2010年09月25日公開|アウディ
アウディのただのアバントではありません。
名前の通りオールロード=道を選ばず、昔のジャンプ台でのコマーシャルを思い出します。
ただしお値段も走行性能並みに高く、こちらのお車の3.2で乗り出し1000万弱、4.2ですと軽く1100万円を超えてきます。
サスペンションは当然エアーサスで5パターンの走行モードが設定され、最大で200mmの地上工が確保できるようになっています。
悪路走破性能はへたなSUVではとても太刀打ちできません!
価格はメカニカルな部分にばかりつぎ込まれているわけでは無く、使用されている素材にもきちんと配分されています。
このウッドは非常に素材感もあり、オールロードという雰囲気にもぴったりのセンスです。
この質感はウッドでは定評のあるベンツやジャガーをもしのぐのではと感じさせる仕上がりです。
メーターのデザインはこれといって特別の特徴はありませんが、視認性と機能性は非常に高そうです。
高額車両だからといって、ちゃらちゃらしないところはアウディらしいと感じます。
オールロード専用グリルです。
重圧感がありほかのグレードとは差別化されています。
オフロード走行を念頭に置いた設計ですから、当然バンパーも専用のものとなりアンダーガードもちゃんと装備されています。
又バンパーやオーバーフェインダー部分の塗装も通常の塗料による塗装ではなく、おそらく塗装フィルムと思われます。
これは飛び石や擦り傷によるダメージを軽減させる為の措置と思われます。
テールゲートの開閉スイッチです。
最近はかなり装備されるようになって来ましたが、ベンツのものは作動速度が速く怖いと感じますが、アウディの作動状況は安心して操作でき子供でも危険を感じさせません。
V6直噴で255psを搾り出すエンジンです。
欲を言うならもうちょっと見せるエンジンにしてくれればと思いますが、ドイツ車なのでこのくらいが当然かもしれません。
今回はフロントガラスのヘビー磨きとスプラッシュビューフッ素コーティングのご依頼もいただきました。
以前雪国でお使いだったとのことで雪落としについてしまったと思われる引っかき傷が無数についてしまっています。
これではかなり視界は悪くなり、特に雨降りの夜間などはかなり運転し辛かったのではと思えます。
この状態で長くお乗りになられると傷は更に増え続けます。
深い傷の場合には、その傷に埃などが入り込みそこをワイパーが動くことでワイパーが埃を咬みこみながらガラスの上をこすっていきますので、その際に咬みこんでいる埃などで更に傷を増やしつづける事となってしまいます。
身体と同じように初期症状が現れたときに早めの治療が大事です。
傷も多くかなり深いものが多かった為、ほぼ1日近くかかりガラスを磨き上げました。
しかしいくつかの傷は落としきることが出来ませんでした。
傷が明らかに爪に引っかかるレベルの傷は磨き取ることはできません。
時間を更にかけて磨くことで最終的には可能ではありますが、部分的に深く研磨をすることになるためにガラスの歪みを起こすことになりますので、このレベルの深い傷は残ってしまいます。
しかし磨き前と比べれば傷は数千分の一程度まで減っていますので視界は以前に比べ明らかに良くなっているはずです。
磨き後ガラスを撥水させるためのスプラッシュビューコーティングを施行いたします。
このフッ素はフッ素分子のレベルが非常に均一化されているためにレベリングが非常に優れワイパーの摩擦による剥離に対して非常に耐久性(2年以上)があります。
又結合間隔が緻密な為に非常に細かい撥水の水滴を作ります。
当然油脂系(レインXやガラコなど)のようなライトの反射時のぎらつき等もありません!
ボデイのほうも雪を落とす作業によりかなりの引っかき傷が入ってしまっていました。
浅い傷が圧倒的ではありましたが、おそらく解けて凍って硬くなった部分がずり落ちていくときにつけたものと思われるクリアーの半分以上にも達するような深い線傷もかなりありました。
このような深さになると今回ご依頼いただいた02コースの磨きでは到底完全にはとりきることは出来ませんが、傷のエッジの角を丸く処理することで光の反射が柔らかくなるので、ちょっと見にはほとんどわからなくすることは可能です。
左側の写真が磨き前の状態で、右の写真はほぼ同じ部分の磨き後の状態です。
右一番下の写真のようにどうしても磨ききることの出来なかった傷もありますが、磨き前と比べれば明らかに状態は改善されています。
光の明るさの関係で塗装の色が違ってはいますが、明らかに艶も違ってきているのがお解りになられると思います。
左半分が未塗装樹脂ガラスコーティング施行部分、右半分は未施工部分です。
明らかに黒色の強さと光沢が違います。
このような部分がくすんでくるといくらボデイが光っていても全体の印象はぼけた感じになってしまいます。
磨きコーティングをご依頼いただいた場合には、このような部分とドアステップ付近の樹脂には標準施行としてコーティングをいたします。
又未塗装樹脂部分だけのコーティングも有料とはなりますがお受けいたします。
Audi アウディ A6 オールロード クワトロ3.2FSI コーティング終了
今回はガラスとボデイ共に傷の量と深さにかなり悪戦苦闘はいたしましたが、何とか仕上げることが出来ました。
ガラスについては残念ながらこれが限界でしたが、ボデイの磨きは03コースでご案内をしていれば今回磨ききれなかった深い傷もほとんど処理できたと思われますので”後悔しています”。
ただここが悩みどころで、コースのグレードを上げれば当然料金は高くなってきてしまいます、ましてや02コースから03コースとなればほぼ倍の価格となってしまうため施行が始まったところでの変更のご案内はなかなかしていいものか迷ってしまいます。
今回の反省点は車両診断時の傷の点検の甘さから適切なご提案が出来なかったことにありますので、今後診断の際にはLEDライトなどによりもっと詳しく傷の状態を把握するよう努める様に努力いたします。
この後更に2台の施行のご依頼をいただきましたのできちんと診断をし、適切なご提案をさせていただけるように努力いたします。
体調不良等で日程のご変更までしていただき大変ご迷惑もおかけしまして申し訳ございませんでした。
このたびは御施行いただきましてありがとうございました!
施工コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション+光触媒コーティング+02磨きコース(軽度に磨き)+スプラッシュビューフッ素コーティング(ヘビー磨き・フロントガラスのみ施行)
施行料金:143.591円税込み(輸入車割り増し磨き10%・濃色車割り増し磨き10%・お持込お引取り割引10% 適応)
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