2010年03月19日公開|アルファロメオ
アルファロメオの栄光のグランプリカーの159の名前を冠したアルファロメオの社運をかけた野心作です。
残念ながら結果は芳しくなく、発売当初の勢いは見る見る失速し当初のもくろみどうりには行きませんでした。
GM との提携によりエンジンブロックはGM 製となり、新たな市場性を求めてプレミアム性を付加して作られましたが、それが逆に受け入れられなかったようです。
理由については諸説ありますが、車全体の完成度の低さ特に壊れやすいセレスピードなどが主な理由らしいです。
内外装のデザインなどを見ればなかなかのものだと思うのですが?
元々レースで大活躍をいてきたメーカーらしく非常にスポーティーなデザインです。
個人的には好みですがプレミアムカーと言う位置付けから見ると、ちょっと素材感に不足は感じます。
写真右の下のところにちょっとだけシフトノブが頭を出しています。
このお車 実は6M/Tなのです、このクラスでは珍しい設定です、イタ車アルファロメオらしいラインナップです。
日本国内では発売開始から約1年間だけ販売されたレアなお車だそうです。
内装はなかなかのものだと思います。
特にこのお車の場合このタンの内装色がとてもおしゃれでいいです、イタ車の高級車らしさがうまく表現されています。
磨き前膜厚は146μでした。
前のオーナー様が新車購入時にガラスコーティングを施工されているとのことでした。
そのおかげかボデイの状態は大変よい状態でした、くすみもほとんど無く傷も4年経過車にしては少なく大切にお乗りになっていたことが窺われます。
磨き終了後の膜厚は143ミクロンでした。
傷取りと艶出しの磨きで3ミクロンの研磨膜厚です。
はじめの状態がよかったのでこの程度の研磨でも街を走っている新車よりもきれいになりました。
Alfa Romeo アルファロメオ 159 2.2 JTS コ-ティング終了
このお車のように新車購入時に磨きとガラスコーティング等を施工しておけばきれいな状態で長くお乗りになることが出来ます、アルファロメオの塗装はお世辞にもいい塗装とはいえませんが、このお車の場合塗装の状態はコーティングに保護され新車時に近い状態を保っていました。
確かに車を購入されてただでさえ出費があるところに更にコーティング代を支払うのはなかなか大変とは思います、私もこの仕事を始める前には購入する車すべてをコーティングしていたわけではありませんが、洗車傷が目立つようになったり色あせてから後悔した事も何回かあります。
そうなるとだんだん車への愛着も薄れ加速度的に大事に扱わなくなりほかの車に目が行くようになってしまったものです。
これではせっかく苦労して手に入れた甲斐もありませんし、車がかわいそうです。
一概には言えないかもしれませんが、たとえば女性 奥さんや恋人など釣った魚に餌をやらないではありませんが、化粧もおしゃれもさせずにただほったらかしにしていれば自然と関係は希薄になりお互い興味も薄くなっていってしまうのではないでしょうか?
車自体には感情はないでしょうが似たようなものではないでしょうか!
今回は車磨き研究所では今まで取り扱いのなかったフッ素コーティングを試験施工していただきました。
この商品はポリッシャーの熱を利用して焼き付けていくタイプのものですが、仕上がってみて車磨き研究所スタッフ一同も目が点になりました。
ガラスコーティングとは輝きが全く違い、どちらかというとカルバナロウ(ザイモール)のようなやさしい妖しい光りかたをします。
今後耐久性等を検証してから新たな商品として取り扱おうと考えております。
施工コース:フッ素コーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:51.240円税込み(輸入車割り増し適応)
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