2010年05月21日公開|トヨタ
お客様は新車にするか中古車にするか半年以上悩みに悩んで中古車の購入を決められ、更に気に入った装備の車を探されるのに又悩みに悩まれてようやくご購入することが出来ました。
このスーパーGLの人気の高さには驚かされます。
そのせいなのかはわかりませんが、なんだかんだ言っても本来商用車ですがなぜこんなにも新車価格が高いのかが理解できません。
確かにこの型に限らず歴代ハイエースは商用バンとしてはずば抜けていい車なのはわかりますが、しかし新車乗り出し価格で400万円を超えるというのはいささか高すぎるのでわとは感じます。
中古車でも2~3年落ちでは300万円前後の価格帯にありあまり価格が落ちないところも理解に苦しみます。
1つ驚いたことがあります。
リヤシートのシートベルトがオプション扱いということです。
5人乗りの登録なのになぜリアシートのシートベルトはオプションなのでしょうか?
法律でリアシートのシートベルト着用が義務ずけられていながら、標準装備ではシートベルトがないというのはおかしいと思いませんか?
これではメーカーが法律違反をするドライバーを認めていることになってしまうのではないでしょうか?
リヤシート自体がオプションでシートベルトと共に任意で選べるというのなら判りますが、この設定は理解に苦しみます。
上の写真の赤丸ですが、せっかく車の形はかっこいいのですからこのミラーのデザインはメーカーももうちょっと考えていただきたいものです。
探しに探されて購入された車だけあって車の程度は非常にいい状態でした。
たださすがに傷はこのように多少はありましたが下手な乗用車に比べかなり大事に扱われていた車であることは確実です。
この大きさですから洗車はかなり大変だと思いますが、このお車は間違いなく洗車機等では洗車はされずに手洗いで管理されていたものと思われます。
オーナー様は会社員ではあられますが大変お忙しい方で休日もほとんどないので洗車の頻度は非常に少ない状態で使用されることとなってしまうため、そのような管理状態に合わせたコーティングを選ぶ必要がありました。
少ない休日を利用され夏はマリンスポーツ、冬はスノーボードと塩にさらされる環境におかれやすい使用状況などを考え見た目よりもコーティング剤の持つ防御性能を重視して、マーベラスフィニッシュスノーガードをお選びいただきました。
磨き前膜厚は131μ、磨き後膜厚は130μでした。
結局研磨膜厚は1ミクロンだけですんでしまいました。
ベンツの新車並みの研磨膜厚で2年使用過程車が磨き上げられました、ほかのトヨタの乗用車よりも塗装の状態がいいのは不思議です。
価格が高い分乗用車よりもいい塗料を使用しているのではと思うくらい塗装の状態もいい状態でした。
面積が広い分それなりの覚悟はして取り掛かりましたが、以外と苦労することも無くスムーズに磨き上げることが出来ました。
ただこのルーフの形状はいただけません。
バンやSUVなどには多い形状ですが磨きには非常に苦労させられます。
鉄板の厚みが薄くなっているのでプレスラインで強度を補強しているのはわかりますが、入り隅の部分に傷を入れてしまうとこれを磨きとることは至難の業です。
幸いにもこのお車はまったく傷がなく、前のオーナー様に感謝です。
TOYOTA トヨタ ハイエース スーパーGL コーティング終了
いくら元々程度がよく色がシルバーといえども磨き上げると別物のように輝きます。
施工中も何度かオーナー様はご来店され磨きやコーティングの進み具合を御覧になられるなかで、徐々に輝きを増していくお車を見られて完成を楽しみにされていました。
車磨き研究所では施工中のオーナー様のお車の見学は大歓迎ですのでお時間の都合がおつきになられるようでしたら、ぜひ見学にいらしてください。
又施工で迷われていたり興味のおありの方もご遠慮なくご来店ください。
施工中のお車への接触はオーナー様の大切なお車なのでお断りいたしておりますが、施工風景の見学は歓迎いたしますのでぜひご来店ください。
注)ケミカル・商社・車業界関係者の見学につきましてはアポなし来店はご対応しかねますので、必ずご連絡の上ご来店ください。
施工の話からずれてしまったので話を施工に戻します。
今回お選びいただいたコーティング剤は、マーベラスフィニッシュ・スノーガードという新商品です。
新商品といいましても全く1から新しく開発したものではなくベースとなるコーティング剤は数年前から施工実績のある商品です。
その安定した基本性能にほれ込みメーカー様を説得し、車磨き研究所での必要とする機能を付加していただいた商品です。
マーベラスフィニッシュ・スノーガードガラスコーティングはシランを基本材料とした親水性のコーティング剤です。
ガラスコーティング剤は撥水性のものは比較的性能を高めたり特色を出すのは簡単なのですが、こと親水性となると正直なところどんぐりの背比べ状態です。
大手ケミカルメーカーさえも親水性のコーティングからは撤退されたところが多くあります、このように親水性のコーティングは特色のある安定した性能を出すことは非常に難しいことです。
車磨き研究所の既存の親水性ガラスコーティング剤マーベラスフィニッシュスーパーとマーベラスフィニッシュは共にその中でも卓越した性能を持ったコーティング剤ではありましたが、お客様からのご要望とは食い違う部分もあったのも事実です。
マーベラスフィニッシュスーパーは車磨き研究所の親水性コーティング剤のトップエンド商品として多くのお客様に支持を頂いてはおりましたが、艶や膜強度は非常に優れたコーティング剤ですが雪国や海岸地帯での塩害に対する防御性能に若干の不足を感じる部分がありました。
マーベラスフィニッシュは車磨き研究所ではベストセラーコーティング剤ですが、コストパフォーマンスを重視してなおかつそれなりの艶を確保することに重点を置いたコーティング剤ですので、やはり膜硬度や残存性能に若干の不満がありました。
このような理由から新たな性能を付加したコーティング剤を開発しラインナップに加えることとなりました。
しかし無機ガラスコーティング剤では必要とされる機能をすべて同じレベルで兼ね備えることは非常に困難です、できなくは無いのですがそれは価格に反映されていくこととなってしまいます。
新商品のマーベラスフィニッシュプレミアムは全ての性能は非常に高いのですが価格もかなり高くなってしまいます。
マーベラスフィニッシュ・スノーガードは価格を抑える為に一部の性能を犠牲としてその分をほかの性能に上積みをさせたある意味特化させたコーティング剤です。
何が特化しているかといいますと意匠性はある程度犠牲にしてもコーティング剤としての耐久性に重点を置き親水機能は維持するように的を絞った商品です。
親水機能はベースコートに親水機能層を付加したコーティング剤も多いですが機能層の耐久性に問題がありますが、マーベラスフィニッシュ・スノーガードはベースコートのみで親水性能を維持している為に摩擦などで機能が低下することはありません。
膜硬度も5Hありますのでこの価格帯の中ではかなり硬いコーティング剤に属します。
特筆すべきは酸に対しての耐酸性性能です、これに関しては他社コーティング剤では並ぶものがない耐久性を誇ります、1年のうち半分近くをエンカルの脅威にさらされるような雪国でも十分な耐久性を維持することが可能です。
又コーティング膜がマイナスイオン帯電ですので、静電気の発生によるほこりの付着も減少させることが出来ます。
マーベラスシリーズの特徴として塗装部分以外の樹脂やメッキに対してのコーティングが可能な性能もきちんと受け継いでいます。
このような性能のコーティング剤ですので限られたご予算の中で耐久性を重視した選択にはうってつけのコーティング剤だと思いますので、ぜひお試しください。
施工コース:ハイモースコート ガラスコーティング+02プラス磨きコース(傷取り磨き)
施工料金:209.790円税込み(お持込お引取り割引10% 適応)
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