2010年05月14日公開|トヨタ
最終型のセルシオです。
オーナー様はだいのセルシオファンでいらして、このお車の前もやはりセルシオにお乗りでした。
そのお車も車磨き研究所で【光触媒コーティング+04磨きコース】で施工していただきましたが、去年売却された際に、
「きれいに磨いてコーティングをしてもらっていたからオークションで予想価格よりも50万も高く売れたよ、ありがとう」
「磨き代の2倍近く儲かっちゃったよ!」
とお声をかけていただきお客様にお喜びいただき何よりでした。
今回はご自信でオークションで落札されてきたお車ということで、お値段を聞いてビックリです300万円もまだするのだそうです。
店頭購入ですと500万近い車もあるとお聞きしてまたまたビックリです。
新車価格が780万円の車が7年経って280万しか値落ちしていないのは驚異的です。
輸入車ではほとんど考えられません、ましてや普通のセダンですから。
確かにレグサスになり消えたトヨタの最高級車(センチュリーは別として)ですし、雰囲気はレグサスとは違う独特のオーラがありますから人気が衰えないのも判ります。
レグサスの値落ちの速さとは対照的です。
セルシオの装備でいい装備の1つがこのシートベンチレーターです。
夏の暑いときの革シートの不快感を完全に解消してくれます。
今でこそ輸入高級外車にも装備されていますが、たぶんセルシオが一番早かったような気がします。
こんな気配りもセルシオならではではないでしょうか?
ルームミラーの上に作り付けでETCが装備されています、国産車は要らない装備てんこ盛りでぱっとみの高級感を出すやり方が多いですが、このようにあると便利のセンスのいい装備は大歓迎です。
全体的には落ち着いたいやみのないデザインでとてもいいのですが、私の個人的好みからするとウッドの色や木目のデザインはもうちょっと渋めのものにしたほうが更に重圧感もでてよかったのではないかと感じます。
過去に何回か磨きが行われている形跡はありましたが、さすがセルシオまだ140μ膜厚があります。
ボンネットの一番傷の多いところを探して写真を撮りましたが、それでもこの程度です。
とても7年落ちとは思えません、前のオーナーの方の大事にされていた姿が浮かぶようです。
塗装肌の状態も非常によく,磨き終わりとの違いがどれだけ出せるかが不安になります。
1000番のペーパー施工後です。
ぶつぶつのようになって見えているのが塗装肌の凹凸です、一般的に柚子肌といわれています。
この塗装肌が移りこみをしたときの輪郭のボケや,ラインのにじみになる原因です。
この柚子肌を残して鏡面にするか取り去って超鏡面にするかは好みの分かれるところです。
車種によってや色によっても合う遭わないがありますが、セルシオの特にパールホワイトは超鏡面が似合うと思います。
1000番ペーパーをかけたからといって恐ろしく削るわけではありません。
研磨厚は2μです。
その後3000番ペーパーをかけますが、1000番ペーパーからの合計研磨厚で4ミクロンです。
ウールバフでペーパー目を消しペーパーで処理できなかった傷も消していきます。
ウールバフでの研磨厚も2μです。
ウールバフでペーパー目の処理は終了しました。
磨き前の蛍光灯の移りこみや水銀灯の輪郭の見え方がかなり変わったのがお解りになると思います。
この状態ではまだウールバフがつける浅いバフ傷が残っていますのでこれを次のスポンジバフで処理をしていきます。
スポンジバフを種類を変えながら、当然コンパウンドの粒度も変えて2回磨いて終了です。
スポンジバフ2回研磨で合計2μの研磨厚です。
ペーパーからの研磨厚合計で9μの研磨となりました。
まだまだ膜厚が厚く残っていましたので、完全に傷が取りきれるところまで研磨をさせていただきました。
当然膜厚に不安がある場合などは、04コースでも5μ以下に研磨厚を抑えるなどのお車にあわせた研磨をいたします。
左の写真が磨き終了後の写真ですが、右の写真の磨き前と比較するとピントの合い方のずれを引いても明らかに写りこみのシャープさに大きな差があることがお解りになると思います。
スポンジバフでは1回目にウールバフでついた磨き傷を完全に消し、2回目のスポンジバフで目には見えないような微細な傷を処理し光の屈折が起きないように磨き上げます。
目には見えなくとも細かなエッジの立った傷が多く残っていると、その傷が光の屈折を起こすためにくすみやボケを起こしてしまいます。
ある意味磨きの工程で1番大事なのは仕上げ工程かもしれません。
以外とどのお車を見てもセンターピラーには傷が目立つことが多いです。
当然この部分もきっちり磨き上げます。
ただし車種により素材が貧弱であったり、塗装も薄いこともありますのでそのような場合にはある程度で処理するしかない場合もあります。
ホイールアーチの折り返し部分も手磨きで出来る限りに処理はいたします。
如何にせん手磨きですので出来る範囲での磨きとはなってしまいます。
TOYOTA トヨタ セルシオ C仕様Fパッケージ・インテリアセレクション コーティング終了
かなりバッチリ仕上がりました。
セルシオのパールホワイトは超鏡面仕上げにしてあげると本当にパールの質感が数段上がります。
2年ほど前に施工していただいた同じ年式の同じ色のお車のお客様でとりたたて車に強い関心がある方ではないのですが、どうせ乗るならきれいなほうがいいから1番高い磨きとコーティングをしてほしいといわれ、光触媒コーティング+04磨きコースで施工をいたしました。
完成した車を御覧になり、
「これが自分の車?」
「磨くだけで色まで違って見えるほど換わるんだねー!」
と驚かれていたこともありました。
白い車の場合水垢や紫外線で劣化しくすんできたクリアーの状態を毎日見ているうちに、オーナーの方ほど元々の色からの経年変化に気がつかれていない事が多いようです。
それが磨きにより水垢はもちろんですが、劣化してくすんできていたクリアーを削り落とし新しい塗装面を出してあげることで、新車のときの色が鮮やかに戻ってきます。
更に04コースで超鏡面を作り出すことにより、写りこみの鮮やかさも変わりパールの輝きも一段とましますので、確かにオーバーな表現かもしれませんが車が変わったかのような大きな違いがでてきます。
今回お選びいただいたコーティング剤は「ハイモースコート」でしたがこれがまたセルシオの塗装とのマッチングがすばらしく合いいい艶を醸し出していました。
2台目の施工ありがとうございました。
次はぜひ奥様のお車も施工させてください!
施工コース:ハイモースコート+04磨きコース(超鏡面磨き)+ホイルガラスコーティング(04コース標準)
施工料金:178.920円税込み(リピーター割引適応)
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