切使用いていない商品です。
カルバナロウにはいろいろな種類のものがありますが、最高級品といわれるのがブラジル1号と言うものです。
ザイモールはこのブラジル1号のカルバナロウだけを使用しています。
国産のWAXにも天然カルバナロウ使用100%などと謳った商品が山ほどありますが99.9%嘘です。
天然カルバナロウブラジル1号を使用して10%以上の含有率を与えたら、5000円以下ではとても売ることは出来ません。
ザイモールWAXは多くの著名なカークラブやカーコンテストで海外ではNO1の人気を博す商品です。
今コーティング全盛期のこの時代に、ましてや光触媒やガラスコーティングを施工しているコーティング業者のわたしがいまさらなにをWAXといっているのかとおおもいになるとおもいますが、ほんもののWAXは決してコーティングに劣るものではないのです。
通常のWAXはシリコンとか石油溶剤で構成されている為に、油が埃をを呼び又その埃が油を呼びというようにどんどん汚れを積み重ねていってしまい最終的には塗装にまでダメージを与えてしまいます。
ザイモールはカルバナロウの含有率が高く石油溶材を使用していないため、べたつきの無い硬い皮膜を作りますのでコーティングのように塗装を保護することが可能です。
しかしなんといってもザイモールの真骨頂は輝きにあります。
ガラス系やテフロン系の硬いパッキとした人工的な艶とは違い、「滑らかなしっとりした深みのある艶」が生まれます。
ポルシェ 993 カレラ
今回はコーティングではなくザイモールのWAXでの仕上げとなりました。
WAXをかけているときの匂いもいかにも天然ものと言う良い匂いで環境にもやさしそうな感じです。
拭き取りをした感じもなんともいえないツルツル感でべたつきは全くなく滑らかそのものです。
写真では仕上がり感がちょっと伝わりにくいとは思いますが、ほかの施工車両の光り方とは違うのはお解りいただけますか?
リアフェインダーラインの艶が滑らかなやさしい光り方をしています。
実物を見るとうまく表現が出来ませんが、女性的な光、艶かしさを感じさせます。
個人的な感想ですがこのような光沢感は、エッジの効いた車よりポルシェのように局面で構成された車のほうが雰囲気が出ると感じます、又ビンテージカーにもうってつけではないでしょうか。
WAXですので物さえ購入すればDIYでも施工は可能ですが、非常に作業環境に左右されることと塗装の下処理が重要ですので、できればプロにご依頼されたほうが無難だと思います。
近時かザイモールWAXの販売もいたしますのでご興味のおありの方はお問い合わせ下さい,施工につきましては現在行っております,価格についてはお車の車種や色とうによりしようするWAXが違ってきたり仕上りに望まれる質感によっても価格差が大きい為、価格表はご用意しておりませんので担当の百瀬宛にお問い合わせ下さい。
施工コース:ザイモールチタニウムWAX+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:75600円税込み
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