2010年03月19日公開|トヨタ
友人のお子さんが新車でご購入されディーラより登録前に直送されてまいりました。
恐ろしい時代になったもので20歳の息子さんが400万円近い車を買ってしまうのには驚きました。
私が二十歳の頃は、もう数十年前ではありますが100~150万円くらいの車を買うのが精一杯でした、もっとも改造費に車体代の何倍もかけたりとトータルではおんなじなのかもしれません。
しかしデカイ車です。
友人から電話があり「息子がヴェルファイアを買ったからコーティングをしてくれ!」と連絡があり、思わず「まさか色は202じゃないよね?」と聞いてしまいました。
答えは「黒だよ黒!」
友達とはいえお客様ですから嫌がってはいけませんが、新車の202はいい思い出がありませんので覚悟を決めて取り掛かる心の準備をしました。
運ばれてきた車を見て唖然としました。
車体全体スクラッチのてんこ盛りです。
今まで沢山の新車は見てきましたがここまで傷だらけの車は見たことがありません、街を走っている中古車のほうが断然きれいだと感じるほどでした。
正直メーカーのラインからディーラーに送られてその足で車磨き研究所に入庫してどこでどうしてこうなるの????????
とわゆえせっかく期待して施工を依頼していただいた友人や息子さんをがっかりさせるわけには行きません。
実はこんなこともあろうかと202のようなデリケートな塗装に対応する為のスペシャルコンパウンドとバフを用意しておいたので、バッチリ仕上がる自身はありました。
施工中にお客様が様子を見に来られ、ちょうど右側が磨き終わりテールゲートの半分を磨いているところでした。
メタルライトと水銀灯に照らされ磨き前の半分と磨き終わった半分がちょうどいいぐわいに見えるタイミングでしたので
「こんなに傷があってもここまできれいになるんだー!」
と感心していただきご満足頂いてお帰りになりました。
磨き前膜厚は122μでした。
磨き後膜厚は121ミクロンです。
研磨膜厚は1ミクロンでした、傷は半端無く多かったのですが浅いスクラッチ傷とシングルポリッシャーによる傷でしたのでこの程度の研磨でもビッカビッカにうまれかわりました。
新兵器のコンパウンドとバフの助けを借りスムーズに磨き上げることが出来ました。
ライトの光りがきれいに反射しています。
正直新車の202では今までで一番の出来だと感じます。
TOYOTA トヨタ ヴェルファイア コーティング終了
202の塗装は漆をイメージして作られた日本的な色ということですが、磨き上げ光り輝く姿は迫力さえ感じさせるような輝きです。
この色に見入られ202を選ばれる方は多いと思いますが、コーティングをせずにこの状態を保つことは至難の業です、たぶん無理だと思います。
202を選ばれるのであれば必ずきちんとした磨きをし傷に対しての保護性能のあるコーティングを施工するべきです。
失礼な言い方ですが艶が無くなりくすんだ202の高級車は、何よりも貧乏臭く見えてしまいます。
しつこいようですが202はDIY メンテでいい状態を保つことはまず無理ですのできれいにお乗りになりたい方は一度施工店さんでご相談することをお勧めします。
完成時の状態をオーナー様は御覧になっていないまま又ディーラーに引き取られていきました。
ご納車が月末との事でしたのでそのときの感想が楽しみです。
施工いただきましてありがとうございました。
施工コース:エクセレントライトフィニッシュガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:95.445円税込み(新車割引・持ち込み引き取り割引 適応)
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