なぜか毎月月末が近づくとベンツのお客様が増えてきます。
これから数台連続でご予約を頂いています。
ここのところほとんどが新車のお車ですが、このお車ですと乗り出しで約14000万円ほどだそうですがこのクラスをお求めになられる方が去年に比べ大幅に増えていることは間違いありません。
テレビなどで景気の回復を示すコメントが増えていますがあまり実感としては感じませんが、このような高級車の消費動向を見ていると本当に回復基調なのかもしれないと期待をしてしまいます。
車磨き研究所のご依頼状況を照らし合わせてみると、去年に比べ台数は大幅に増えていますし施工コースも高額なものが増え一般のサラリーマン層のお客様も動き出してきてはいます。
ただそうはいってもまだまだ職種は偏っており、ほとんどの方は製造業のホワイトカラーの方か自営業者の方で建設関連の業種の方はほとんど皆無です。
この状況を考えると実際にはまだまだ本当の景気回復には至っていない気もします、実際仲間の車屋さんに聞く所によると販売の車両の占める価格帯は100万円以下が圧倒的に多いそうです。
この状況があまり長く続くと、ただでさえ車離れが進行している中それが加速することになるのではないかと危惧しています。
それほど進行しているわけではありませんが新車にもかかわらず多少のメッキの染みが出来始めています。
この程度のときに処置をしておかないと進行してからではいろいろな弊害が出てきます。
当然この程度の染みでしたので、ライトポリッシュで完全に滲みを落とすことが出来ました。
進行してからの弊害とはつまり磨きの深さが深くなることです。
メッキの厚みはせいぜい1μ程度ですから染みがひどい状態まで放置してから磨くとなるとヘビイポリッシュでの処理となりますが、この施工は何回も繰り返すことは出来ません。
多くてもせいぜい2回が限界です。
磨きが出来ないとなると後は交換となりますがそうなると数十万円の出費を覚悟するかその状態を我慢するかの選択になってしまいます。
このお車のように症状の軽いうちに処置すればメッキ自体も傷まず費用も余りかからずに済みます。
車も人間の体と同じで大事になる前の予防が大事ではないでしょうか?
磨き前膜厚は116μ、磨き後膜厚は113μでしたので研磨膜厚は3μで磨き完成です。
Sクラスといえども膜厚は120ミクロンに届かないほど塗装が薄くなってきています。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ S350 コーティング終了
新車ですし色もシルバー更に磨きなれているベンツですので、全ての作業は順調にすすみメイクアップ完了です。
今回から新車の磨きの方法を変更してみましたが仕上がり感は非常によく作業時間も短縮することに成功しました。
せっかくご購入されたお車ですので少しでも早くお乗りになりたいのがオーナー様のお気持ちだと思いますので少しでもそのお気持ちにお答えすることができるようになりました。
今後は使用過程車にもこのシステムを導入し少しでもお預かり期間を短縮することが出来ればと考えておりますが、ひとつ大きな課題が残っています。
使用過程車の場合新車に比べ当然研磨厚がおおいのですがその場合の仕上がり感が従来の方法に比べまだ追いついていないので、これを更に研究し更なる仕上りを求めていきます。
施工コース:エクセレントフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+メタルクリーン(ライトポリッシュ)+ガラスホイルコーティング
施行料金:167.090円税込み(新車割引磨き10%・輸入車割り増し磨き10% 適応)
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