2010年07月19日公開|ホンダ
3代目シビック タイプRです、8月を持って生産終了とのことで、すでに受注は打ち切られたそうです。
かなり根強い人気があり、すでに中古車市場ではプレミアがつき始め新車価格を超えるような固体も出始めているそうです。
お客様から施行の以来を頂き、お車がシビックタイプRだとお聞きしましたが、正直アコードユーロRと同じようなものと思っていました。
しかし現車を拝見してビックリです!
形はセダンですが、中身はかなりのスパルタンな内容です、こんな過激な国産車があるのかとびっくりしました。
現行GTRやBMW M3などよりも次元の違う過激さだと思います。
タイヤなど専用設計のポテンザをはいており、トレッドパターンを見る限りまるでSタイヤです。
このような車が国産車からは徐々に排除され、装備の豪華さや安全性エコにばかり重きを置いた車にばかりなっていってしまうのは哀しいばかりです!
220psを発揮するVTECエンジンです。
エンジンパワーだけでなくシャーシー剛性もインテグラタイプRに対し50%もアップされているそうです。
停車状態での空ぶかしの際のレスポンスのよさは並のエンジンではないことはひしひしと伝わってきます。
ただFFでこれだけ過激ですと正直怖いことは間違いないでしょう。
ブレーキもブレンボの対向ピストンのキャリパーを採用されています。
国産車のスポーツタイプに多いのは、ここまでやりながらローターがスリットやドリルドではないのが残念です。
デフもガチガチのノンスリがついているそうですので、峠やサーキットではかなりに過激な走りが楽しめそうです。
メーターレイアウトも正面には大きなタコメーターが配置され、スピードメーターはその上にデジタルで表示されるように配置されています。
非常にレーシーな配置では有りますが、好みの分かれるところではないでしょうか?
スポーツステアリングとしてはとてもいいステアリングではありますが、デザインが常用車ぽく其処はいまいちです。
しかしシフトノブはアルミの削り出しを使用していて良い感じです!
スポーツタイプの国産車の定番であるレカロシートではなく、ホンダオリジナルのスポーツシートです。
アルカンタラ素材とメッシュを組み合わせた滑り難いいいスポーツシートに仕上がっています。
赤のダブルステッチもとてもおしゃれです。
傷はかなり入っています、初期のイオンデポジットのクレーターも出来始めてきています。
このくらいのうちに治療しておけば、大事には至らずにすみますがこの状態をもう半年くらい経過してしまうと、治療ではなく手術が必要になってしまう可能性が高くなります。
それでも進行が早い場合には、痕跡が残ってしまうこともありえます。
国産車の塗料は塗装が柔らかい為、一回イオンデポジットが出来はじめ食い込みをし始めると、あっという間にクレーターだらけになってしまいます。
特にホンダの塗料は膜厚もうすく硬度も2~2.5H程度しかありませんので進行は早く、しかもクレーターが出来てしまってそれを処理する為の磨きも膜厚が薄いために研磨できる限界も低いので注意が必要です。
研磨前膜厚は99μ、研磨後膜厚は97.6μでした。
症状が初期の段階でしたので、1.4μ程度の軽い研磨で治療することが出来ました。
今国産車の多くが塗装膜厚が100μをきってきています、資源節約=エコの考えや軽量化などによりこうなってきているようですが、それに対して塗料自体の耐スリ性や耐候性は薄くなった膜厚を超える性能をまだまだ持っていないために、結果車自体の寿命を短くしてしまっています。
これでは何の為の資源節約=エコなのか意味がありません。
自動車メーカーの買い替えサイクルを早め新車の代替を進める為の表向きのジェスチャーではないかと疑いたくなります!
対処が早かったために、傷も問題のイオンデポジットもキレイニすることが出来ました。
黒のボデイカラーの車は見た目のかっこよさで購入されてしまう方が多いようですが、あくまでそれは塗装がいい状態できれいであっての話ではないでしょうか?
多くのお車はきちんとした管理が持続せず1年もしないうちに傷だらけという状態ではないでしょうか?
黒のボデイカラーのお車をいい状態でお乗りいただくためには、車庫保管・手洗い洗車での管理は最低条件です。
細かい洗車傷が入りだせば、塗装の艶は引けて行きますし、水分蒸発により不純物が塗装に焼き付けられるのも黒の車の宿命です。
HONDA ホンダ シビック タイプR コーティング終了
戦闘的な黒のタイプRに仕上がりました。
黒く輝くボデイが一段と早そうに見えます。
峠や高速などでバックミラーに映る黒く輝く様はいかにも早そうではないでしょうか?
塗装が素の状態できれいな状態を維持するにはオーナー様の努力だけでは不可能です。
どんなに気を使われて管理されても徐々に傷が入ったり、イオンデポジットがついていくことは避けることは出来ません。
これを防ぐには方法は1つしかありません。
塗装の最低でも2倍以上の硬さのあるコーティングを施行することです。
現在のコーティング剤の性能からするとガラスコーティングが一番有用だと思います。
中には○○コートなど今までのコーティング剤とは全く違う性能や施行方法を謳うものも有りますが、長年の促進耐候試験等を経て安全性等が確認されていないものは、その場は確かにきれいに仕上がるかもしれませんが、数年後の塗装との化学変化などによりどのような劣化を示すかは未知数です。
先日も車磨き研究所の取引先である大手ケミカルメーカーの開発担当者とこの話題になりましたが、こちらのメーカーもこのような新商品を数年にわたり開発に取り組まれてきたそうですが、塗料というものはさまざまな種類のものがあり当然使用される原料も多種になります、その全てに対し安全に施行可能なものは開発に至らず研究は中止されたそうです。
現在のケミカル技術からすると一番有用なコーティング剤は既存のさまざまなコーティング剤を更に進化させ機能や耐久性を高めていくことに尽きるそうです。
このようなことの背景には、塗料開発のスピードはすざましい速さで新商品がどんどんと市場に投入され、塗料成分などの新素材塗料に関しての情報はかなりの高いレベルでメーカーにより非公開になっているために、ケミカルメーカーですら全ての塗料に対して成分分析等をすることができないことがあるそうです。
車磨き研究所ではこれらの業界の現状の中で最良と思われるケミカルを使用し、仕上がりの良さは当然ですが、施行されたお車に長期的にも素材ダメージを与えない安全な施行とケミカル剤を厳選して使用しています。
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:54.390円税込み(長期お預かり割引20%・ご紹介割引10パーセント・濃色車割り増し磨き10% 適応)
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