2010年03月15日公開|三菱
お客様からご注文を頂いたときにはただコルトとだけお聞きしていたので、「コルトでもこんなに磨きコーティングにお金をかける方がいらっしゃるんだ?」
と思い引き取りに伺ってみると普通のコルトとは全くの別物でした。
マフラーも専用スポーツマフラーが付いています、排気音もなかなかのものです。
シートもレカロのセミバケットシートになっておりサポート部分はスエード調の素材となっており滑り止め機能と質感をあわせ持ったとてもいいシートです。
シフトノブもステッチ入りの革まきシフトノブでいい感じです。
マニュアル使用は更にエンジンパワーもパワーアップされているそうです、峠ではなかなか楽しめそうです。
メーターデザインもラリーアートらしいスポーティーなデザインで走りのよさを感じさせます。
空調吹き出し口も欧州車のそのまんま猿真似ではなく三菱なりのアレンジがあり三菱のこだわりを感じます。
残念なのはリング部分をカーボン調としている事です、せっかくここまでこだわったつくりにしているのですから本物を使うかアルミにするなど質感にもこだわってほしかったです。
エンジンもノーマルにただターボをつけたのではなく、かなりのチューニングが施されているようです。
個人的にはNAボアアップでメカニカルチューンをしカリカリの尖ったレスポンスになっていれば最高でした。
三菱のこだわりを感じるのはボデイ剛性です。
剛性アップのためにスポット溶接増しをするのではなく、シーム溶接と言う特別な帯状の補強溶接を手作業で行っていることです。
ここまでこだわりの車作りをしてあると欧州車派の私でもこの車はほしいと感じました。
このようなこだわりを持った車が増えてくれれば国産スポーツカーの評価ももっと上がるのではないでしょうか。
納車から約1ヶ月が経過したお車ですが、かなりの傷が入っていました。
スクラッチがほとんどでしたが1パネルに5~6本くらいは深い線傷もついてしまっていました。
長野県では2月から3月の上旬にかけて何回か雪が降ってしまったため雪のずり落ちの際についてしまったものと考えられます。
納車と同時にコーティングを施工していればこのような状態にはならずに済んだのは残念です。
磨きが終了いたしました。
あれだけ在ったスクラッチもきれいサッパリ取りきることができました。
ご注文いただいたのが02磨きコースだった為深い線傷は1パネルに1~2本ほどは残ってしまいましたが、傷のエッジを丸く滑らかには加工されているので太陽光ではまず確認は難しいレベルには仕上がっています。
傷も多く深い傷もあったため、02磨きコースですが研磨膜厚は2.2ミクロンでした。
完全に傷を取りきるには後2μ程度の研磨が必要だと思われます。
MITUBUISI 三菱 コルト ラリーアート Version-R コーティング終了
なかなか凝った塗装で、一見ソリッドのように見えるのですが実はマイカ塗装です。
太陽光や蛍光灯の光ではほとんどマイカは反応しませんが、水銀灯やハロゲンの光ですとマイカがキラキラと輝きとてもきれいな塗装です。
国産車のこのクラスとしてはクリアーも硬くコストをかけるところとコストダウンをするところのメリハリがうまくできている数少ない車だと思います。
このたびはW コートでご注文を頂ベースコートにマーベラスフィニッシュスーパーをお選びいただきましたので、施工前のように雪程度のことでは簡単に傷が入ることもありませんのであまり神経質にならずともきれいな状態で永くお乗りいただけると思います。
トップコートは光触媒コーティングですので汚れをセルフクリーニングする効果もありますので洗車の回数も少なくて済みますから、手間も掛からずランニングコストも削減することが出来ます。
このたびは施工させていただきましてありがとうございました。
とても楽しそうなお車なので存分にカーライフをお楽しみください。
施工コース:マーベラスフィニッシュスーパーガラスコーティング+光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:104.055円税込み(新車割引適応)
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