2010年09月22日公開|メルセデスベンツ
ついに登場しましたS63 AMGです。
V8 6300ccNAで500psオーバーの化け物セダンです。
お値段も乗り出し3000万円弱という途方も無い価格です、ベントレーと代わりがありません。
このお車の上にC65というものもありますが、こちらはV12のツインターボで600ps
オーバーという更なる怪物です。
現実的な判断かはさておきS63のV8のほうがたぶん乗りやすく壊れ難いとは思います。
しかしセダンでこのお値段は早々出せるものではありません。
フェラーリやランボルギーニのようなスポーツカーも同じような値段帯には有りますが、10年したときの価格がまったく違います。
つまり1年間で減価償却される価格が数倍違うのですからスポーツカーを買うよりは勇気も資産も必要です。
高級ハウスメーカーの一軒やを35年ローンで返していくのに比べ、同じ価格を3年から5年で償却してしまうのですから恐ろしい限りです。
6.3Lのエンブレムが誇らしげです!
10モードで5.4Lですから現実には2~3キロ程度の燃費ではないでしょうか?
全開にしたらどうなるのでしょう?
ボデイに張るエンブレムは買うことができますが、リアガラスに張られているこのAMGのステッカーは購入することは出来ません。
GTRといえどもこのステッカーを確認したら高速道路では煽らないほうが身のためです。
直線ならばほとんど勝ち目はありません!
AMGハイパフォーマンスエンジンです。
一時AMGもかなりおとなしくなった時期も有りますが、近年AMGはかなり過激な方向に走っています、いったいどこに行ってしまうのでしょうか?
現在AMGは質の向上確保のためにライン生産ではなく手組みでエンジンを組み立てなおかつ一人1台ずつ担当して生産されています。
白いヘッドの上にあるプレートは担当したメカニックの名前が記されています、顔も診 たことも無い人でしょうがここにもプレステージ性を感じさせる演出です。
このマフラーは並の4本出しマフラーではありません。
排気音を聞いたら驚きです!
とてもセダンのノーマルマフラーとは思えない乾いたエキゾーストサウンドを聞かせてくれます。
この音は最高でした!
この小さなLEDランプが非常に明るいのには驚きました。
個人的にはLEDランプはあまりスキではありません、何か流行もの的でアナログ人間には受け入れるのに時間が掛かりそうです。
バンパーにあるエアースリッドもきちんと役目を与えられています。
国産車に多く見られるデザインだけのスリッドはおかねの無駄です、其処にお金を使わずもっと身のあることにお金をかけてほしいものです!
フロントガラスにはさまざまなカメラやセンサーが付いています。
ほとんどは安全のための警告システムや衝突回避システムに使われているものです。
国産車にも装備され始めましたが、このクラスに付くものとは全く次元が異なります。
運転手がいらなくなるのも近いと思われるほどのハイテクです!
ライトスイッチの左側にあるスイッチはナイトビューアシストプラスという夜間や雨天などの視界が悪いときの為の赤外線による、歩行者や障害物を探知する為の装備です。
ここまで来ると車もすでにロボットに近づいています!
しかしこれで事故が減るのであればいいことです。
こんなブレーキ見たことありますか?
2.5トンの巨体と500ps以上のパワーを支えるブレーキですからこうなるのでしょう!
ローター径390mmのポルシェ並みのローターを使用しています。
キャリパーもツインスライディングキャリパーを使用していますが、どのようなものかは勉強不足のため良くわかりません。
リアブレーキですら国産車のスポーツカー以上のものが使用されています。
セダンでありながらベルハットもセパレートタイプが採用されています。
パワーだけが優先されがちな国産ハイパワー車とは違い、止まることつまりブレーキに最大限の予算が投入されていることはすばらしいことです。
これがアウトバーンを300km/hの速度で巡航することが出来る根本でしょう。
車内にもいたるところにAMGのエンブレムがあしらわれています。
エンブレムチューンもここまでは出来ませんので、本物と見分ける材料になります。
フロントシートに設けられたエアベンチレーターです、当然リアシートにも付いています。
革シートの車の場合、汗のべたつきが気になることが多いですが、この装備があれば快適です。
リアシートにはマッサージ機能が標準で装備されています。
まさにVIP仕様です!
磨き前膜厚は122μ、磨き後膜厚は121μですので、研磨膜厚はたったの1μで仕上がってしまいました。
さすがにこのクラスともなるとインポーターからディーラーに出荷の際にこれでもかというくらい磨き上げられているのでしょう!
他社に比べてベンツの新車のクオリティーは高いのですがこちらの車は更に別格でした。
とは故人間のやること見る目ですからほんのちょっとの傷でしたが発見することでほっとしたりするのも又人間の心理だったりします。
しかし目を皿のようにしてもこれ以外の傷は発見することは出来ませんでした。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ C63 AMG コーティング終了
早々ご入庫頂けるクラスのお車ではないのでかなりの緊張での施行となりましたが、無事に全ての作業は終了しました。
ともあれ車磨き研究所では5本の指に入る高額車両でしたので無事にお客様にお引渡しできて何よりでした。
来月更に2台の63AMGのご予約を頂いておりますので自信をつけさせていただくのには打ってつけの1台でした。
入庫中にも何人かのお客様が見学に見えられましたがあまりのオーラに遠巻きに眺められて、ため息をつかれる様は現実と非現実のこの世の刹那を見るようでした。
施工コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング
施工料金:152.523円税込み(新車割引磨き10%・濃色車割増し磨き10%・輸入車割り増し磨き10%・ロングボデイ割り増し磨き20% 適応)
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