2009年12月08日公開|トヨタ
今見ても古さを感じさせない国産車の中では貴重な一台ではないでしょうか。
オーナー様もかなりの思い入れがおありのようでしたので、ここは気合を入れて施工いたします。
ほとんどをご自分でチューニングされたそうです、ベンチテストで390ps以上を記録されたそうです、頭が下がります。
私も若かりし頃はほとんど自分でチューニングをしたものですが、今となってはほとんど人頼みです、年とともにずく(長野の方言です)がなくなったということでしょうか?
ボケボウシの為に若い頃を思い出してRX-3でも自分で作ってみようかな!
メーターレイアウトやデザインも古さを感じさせません。
今でも人気ナンバー1のベルテックスエディションです。
そろそろライトもクリアーの劣化が出始めてきているとのことでしたので、ボデイと一緒に磨きを行いフッ素によるコーティングを施工いたしました。
ペーパーからの研磨を行うため古いクリアーを剥離するだけでなく、ある程度の傷も一緒に処理することが出来ますので見違えるほどライトの透明感が蘇ります。
施工工程は程度にもよりますがペーパー2種類バフ3種類コンパウンド3種類を駆使して磨き上げます。
03コース鏡面磨きのご注文を頂いた為3000番のペーパーを使用して研磨をいたします。
過去にこの状態のご自分のお車を御覧になった方で「こんなことしてしまって大丈夫なの?」
と不安そうに質問されなかったオーナー様は、先月施工していただいたロータス エキシージのお客様だけでした。
このお車のお客様は今年のドリームカーショウで車磨き研究所のペーパーがけした磨きを御覧になってご注文を頂いた方ですのであまり心配は御覧になったとしてもしなかったかもしれません?
ホームページを御覧になられたらぜひご感想をお聞かせ下さい!
蛍光灯の下や昼間の太陽の下ではあまり目立たなかった傷ですが、施工ブースの水銀等の下に入れるとこのとおり傷だらけです。
トヨタの202はきれいに磨かれていると本当にきれいな塗装ですが、非常に傷が入りやすい為かなり神経を使って管理されていても数年するとこのような状態になってします為、傷を防ぐ為にガラスコーティングは必ず施工されることをお勧めします。
ペーパーをかけても取れないほど深い傷もだいぶありましたが、残ってしまった傷もエッジを処理してあげることで光の反射がやさしくなり水銀灯の下でもほとんどわからなくなりました。
施工前に比べて透明感が全く違うことがお解りいただけると思います。
水銀灯の輪郭も磨き前では光にぼけてしまっておりますが、磨き終了後では輪郭がはっきり見えるのが判ると思います。
塗装自体が紫外線等で劣化してしまっておりますが、肌感は新車以上の滑らかさになっております。
トヨタ アリスト V300 ベルテックスエディション
右フロントフェィンダーの再塗装もご一緒にご注文いただき車磨き研究所ご用達のこだわりの塗装やさんで施工していただきました。
ご納車の最後確認いただきましたが満足の仕上がりとのことでほっといたしました。
再塗装完了後万全を期すために2日間乾燥をさせ磨きの工程に入りました。
車高が低い為にリフトにも入らず馬をかう事も出来ず側面部の半分くらいは床に座るか寝転んでの作業となりだいぶ体の筋も延ばすことが出来ました。
残念ながらかなり深い傷が多かった為、完全に傷を取りきることはできませんでしたが、肌感の仕上がりは過去に施工させていただいた202のお車の中では1~2を争う改心の出来でした。
今回改めて磨きは時間とのバランスの賜物であると感じました。
今日もたまたま顔を出した車磨き研究所のオリジナルコンパウンドを作っていただいているメーカーの方とそんな話になりましたが、仕上がりを重視すればバフやコンパウンドの番手を飛ばすことが出来ない、番手を飛ばせば仕上がりが悪い、これが時間とのバランスと言うことです。
手間隙を惜しまず時間をかけ納得のいく仕上がりになり、お客様にご確認いただいたときにこぼれる笑顔を見せていただくときが磨き屋をやっていて好かったな!
と思う瞬間です。
施工コース:エクセレントライトフィニッシュガラスコーティング+03磨きコース(鏡面磨き)+ライト磨きフッ素コーティング+右フェインダー再塗装
施工料金:174.400円税込み
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