2010年03月26日公開|アルファロメオ
残念ながらカメラトラブルにより施工前写真がありません。
更にボデイの施工中の写真もすべて失われてしまいました。
走行距離13万キロのお車でしたのでビフォー・アフターが非常に判りやすいはずだったのですが残念です。
走行距離13万キロにしてはかなり程度のいいお車です、ワンオーナー車で本当に大事に乗られていたことが伺えます。
年数もだいぶたっておりますし距離も走っていますので,さすがにソリッド塗装は紫外線劣化により色抜けを起こし始めているところもありました。
しかし驚いたのは傷という傷はほとんどありません、洗車によるスクラッチすら見当たらないくらいです、磨き屋がこんなことを言うのも変ですが「どのような管理をされているとこおなるのですか?」とお聞きしたいくらいです。
これだけではありません、更に車内を見るとファブリックシートですがシートの擦れやへたりすらありません、当然樹脂部分やカーペットにもほとんど汚れや傷はありませんでした。
プロとして頭が下がります。
残念ながらご事情があれ今回手放され新たなご主人様の元へ行く為の化粧直しの施工です。
施工中に一度前オーナー様がお見えになり、施工半ばではありますが所有されていたときより更に程度に磨きが掛かった元愛車を名残惜しそうに眺めておいででした。
磨き前のヘッドライトのズーム写真です。
ライトレンズを保護する為のハードクリアーが半分剥離してきています。
こうなるとかなりライトも暗く感じられ、車自体もやつれたイメージになってしまいます。
今回は剥離しかかっているクリアーがかなり厚く、傷もそこそこありましたので600番のペーパーから掛け始め3000番まで4工程のペーパーがけを行いました。
きれいにピカッと仕上げるにはここで手を抜かないことが大事です。
ライトレンズ専用コンパウンド1回目の磨き終了です。
だいぶライトの中が見えるようになりました。
後2回コンパウンドとバフを換え磨き上げます。
磨きが終了しライトレンズ用クリアーコーティングを施工しました。
如何ですかこの輝き!
新品よりもきれいかもしれません。
最近ライトレンズの磨きコーティングが巷に氾濫してきましたが注意が必要です。
意外と簡単のように見える作業ですがレンズは柔らかい素材ですので雑な磨きで仕上げると、一見きれいに見えますが実は細かな磨き傷が残っている為に光が屈折し拡散してしまい明るくならないこともあります。
クリアーコーティングも然りで、ここにおいては施工されている業者の方も知らずに粗悪品を使用しているケースも多いです。
ライトに使用するクリアーはボデイに使用するものとは根本的に使用目的が違いますし、素材や熱環境も全く異なります、ここの部分を十分理解し商品を選ばれていない場合、それなりの金額を支払ったのにすぐに剥離してしまったり、最悪レンズ自体を劣化させてしまう可能性もあります。
車磨き研究所では厳選した4種類のコーティング剤をレンズの質やカット又は使用電球等を考慮して最適のコーティング剤をお選びして施工いたします。
本来それぞれ価格は違うものですが使用材料や施工車種を問わずコーティング施工に関しては一律料金で施工いたします。
ライトカバーの磨きに関しましては現車見積もりとなります。
ホイルのガラスコーティングも施工いたしました。
写真の撮り方もありますが右の写真のほうが明らかに艶が出ています。
ホイルコーティングの目的は意匠性よりも実用性が大事です。
ブレーキダストの付着の低減やクリーニング性の向上・鉄粉食い込みの防御などの機能が必要になります。
これらを満たすことは以外と難しいことです、ホイルは加熱しかなりの温度になることもありますし走行中には以外とたわみも発生しますので、耐熱性とフレキシビリティー更に鉄粉を跳ね返す硬さが必要になります。
車磨き研究所で使用するホイルコーティング剤は、耐熱温度1300度・膜硬度9Hの性能を有しております。
磨きは04コース1000番ペーパーからの施工でした。
水銀灯の輪郭もはっきりし超鏡面状態となっています、上段右の写真ではセンターの蛍光灯の周りが少しぼけたように見えますが、これは有色塗装部分が紫外線等による劣化で色が褪せてしまっている部分です。
残念ながら磨きはその上のクリアーを磨いているのでこのような場合はこれ以上の回復は不可能です、ただしワンコートでクリアーが無い場合にはここから更に磨きこむことによりボケを取ることも可能です。
Alfa Romeo アルファロメオ 156 2.0 コーティング終了
年式や走行距離からすれば本当に程度のいいお車でしたが、04コースの磨きを行いコーティングを施工しますと見違えるほど鮮やかな赤色が復元してきました。
ソリッドの塗装はメタリックやマイカに比べ紫外線劣化の影響を受けやすく、塗料粒子も粗いため雨や洗車などでイオンの影響も受けやすくとてもデリケートな塗装です。
当然単色の塗装なので傷も目立ちやすく、メタリックではそれほど目立たないレベルのスクラッチでも、ソリッドでは艶びけして見えるほど目立ってしまいます。
このような理由からソリッドこそガラスコーティングを施工してあげるべきだと考えます、このお車もガラスのコーティングを施工してあれば、おそらく色抜けしたボケは出来なかったと思います。
施工コース:エクセレントフィニッシュガラスコーティング+04磨きコース(超鏡面磨き)+ガラスホイルコーティング
施工料金:171.150円税込み(輸入車割り増し適応)
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