2010年08月06日公開|メルセデスベンツ
最近うりに売れているブルーテックです。
ベンツ派のお客様や知人と話しをしていても、ほぼ全員が買うならブルーテックしかないだろうという見解です。
実はこのお車は車磨き研究所からお客様をヤナセさんにご紹介させていただきご購入いただいたのですが、やはり狙いははじめからブルーテックでした。
ただし売れ筋NO1ですからかなり値引きは厳しい条件だったようですがそれでも車種変更は無くブルーテックにおきめになられました。
新型Eクラスになり車磨き研究所にご入庫いただくお車を拝見していると特にワゴンで傾向は顕著ですが、今まで人気だったオブシディアンブラックの比率が極端に減っています。
確かにエッジが強いデザインになり今までとはイメージが変わったような気もします。
こんなオプション純正ホイルがあることは全く知りませんでした。
ボデイがエッジの強いデザインになったためホイルもヘッジを強調したデザインにしていると思われますが、ちょっとベンツぽくはない気がします。
助手席についているネットの小物入れですが、赤い線のところにゴムのバンドがありますがこれがレールで伸び縮みします。
何のためについているかはよくわかりません。
この二つの小道具も使い方や目的が良くわかりません。
フロアにレールがついていて位置を移動できるようになって入るのですが、フロアマットがあるためにレールは任意の位置でとめることは出来ません。
まったくもって使用方法が不明です。
トヨタの新車の状態に比べればとてつもなくいい状態ですが、ベンツの新車としてはかなり傷が多い状態でした。
線傷だけではなくシングルポリッシャーの傷も多少ありました。
あまりに状態がいつもより悪い為にヤナセさんに問い合わせをしてみると、やっぱりという感じでした。
長期在庫ではないそうですが、いつもより在庫期間は長かったようです。
そのいためPDIで1回磨きをして納車されたそうですが、そのときの磨き傷の残りもあるとのことでした。
人間のやることですからヤナセといえどもこんなこともあるようです!
磨き前膜厚は117μ、磨き後膜厚は114μでした。
いつもはベンツの新車ですと2μで仕上がりますが、今回はちょっと傷が多かったので3μの研磨となりました。
磨き前は多少傷もありましたが、磨ききってしまえばいつものバリッとしたベンツの塗装になりました。
国産車の耐スリやスクラッチシールドですと新車の傷があると磨き取ることはかなり難しいことですが、ベンツのように同じ耐スリ性塗料でも硬さで傷を防ぐタイプであれば傷を磨き取ることはいとも簡単です。
塗装が硬いことにより傷も入りにくく、仮に入ったとしても簡単に磨きとることが出来るメインテナンス性のよさはベンツに限らず欧州車の優れたところです。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ E350 BlueTEC ツーリングワゴン アバンギャルド コーティング終了
はじめは多少傷もありましたが、バッチリ磨き上げいつものバリッとしたベンツのオブシディアンブラックに仕上がりました。
ガラスコーティングの場合濃色車ですと拭き上げが終了しても余剰成分のもやが気になるためかなり強めに拭き上げますし、拭き上げ回数も多くなります。
このことはコーティング施行店にとって非常に大きなリスクとなります。
なぜかといいますと、強く指圧をかけるということはそれだけ強い摩擦が発生します、ましてやガラスコーティングは加水分解中なのでまだ硬度は安定していませんので、いくら専用のマイクロクロスを使用しても塗装に傷を入れてしまう可能性があります。
更に淡色車に比べ拭き上げ回数が多くなればそのリスクは倍増していきます。
当然拭き上げ時間も長くなるために微細な埃がいくらコーティング用ブースに入れて作業を行っても全くつかないようにすることは不可能です。
この埃をクロスが巻き込んで傷をいれてしまう可能性も倍増することになります。
しかしベンツのように硬い塗装であればこの程度のことでは先ず傷が入っていくことはありませんが、国産車の耐スリやスクラッチシールドはこの程度の軽い摩擦でも傷は入っていってしまいます。
つまり耐スリやスクラッチシールドといっていてもいわゆる線傷を言われるようなレベルのものであればほとんど防ぐことは出来ません、本当に軽いヘアーライン程度の防御性しかないと思います。
磨き屋としてコーティング業者としての経験からすれば塗装は硬いことに越したことは無いと思います、特に水性塗料になってからは塗装の質感も硬い塗装のほうがバッキとした仕上がりになるように感じます。
施工コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング
施行料金:116.760円税込み(新車割引磨き10%・輸入車割り増し磨き10%・濃色車割り増し磨き10% 適応)
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