2010年07月10日公開|トヨタ
佐藤幸一がイメージモデルになっているマークXですが、価格から考えるとかなりお買い得な感じがします。
佐藤幸一のCMでのキャラクターはエリートサラリーマンを連想することから、できる男のできる車のようなイメージですが、実車を見てみるとまさにCMどおりのイメージでした。
インパネ回りのデザインも最近のトヨタの車に多く見られるチャチさも無くいい感じで仕上がっています。
特にハンドルのウッドは欧州車に近いクオリティーで仕上がっています。
ただしステアリングの操作ボタンのあるプラスチックの素材感は×だと思います、このような素材の使い分けがどうしても国産車は下手のようです。
操作パネルもナビゲーション等がすっきりおさまり使いやすそうなレイアウトになっています。
ただ、またしてもセンターコンソールのシルバーの素材が、せっかくの高級感に水をさしてしまいます、もったいないです!
シートの素材や色はセンチュリーを連想させる日本的な仕上がりでとてもいい感じです。
せっかくドアグリップにもいい革を使用したのですから、単純に黒を使うのでなくもう一工夫すれば更に高級感は高まったのではないでしょうか?
今流行の光るステップガードです。
ご納車から1週間後の状態ですが、かなり深い線傷が入っていますし、側面部には細かいスクラッチがかなりはいってしまっています。
本来メインテナンスフリーのはずの耐スリ塗装がこれでは何の意味も無いどころか、逆にメインテナンスが出来ない分管理しずらい塗装になってしまっています。
このような状態で納車しなければならないディーラーもお客様にご納車の際は冷や汗ものだと思います、ディーラーで簡単に磨き処置できないような塗料では当然お客様が日常で管理することは出来るわけはないのですから、この塗料に関してはトヨタも一考していただきたいと感じます。
確かにこの202という色はトヨタを代表するベストセラーのボデイカラーなのは誰しも認めるところだとは思いますが、せっかくあこがれて購入された202がこのようにはじめから傷だらけではソリッドの黒202を選択した意味がなくなってしまいます。
耐スリ塗料でなく通常の塗装であればこの程度の傷であれば簡単に磨きとることは出来ますが、202耐スリ塗装ですとちょっと深い線傷であれば磨き取ることはかなり困難なこととなります。
ただしせっかく期待をされて磨きコーティングをご依頼いただいたお客様のためにできる限りの努力をして見ます!
一時100μ程度までトヨタの塗装は薄くなりましたが、最近又少し厚くなってきたようです、磨き前膜厚は135μでした。
1回目の細目のバフを使用した磨きで細かい線傷は処理が出来ました、一安心です。
上左の写真のようなこの程度の傷が簡単についてしまうのでは、耐スリ塗装の意味はあまり感じることが出来ません。
ご納車前日の夕方までかかり何とかここまで磨ききることが出来ました。
しかし写真では見えてはいませんが、深い線傷は何本か残ってしまいました。
車磨き研究所の基本ルールとしては本来であれば磨きはご納車3日前に完了することとなっておりますが、今回は2日もオーバーしてしまいました。
これは磨き上げて確認すると傷は消えているのですが、時間を空け塗装の熱が下がると傷が戻ってしまう為又やり直しの繰り返しでどんどんと時間が過ぎていってしまった結果です。
本当にトヨタ202ソリッドの耐すり塗料は磨きや泣かせです!
TOYOTA トヨタ マークX プレミアム Lパッケージ コーティング終了
新車でありながら新車を軽く超える光沢に仕上がりました。
今回ご注文いただいたコーティング剤は「ハイモースコート」ですが、メーカー的には202ソリッドにはあまり施行はお勧めできないというアナウンスがあります。
なぜかといいますと、ただでさえ施行が難しいコーティング剤ですがその難しさの原因がコーティング剤の粒子レベルがあまりにも細かい為に、拭き上げや塗りこみのチョットとしたタイミングや量などで仕上がりがムラになりやすいリスクがあるためです。
ただしこれがソリッドブラック以外の色でしたら、たとえば黒でもメタリックやマイカであれば目を皿のようにしてもまずムラに気づくことはありませんが、ソリッドブラックだけはごまかしが聞かない塗装です。
言い換えれば磨き屋やコーティング専門店のレベルを推し量るにはうってつけの素材ではあります。
初期製膜から時間がたってしまうとこのムラを拭き取りなどで補修することは出来なくなってしまいます。
とにかく硬いコーティング剤ですのでなにせ9Hですから、バフで研磨してもコーティング剤を研磨剥離することは出来ません。
通常の専門店では初期製膜後の補修は不可能ということになってしまいますが、車磨き研究所はペーパーからの磨きの技術がありますので、もしも施工ミスがあり発見が遅れた場合でもペーパー研磨により補修再施工が可能な為、ソリッドブラックのお車でもご注文をお受けしております。
こんな偉そうなことを書きながら実は今回は事件が起きてしまいました。
お客様が朝の10時にお引取りに見えられ数時間後に電話のベルがなり受話器を取ってみると、お客様から
「フロントバンパーに染みのようなものが右側にあるのですが?」
というお話でした、施行担当者が引き取りに出て留守だったために詳しい状況がわからないため、何とかお客様にご無理をお願いし初期製膜硬度が硬くなる前に処置したいので本日中にお立ち寄りくださるようにお願いをし夕方ご来店いただきました。
確認をしてみるとコーティングムラではなくトップコートの拭き残しでしたので、ホットいたしました。
初期製膜後の特殊処置を施しきれいに拭き上げることが出来、お客様にもご確認頂き事なきを得ることが出来ました。
せっかくお客様は全体の仕上がりには大満足を頂いておりましたので、このようなミスを犯してしまったことが大変悔やまれます。
お客様にはご心配ならびにご面倒をおかけいたしまして大変もうしわけございませんでした。
毎日の慣れた仕事の緊張感の欠如から起きた確認ミスですので、再度初心に立ち戻り施行確認自主点検をスタッフ1同徹底するよう確認しました。
施工コース:ハイモースコート ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:123.039円税込み(新車割引磨き10%・お持込お引取り割引10% 適応 料金改定前のご予約のため旧料金適応)
メーカー別
月別バックナンバー