2010年06月07日公開|メルセデスベンツ
限りなく新車に近いなんと走行距離800kmのお車をご購入され、施工のご依頼を頂きました。
オーナー様はヤナセさんとは28年来のお付き合いということですので、否が応でもクオリティーに対しての目が肥えていらっしゃいますので、日頃如何にベンツに慣れているといっても気は抜くことは出来ません。
施工までのお客様とのメールのやり取りで、
「150パーセントの仕上がりになるようがんばります」
とお約束をさせていただいた以上は、車磨き研究所のプライドをかけて施工いたします。
数ヶ月前にマイスターブログで触れたことがありますが、高級車を購入するに当たって新車が良いのかそれとも中古車が良いのかと書いたことがありますが、こちらのお車はまさにこの話題の真っ只中です。
ご購入のお値段はお聞きいたしませんでしたが、ヤナセさんとは懇意にさせていただいていますので大体の価格は見当がつきます。
其処から推し量れば絶対中古車の卸したてはお得だと思います!
新車ではないのでボデイに多少の傷はあるでしょうがそれは磨きで新車以上にすることはできます、このお車にしても内装などは新車と何の代わりもありません。
様は気持ちの問題だけではないでしょうか?
本人が言わない限り他人には絶対わかりません、其処で浮いたお金でお車をモデファイするなりほかの趣味に使うなりまたは通帳の肥やしにするなり、使い道はさまざまです。
絶対そのほうがお得だと思うのですがいかがでしょうか?
赤い丸の部分がシフトノブですがこれもコラムシフトというのでしょうか?
現行S・Eクラスはこのシフトノブになっておりますが、初めはなれないためなぜベンツはこんなシフトノブにしたのかと疑問に思いましたが、使い慣れてみるとこれはセンターコンソールに在るよりもかなり使いやすいです。
セダンのベンツでこの内装色は非常に珍しいと思います。
ベンツといえば黒の革シートというのが定番ですが内装のイメージも大分変わってきましたから、そろそろ違うイメージでも良いような気がします。
写真で見るより現車を見ると、ボデイのオブシディアンブラックとのコンビネーションは抜群です。
新車時にヤナセさんのコーティングが施工済みになっていましたが、細かいスクラッチは入ってしまっています。
このコーティング剤は耐スリ傷用というよりも、艶重視のコーティングですのでこの程度はしょうがないかもしれませんが、普通これだけスクラッチが入るとかなり艶引けを起こすものですが、さすがに光沢は維持していました。
「さすがヤナセです」
磨き前膜厚は105μでした。
細目スポンジバフでの磨き後膜厚は103μでした。
そこそこ傷もありましたので2μの研磨厚でした。
ヘアーラインとオーロラ消しの磨きいわゆる仕上げ磨き後の膜厚は102μでしたので総研磨膜厚は3μとなりました。
さすがに走行距離が少ないとは故登録から10ヶ月が経過しておりますので洗車傷を磨かなければいけないため新車のように2μ以下では処理できませんでした。
このようなことを教訓とするならばお車ご購入後早いうちに硬いガラスコーティングを施工することで洗車の度に入っていく傷のフラストレーションから開放されますし初期投資は多少高いかもしれませんがそれに換えられない効果は大きいです。
すっかりきれいになりました。
換えられない効果がお解りになられましたか?
ここまできれいに新車並み<新車以上になれば磨いてコーティングする意味もお解りいだだけると思います。
蛍光灯の周りが曇っているのがお解りになると思います、これはガラスコーティング剤の塗りこみをしたところです。
この後クロスで拭き取りをし、少しインターバルをおき蒸留水で加水分解反応を促進しながらコーティングの表面を鏡面状態に仕上げていきます。
一般的な塗りこみ式のコーティング剤に比べると手間はかなりかかりますが、硬くてもひび割れず柔らかな艶を出すコーティング膜に仕上げる為には努力は惜しみません。
お客様のお喜びになられるお顔には換えられません。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ E300 アバンギャルド コーティング終了
いい艶に仕上がりました。
現行Eクラスはエッジラインがきついスタイルですので硬い艶のほうが意匠的には向いているかと思いましたが、以外と柔らかな艶でもスタイルが映えるのはコーティングに深みがあるために塗装の質感が高く感じられるからではないかと思います。
かなり抽象的な表現で何を言っているかが伝わらないかもしれませんが、このような表現しか思いつかないので気になられる方は、
「ぜひ工場見学にいらしてください!」
お客様がこのコーティングをお選びになられた最大の理由はずばり硬さです。
確かにこの価格帯でもこのコーティングよりも硬いコーティングはありますが、硬いがゆえに施工上のちょっとした油断から施工後しばらくしてひび割れが起こるなどのデメリットがあるものも多い様です。
しかしこのエクセレントフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティングはシリカ膜形成までの加水分解反応を何回かにわけゆっくりシリカ膜へ変異していく為に、硬くてもフレキシブルな膜を形成する為にボデイの熱や歪みなどでひび割れが起こるようなことはありません。
いよいよご納車に伺うことになり緊張でいっぱいです。
150パーセントのご満足がいただけるかの真剣勝負です。
お車を御覧頂、
「一皮剥けた様だね!」
と一言いただきほっといたしました。
更に私が施工させていただいた立場なのにお土産に有名なコーヒー店の詰め合わせまで頂き、感謝感激いたしました。
更にお茶菓子までつけていただき人を気遣うとはこのようなことなのだと、とても勉強になりました。
さらにこのブログを書いている途中で施工のご感想メールを頂き更に感謝の気持ちでいっぱいになり、施工を担当させていただいた店長と共に笑顔で読ませていただきました。
お客様のお立場でありながらこのようなお気遣いを頂きうれしい限りです。
お車を施工させていただきありがとうございました。
施工コース:エクセレントフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:105.740円税込み(輸入車割り増し磨き10% 適応)
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