2010年04月22日公開|フォルクスワーゲン
ポルシェ カイエンと兄弟車ですが、中身は全く別物です。
ブランドの違いからくるイメージ以上に運転してみると個性は大きく異なります。
どちらが優れているかはキャラクターが全く違うので使用される方の求める方向性で評価は変わってくるので、優劣をつけることは難しいと思います。
車格の割には運転席に乗り込んでも車体の大きさはあまり意識せずに運転できそうで、見切りなども悪くなく車両感覚がとてもつかみやすい車だと感じました。
最近の車はパドルシフトの付いたお車が非常に多くなってきましたが、実際必要なのかは疑問な部分です。
初めのうちは面白半分で使ってみたりするようですが、厭きてきて全く使わなくなる方も多いそうです。
V8 4.2L エンジンですのでこれだけ大きな重い車でもかなりスポーティーに走らせることが出来そうです。
磨き前膜厚は104μです。
SUVにしては薄い膜厚です。
4年目になるお車ですが大事にお乗りにらられていたようでほとんど傷らしい傷はありませんでした。
ただ多少のイオンデポジットが出来ておりましたので、イオンデポジットだけはきれいに取り去るような磨きを行うことといたしましたが、初期膜厚が比較的薄いため研磨厚を少なめにするように心がけながら作業を進めていきました。
磨き後膜厚は102μでした。
研磨膜厚は2μです。
比較的イオンデポジットの塗装への食い込みが浅かったのでこの程度の研磨厚でも処理することが出来ました。
イオンデポジットは使用状況よりも管理状況により大きく左右される為に、ご自信できをつけることによりイオンデポジットを防ぐことが難しいと思います。
予防措置としては屋根付き保管が一番ではありますが、どなたでも出来ることではありません。
後はポリマーやWAXなど撥水系のものを使用しないようにして、親水性のコーティングで光触媒やガラスなどを施行し水玉がボデイに残りづらくすることです。
Volkswagen フォルクスワーゲン トゥアレグ V8 4.2 コーティング終了
フォルクスワーゲンの塗装は肌感がいまいちという印象がありましたが、さすがにこのクラスともなるとベンツやBMWに劣らない塗装の質感があります。
コーティング剤も塗装の質や色によって合う遭わないがありますが、単純な考え方としては塗装の質がよく肌感がいい場合は安いコーティング剤を使用してもかなりの仕上がりが期待できます。
反対に塗装の質があまりよくなく肌感が悪い場合は、塗装自体の透明感や深み・艶が余りよくないためコーティング剤の力を借りる必要があります。
つまりコーティング剤の透明感で深みと艶を補う必要があるためにある程度高い高性能のコーティング剤を使用しないと思ったよりもお金をかけたなりの見栄えが生まれてきません。
このお車のお客様は今回車磨き研究所ではスタンダードクラスのマーベラスフィニッシュをお選びいただきましたが、スタンダードクラスとは思えない深みと艶を放つ仕上がりとなりました。
しかし一番大事なのはコーティングの下の塗装の磨きのレベルです。
どんなにきれいに見える磨きも顕微鏡レベルで見た場合はこまかい傷で埋め尽くされています、この傷をどこまで細かい傷に置き換えることが出来るかが磨きの勝負です。
当然より細かい傷に置き換えれば置き換えるほど艶は増し透明感が上がりますので深みが出てきます、磨きをなおざりにしてはせっかくのコーティング剤の持つ性能を出し切ることも出来ません。
高級感のあるコーティングの仕上がりにはコーティング剤の性能の前に高度な磨きによる質の高い磨きのレベルが不可欠です。
施工コース:マーベラスフィニッシュガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:92.400円税込み(輸入車割り増し適応)
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