2010年05月27日公開|メルセデスベンツ
新古車のご購入だそうです。
新古車といいましても、走行は一切されておらず長期在庫により新古車扱いのとてもお得なお買い物だったそうです。
多少景気は戻り気味といえどもなかなかSクラスともなると売れ行きは厳しいのでしょう。
AMGホイルです、ノーマルとはやはりオーラの違いがあります。
Sクラスの車重を止めるためにはソリッドローターでは役不足なのでしょう、セダンといえどもドリルドローターが装備されています。
ブレーキ性能といえばポルシェが有名ですが、ベンツのブレーキ性能も他社と比較すれば圧倒的制動力を誇ります。
私も永くベンツを愛用していますが、今まで1回もブレーキがフェードした経験はありません。
不思議なのはAMGスポーツパッケージに含まれるはずのAMGスタイリングパッケージがついていました。
オーナー様にはお聞きしなかったのですが、長期在庫ということでことによるとサービスでつけていただいたのでしょうか?
このセンターコンソールボックスはとても優れものです。
なんと3方向に自由に開く仕組みとなっています。
アバンギャルドを見慣れてしまうとブラックウッドでないと何か調子抜けした感じがしますが、Sクラスは逆にウォールナッドのほうが高級感がある感じです。
内装とのバランスでメーターデザインも決まっています。
さすがに長期在庫ですのでメッキの腐食は進んでいます。
通常ここまで腐食してしまうと完全にしみを取り除くことはかなり厳しいか、取りのいぞけても艶が完全に戻しきることが出来ないかという状態になってしまいますが、車磨き研究所では、独自のコンパウンドと作業方法により新車と変わらない意匠性に戻すことが可能です。
メッキモール研磨は終了しここから艶出し作業に移ります。
メッキモールの腐食によるしみは完全に取り除かれています。
メッキモールの仕上げ磨きも終了し新車の輝きを取り戻しました。
この仕上がり感は市販のコンパウンドでは出すことはまず不可能です。
この後磨き上げたメッキモールにガラスコーティングを施工して作業終了です。
ただしメッキに完全に定着できるコーティング剤はありませんので、半年ごと位にメインテナンスの必要はあります。
磨き前膜厚は111μ、磨き後膜厚は110μでした。
メッキの状態はかなりひどいものでしたが、ボデイの傷はほとんど無く足った1μの研磨で仕上がってしまいました。
ベンツはクラスにより塗料の材質が異なります、とうぜんSクラスが1番高い塗料と施工方法を採用している為に非常に硬い塗装となっています。
そのため長期在庫といえども簡単には傷は入らなかったということだと思います。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ S350 コーティング終了
磨きコーティングをしても1番変り映えのしない色とよく言われるシルバーですが、磨きさえきちんと磨き上げてあげることで、この通り施工前と比べ艶は断然違ってきます。
車磨き研究所では磨き工程の最初から最後まで、基本的にはシングルポリッシャーのみで仕上げていきます。
この仕上がり感はシングルポリッシャーのみを使用した磨きでしか出すことは出来ません。
これは物理的理由で、ギアやダブルアクションポリッシャーを使用した磨きは最後に傷を見えないようにランダムに散らすことにより仕上げる為に、その見えない傷が曇りとなり艶を抑えてしまいます。
ガラスコーティングはコーティング自体に艶を出す能力はありません、其処はポリマーやWAXとは大きく違う性能特性です。
ガラスコーティングの仕上がりは基本的には磨きの仕上がりで決まってきます。
ガラスコーティングの艶を強くアピールする施工店は注意が必要かもしれません?
今この業界は全国的にギアやダブルアクションポリッシャーを使用した磨きが多くなってきていますが、これは仕上げの時間短縮とポリッシャーマンの質の低下からくる傾向です。
シングルポリッシャーは1定の回転運動のみで研磨をしていく為に、仕上げ工程においてオーロラマークという傷を残しやすくクレームの原因になることが多いです。
このようにならないためにはかなりに習熟と技術が必要とされます。
利益性を重要視する為に速成教育でポリッシャーマンを育てる為このようにギアやダブルアクションポリッシャーを使用した磨きに頼ることとなってしまいます。
試しにディーラーで磨きを内製化したいるところや、チェーン展開されている磨きやさんで黒のボデイ色の車をシングルポリッシャーのみで仕上げられるかお聞きしてみてください。
面白い答えが返ってくると思います。
施工コース:マーベラスフィニッシュスーパー ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+メタルクリーン
施工料金:172.725円税込み(輸入車割り増し磨き10%・新車割引磨き10% 適応)
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