2010年07月11日公開|BMW
このお車の前のマークXから当分ボデイカラー黒のお車が続きます、現在車庫は黒の車が4台施工中または施行待ちの状態です。
黒のお車が車磨き研究所では施行台数の過半数以上を占め増すが、黒のお車を購入される方は車に対して神経質であったりかなりのこだわりをお持ちの方が多いのもその理由のひとつだと思います。
又傷が1番目立ちやすい色なので購入直後に予防としてコーティングを施行されたり、現時点ですでにお使いのお車でコーティング未施工の為傷が入り耐えられなくなり施行されることが多いようです。
黒のお車は磨き屋さんの多くは敬遠されることが多いようですが、個人的には私は嫌いではありません。
なぜかといいますと磨きを行う際に傷の確認が容易であることと、施工前と後での差がはっきりと確認できることが理由です。
ただしどのメーカー・車種でもというわけではありません、国産車の新車の場合はほとんどの車種で耐スリもしくはスクラッチシールドなどの塗装が採用され、塗膜の硬さも柔らかい為ほかの色に比べ非常に神経も遣いますし作業時間も大幅に多く必要としてしまいます。
しかし欧州車特にドイツ車の場合には塗膜の硬さが非常に硬いため黒であっても手間はかかりますが、施行自体はさほど困難ではありません。
国産車も耐スリやスクラッチシールドなどの柔らかい塗装はやめてドイツ車のような硬い塗装とすることで、単純に耐スリ機能を持たせるようにしていただければと思います。
そのほうがオーナー様自体も日々の管理は楽になるのにと思います!
シンプルで視認性のいいデザインです、欲を言えばもうちょっとコテコテ感がほしいきはします。
3シリーズといえどもかなり高級感のある内装です。
ウッドの使用量もそうですが、色や木目の雰囲気がBMWととてもいいマッチングだと思います、全体のまとまりがすごくきれいに収まっています。
外見のボデイの大きさの割にはリアスペースが狭いのはちょっとビックリです。
大人4人では長距離はかなり厳しいレベルではないでしょうか?
5年経過車の露天駐車のお車ですが、塗装の状態は非常によくイオンデポジットもほとんど出来ていませんでしたし、BMWに多く見られるメッキの染みもほとんどありませんでしたが、洗車傷はコーティング未施行車ということでこれはかなりのものです。
砂や埃を咬みこんだような深い傷も随所にあり02コースの磨きのご注文ですのでどこまで落とせるかが腕の見せ所です。
このお車から磨きのシステムの1部を変更し3種類のポリッシャーを使用して磨き上げることにより取りきれない傷をより見え辛くすることができるようになると思います。
コーティング未施工でしたので、オーナー様は手がけWAXを使用して管理されていたそうですがやはり随所にこのようなWAXの拭き取り残しがありました。
このお車は大丈夫でしたが、劣悪なWAXなどを使用し拭き残しを長期間放置しますと、WAXの有機物が成分変化を起こし塗装にダメージを与えることもありますので、WAXの拭き残しはよく確認するようにしてください。
磨き前膜厚は177μでした、水性塗料ですがこのクラスでもこれだけの膜厚を確保しているBMWはいい車作りをしていると思います。
長く車を使用するためにはいくら塗料が進化していても、それなりの膜厚は必要だと思います。
一回目のシングルポリッシャーの磨き後が写真右側になります。
洗車傷はほとんど処理できています、このあとシングルポリッシャーで落としきれなかった傷やオーロラをギヤアクションポリッシャーを使用して処理していきます。
このお車の場合は黒ということと傷が多かったので合計3回の磨きで仕上げていきます。
あれだけあった傷も砂などの深い咬み込み傷を残してきれいに処理されています、水銀灯に照らされても残ってしまった傷はほとんどわからなくなっています。
これは傷のエッジ部分を丸く処理することで光に反射の仕方が変わったために見え難くなっています。
最近では傷消し材などで傷を埋める方法をとる磨き屋さんも増えているらしいですが、確かにその場は完全に傷もなくなったように見えますが、実際には何らかの樹脂で埋めているので早ければ1ヶ月くらいで傷は又見えるようになってきてしまいます。
中にはクリアーを強い溶剤で溶かし傷を消すタイプのコーティングなどもあるようですが、ケミカルメーカーなどの話では経年劣化のかなで塗料自体が破壊されてしまうリスクがかなり高いため大手ケミカルメーカーでは今後もそのような商品は一切開発販売をするつもりは無いそうです。
物理的に考えても傷を消す方法は磨きにより傷を取り去る以外完全な傷の処理はありえないそうです。
あまり過大なまたは既存の技術とは大きくかけ離れたうたい文句の広告には注意されたほうが良いようです!
BMW 325 コーティング終了
傷によりかなり艶びけしていましたが、この通り艶々に再生いたしました。
このお車はまだ5年はお乗りになられるとのことでしたので、今度はあまり傷を気になされずカーライフをお楽しみいただけると思います。
露天駐車であるにもかかわらず、これだけ塗装とメッキの状態を維持されたのは正直すごいと思います、かなりきちんと管理されていなければこの状態を維持できなかったと思います。
今回お選びいただいたコーティング剤は、マーベラスフィニッシュ・スノーガードですがこのコーティング剤は膜硬度も硬く耐酸性能力も高く-電化ですのでほこりもつき難いものですから、今までより洗車の回数も確実に少なくて済みますし手間もかからなくなることは確実です。
確かにはじめにかかるコストは大きいですが、手間が減るということはランニングコストも減ることになりなおかつきれいな艶のある状態が長持ちするのですからコーティングをすることは決して高い買い物ではないと思います。
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+バンパー再塗装(脱着1本吹き)+ドアミラー再塗装(パテ整形有り)
施行料金:129.203円税込み(濃色車割り増し磨き10%・輸入車割り増し磨き10%・お持込お引取り割引10% 適応)
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