2010年05月27日公開|アルファロメオ
かわいいお車が入庫いたしました。
なんともキュートなスタイリングです。
ご納車からまだ数日のピカピカの新車です。
しかも珍しいアルファロメオのディーゼルエンジン車です、正規物では日本に導入されていませんが、並行輸入で一部取り扱われているそうです。
アルファロメオにディーゼルがあることは今の今まで知りませんでした。
ヨーロッパではどこのメーカーでもディーゼルエンジンは当たり前になっていることを痛感しました。
先日読んだ本でもこのヨーロッパでのディーゼルについての記事があり、ベンツのBlueTECについて書かれていましたが、Eクラスの中でヨーロッパではすでに7割を越える数となっているそうですが、日本ではまだ3割程度だそうです。
国やユーザーを含めなぜか日本人はディーゼルを嫌いますが、個人的にはハイブリッドや電気自動車よりも断然いいと思います。
車はやはりエンジンで動くべきと思います。
これがアルファロメオの1.6L+コモンレール+ターボ エンジンです。
カバーがかかっているのでよくわかりませんが、オーナー様のお話によるとなかなかきびきびした走りでディーゼルによるデメリットは音以外はほとんど感じないそうです。
フロントマスクの感じが、アルファロメオのスーパーカー8Cに似ていると思いませんか?
なかなかかっこいいです!
写真では判りづらいとは思いますが、相当個性的な内装です。
色もそうですが素材もかなり変わっています、今までのイタ車やアルファロメオのスタイルとは大分違うように感じますが、非常にいいです。
見ていてワクワクしてくる内装です、めちゃくちゃ好みです。
無駄な装備や派手な素材を使用しているわけではありませんが、ものすごくまとまったシンプルな内装です。
シルバーのプラスチックの素材もかなり使われていますが、国産車のように安っぽく無く逆におしゃれに感じるような作りこみはさすがです。
メーターもシンプルで全体のデザインとのマッチングは最高です。
ルーフライトのカバーパネルまでおしゃれです。
決して高いパーツを使用しているわけではないでしょうが、素材の使い方がとてもセンスがいいです。
国産車のように安いパーツを高そうに見せようとするのではなく、全体のデザインで引き立てあうようなセンスは輸入車ならではです。
このシフトノブも泣かせます、新しさの中に昔からのデザインを取り込むセンスはさすがアルファロメオです。
最近見させていただいた新型車の中では、私はダントツ1番にお気に入りになりました、娘が免許を取ったらぜひ乗ってもらいたい車です。
白い丸の部分は「アルファD.N.Aシステム」という装置です。
路面コンディションや走りにおおじて最適の走行状態を選択することが出来ます。
この車載装備品も驚きました。
消火器と蛍光ベストが入っています。
安全に関してのヨーロッパとの認識の違いを感じます。
新車なのですが傷はかなりありました、並行車なのでインポーターのPDIが無いのでしょうがない部分かもしれません。
このボデイ色は正規輸入車にはない色でジュリエッタレッドというそうです。
アルファロメオ定番の赤より朱色がかった色ですが、このMITOのデザインとよくマッチしています。
オーナー様のこだわりとセンスをうかがい知ることが出来る選択です。
磨き前膜厚は117μ、磨き後膜厚は115ミクロンでした。
研磨膜厚は2μでした。
膜厚的には水性塗料の膜厚ですが、磨いた感触は非常に柔らかく油性塗料のように感じました。
そのため傷を完全に取ろうとすると簡単にかなり多く研磨してしまう可能性と、逆に傷を入れてしまう可能性がありますので慎重な磨きに徹しました。
あらかたの傷は処理できましたが、かなり深い傷もありそれを処理するには塗装の柔らかさと膜厚に不安があるため、ある程度のところで研磨厚をとめることにしました。
ここはいろいろの考え方はあると思いますが、今回は完全に傷を取りきることよりも少しでも新車の膜厚を残してあげることを優先しました。
理由はアルファロメオの今までの塗装、特にソリッドの塗装は非常に紫外線劣化しやすい塗装ですので、クリアーの塗装を少しでも多く残すことが関係するかはわかりませんが少なくなるよりはいいのではないかという判断です、オーナー様も紫外線劣化を大分お気にされていらしたのでそのような判断をいたしました。
磨きの研磨厚は少なくし、肌感を変える磨きに重点を置いて施工いたしました。
水銀灯の輪郭の違いがはっきりと出ています。
ソリッドカラーは特に肌感の違いで艶が変わってきます、メタリックなどのごまかしをしてくれるものが無い為に塗装の肌の状態がダイレクトに出てきますので肌を整えることは重要です。
Alfa Romeo アルファロメオ MITO 1.6 JTD コーティング終了
今回の磨きはかなり悩み苦労してしまいました。
傷を取ることに専念するか、長くお乗りになっていただくために少しでも膜厚を確保するか、悩んだ末に後者を選択いたしました。
驚いたのは塗装の柔らかさです、ソリッドカラーですのである程度は予想しておりましたが膜厚的には水性塗料の膜厚でしたのでそうはいっても油性のような柔らかさではないだろうと思っていましたが、結果は202並の柔らかい塗装でした。
これだけ柔らかい塗装ですからいくら新車といえどもそれなりに傷が入っていたのはしょうがないかもしれません。
ただし今回ご注文頂いたコーティング剤は新商品のマーベラスフィニッシュプレミアム ガラスコーティングですので、膜硬度7Hもある硬いコーティングですので施工後はあまり傷のことは神経質にならずにお乗りいただけると思います。
またこのマーベラスフィニッシュプレミアム ガラスコーティングの特徴といたしまして、非常に柔らかな丸みのある艶が生まれます。
このお車のようにボデイデザインが丸みのあるお車でソリッドカラーとなると意匠的にもぴったりのご選択だったと思います。
ガラスコーティング剤のほとんどがカチンとした硬い艶感のものですが、車種や色や好みにおおじてこのような柔らかい艶のものを選ばれることも1つの自己主張ではないでしょうか。
施工コース:マーベラスフィニッシュプレミアム ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:84.330円税込み(新車割引磨き10%・輸入車割り増し磨き10%・お持込お引取り割引10% 適応)
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