チェロキーも大分形が変わりました。

エンジンも直列６気筒からＶ型６気筒に変更され排気量も500ｃｃ小さくなりました、そのためかボンネットも若干短くなった印象を受けます。

 

車磨き研究所では初めてのクライスラーのお車になりますので興味津々です。

どのような塗装なのかは全く未知数です。

メーターパネルのデザインはなかなか悪くありません。

個人的にはアメ車は昔から大好きでＣＪ－5のＶ8に乗っていたこともありますが、一般的にアメ車の内装デザインはダサいというイメージがありますが、このチェロキーのメーターデザインはありだと思います。

これがなんだか判りますか？

Ａピラーについているスピーカーです、取り付けしてある場所もユニークですがスピーカーの形もユニークです。

オフロード４駆にしては斬新なデザインです。

ちなみにパイオニア カロッエリア製です。

最近よく見かけるミラー内蔵型レーダーです。

思ったより見やすい駆視界を妨げないので優れものです。

サイドマーカーはクリアーが完全に劣化し黄色くなってしまっています。

ヘッドライトも上側１/3がクリアーが剥離してしまっています。

古いクリアーをペーパーをかけて完全に剥離してから何回にも分けて徐々にライトカバーを鏡面にしていきます。

 

先日県外のスタンドに寄ったとき、

「ポスターでヘッドライト磨きコーティング１．５００円黄ばんだライトも磨いてキレイニしコーティングいたします！」

という張り紙がありましたがこれが現実だとしたらすごいことです。

 

１．５００円ということはどんなに安い材料を使用したとしても１時間以内にすべての作業が終了しなくては赤字になってしまいますが、黄ばんだクリアーはペーパーをかけない限り落とすことは出来ませんので其処からどのような方法で１時間以内に磨き上げられるのかが興味津々です。

とても１時間で作業終了はできませんでした、コーティングまで入れると２時間半程度の作業となりました。

 

ヘッドライトは完全にきれいになりましたが、サイドマーカーはプラスチック自体が劣化し黄ばんでしまっていた為にこれが限界でした。

オーナー様は競技スキーを趣味とされているとのことで、シーズン中はスキー場に通い詰めだそうですがその割には６年経過車にしてはかなり程度はいい状態です。

 

傷は当然くまなくありましたが、頻繁に雪道を走っているにもかかわらずエンカルによる塗装のダメージはほとんど受けておらずソリッドカラーの色あせもほとんどありませんでした。

塗料はおそらくＰＰＧのものと思われますが、さすが４駆の本場の車だけのことはあってしっかりした頑丈な塗装がされている印象を受けました。

ただし欧州車のようなきめ細かさは当然ありませんでした。

 

磨き前膜厚は２２７μでした。

膜厚と肌感からするとおそらく油性塗料だと思います。

ウールバフの研磨で２μの研磨厚でした。

研磨終了後膜厚は２２４μでしたので、最終研磨厚は３ミクロンです。

 

ただしかなり深い傷があるところは部分的に７μの研磨をして少しでも傷が目立たない処理をしました。

 

細かいくまなく入っていた傷はほとんど処理することが出来ました。

元々艶びけしている塗装ではありませんでしたが、磨き終わるとかなりの光沢がでてきました。

艶の感じからしてもやはり油性塗料だと思われます。

ＣＨＲＹＳＬＥＲ クライスラー ジープ・チェロキー 3.7Ｌ コーティング終了

 

色が変わったのが端的に判ります、赤の色か軽やかな色に変わっています。

柔らかなとろんとした艶がソリッドレッドのカラーにバッチリマッチングしています。

 

実はお客様のコーティング剤のオーダーは親水性のマーベラスフィニッシュだったのですが、１枚目のパネルをコーティング中に塗装に吸い込みを起こしているような症状を確認したのですぐに施行を中止し、塗りこんでしまったコーティング剤を中和し硬化しないように処理をして拭き取ってしまいました。

 

ソリッドカラーの塗装は塗料粒子が比較的粗めのものが多く、特に低年式車の場合にはコーティング剤が吸い込みを起こしムラになってしまうこともあります、其処までならない場合でも仕上がり感がいまいちにはなってしまいます。

吸い込みムラを起こしてしまうと補修は不可能で、全塗装を行わなければいけなくなってしまいます。

 

幸いにもコーティング剤の塗りこみ始めの段階で築くことができ大事に至らずほっとしました。

 

問題はきちんと仕上げるにはどのコーティング剤を使用するかを決めなくてはいけないことです。

過去の施行事例をくまなく見直した結果、エクセレントフィニッシュがソリッドカラーとの相性がいいことを発見しエクセレントフィニッシュで施行を行いました。

結果は御覧の通りで、塗装との愛称はドンピシャの決まりでした。

 

今回の教訓は毎日行っているコーティングでも１台１台みな条件は違うので、１台１台に最適なコーティング剤を施行前の段階できちんとお客様にご案内をしていかなくてはならないと再認識をいたしました。

 

施工コース：エクセレントフィニッシュガラスコーティング＋０２プラス磨きコース（傷取り磨き）＋ライトカバー磨きコーティング

 

施行料金：１０６．５９７円税込み（輸入車割り増し・持ち込み引き取り割引 適応）エクセレントフィニッシュ差額分お値引き

メーカー別 メーカー選択... BMW（52） MG（1） アウディ（38） アルファロメオ（17） シトロエン（9） シボレー（1） ジャガー（2） ジープ（1） スズキ（20） スバル（31） スマート（1） ダイハツ（21） ダイムラー（1） トヨタ（155） ドゥカティ（1） フィアット（8） フェラーリ（9） フォルクスワーゲン（51） フォード（1） プジョー（12） ホンダ（67） ボルボ（12） ポルシェ（26） マセラティ（14） マツダ（51） ミニ（5） メルセデスベンツ（163） ランチア（3） ランドローバー（6） ルノー（13） レクサス（23） ロータス（23） ロールスロイス（1） 三菱（8） 日産（41）

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