2010年07月24日公開|メルセデスベンツ
今月はベンツのご入庫は比較的少なめでしたが、ベンツのナショナルカラーのシルバーの比率は多かったような気がします。
シルバーの色はセダンですとおとなしめに見えますが、ワゴンとなると大分イメージが違ってきます。
特にこのW211型にはシルバーの色はよく似合います、威圧的というイメージではなくインテリ的な感じを受けます。
一昔前であればワゴンの代名詞はボルボでした、240・740・850あたりまでは独壇場状態でしたが、ベンツのE124あたりから形勢は逆転し始め今ではワゴンのイメージはベンツのほうが強くなってきました。
しかし最近BMWの追撃も激しくかなりBMWのワゴンも見かけるようになり、実際ワゴンとしてのクオリティーもかなり高くなっているように感じます。
使用過程車としては驚くほど塗装の状態はきれいで完璧に近いレベルです。
イオンデポジットも一切見当たらず、傷さえもほとんど入っておりませんでした。
お話をお聞きすると新車のときからコーティングを施行されていて、必ず1年ごとに再施工をされていたそうです。
それをお聞きして納得です。
磨き専門店としてこれを言ってはお終いですが、
「初めの状態がよすぎてほとんど変わり映えがしません」
しいて言えば柚子肌は多少改善されたようです。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ E350 アバンギャルド ツーリングワゴン AMGパッケージ コーティング終了
1年間使用されている中で当然シャンプーなどでは落としきれない汚れも付着してきます。
それを磨きできれいに塗装から落としてあげることだけでもかなり艶は上がってはきます、メインテナンス剤を使用して管理しているだけでは表面的に艶が上がったようには見えますが、実は汚れの上に膜が出来ていることになりますのでせっかくの艶も機能もあまり長続きはしません。
本来ならばこのお車のお客様のように、毎年再施工を磨きとコーティングとあわせて行うことが理想的では有りますが、ランニングコストはかなり高くついてしまいます。
ランニングコストを抑えてなおかつ艶や機能を長期にわたり蘇らせるにはコーティング剤を硬度の硬い耐久性のあるものを施行し、メインテナンスの際に超微粒子程度のコンパウンドでこびりつき汚れを落とす程度に磨き、メインテナンス剤を塗り込み機能を復活させるようにする方法もあります。
いくら5年以上もつ耐久性のあるコーティング剤を使用しても、有機物の付着による汚れや曇りは防ぐことは出来ません。
今ではコーティング剤としてはメイン商品であるガラスコーティングでも防汚性は有りますがセルフクリーニング機能はありません。
これらに更なる高機能のセルフクリーニング能力をお望みならば私が知る限りでは”光触媒コーティング”しかないと思います。
光触媒コーティングは酸化チタンを原料とし、酸化チタンの持つ酸化還元能力を紫外線を触媒とすることで有機物を分解することが出来ますので、付着した有機物の汚れを分解し付着を防ぐことが可能です。
更に超親水の機能をありますので分解された汚れの下に水が入り込むことにより汚れを洗い流してしまうことが出来ます、これが”セルフクリーニング”機能です。
車磨き研究所ではベースコーティングに専用設計されたガラスコーティングを施行しトップコーティングに光触媒を施工するWコーティングもご用意させていただいております。
このコーティングですとガラスの固い膜が傷を防ぎ光触媒が汚れの付着を防ぎと今までは単一のコーティング剤では両立し得なかった機能を併せ持つことが出来る優れものです。
コーティング剤をお選びになられるときは、ご予算・機能・艶・硬度・耐久性・メインテナンス性・ランニングコストなどをよく顧慮されてお選びいただくことが肝心だと思います。
施工コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング
施行料金:116.760円税込み(輸入車割り増し磨き10% 適応)
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