2010年09月18日公開|メルセデスベンツ
世界的に大成功をしたCLSです。
今までの威圧感の強い硬いイメージのSクラスから、スタイリッシュなクーペ調のスマートなスタイリングとしたことで、若い方からの支持を受け販売は好調だったそうです。
販売開始の頃はあまりに斬新なスタイル過ぎて、又サイドガラスの位置が高くガラス面積が狭いことがあまり好きにはなれず拒絶反応を示したこともありますが、現在ではベンツのセダンの中では最もほしい車です。
買える訳は無いのですができれば63AMGがいいですね!
あと5年位すればターゲット範囲内に価格的には入ってくるのではないでしょうか、しかし排気量が排気量ですから税金の高さに躊躇してしまいそうです。
10月に憧れのCLS63AMGとC63AMGのご予約も頂いているので楽しみです。
かなり強烈な内装色です!
本来の色はもっと濃い赤なのですが、フラッシュの為に色が薄くなってしまいました。
CLSではカタログモデルなどがこの内装色を使用していることから、このような非日常的な雰囲気がCLSのイメージなのでしょう。
もっともこの内装色はベンツでは昔から採用されていて、縦目のSクラスなどでは良く見かけました。
フロアカーペットも毛足の長さにより模様を付けその模様もCSLのボデイラインを模したかのようでとてもおしゃれです。
ただこのウッドはあまりいただけません。
色や木目の感じはいいのですが、表面の処理の質感が無垢材というよりもシールのように見えてしまいます。
当然そうではないのですが其処がちょっと残念です!
磨き前膜厚は110μ、磨き後膜厚は108μでした。
使用過程車としては研磨厚は少なく2μの研磨で仕上がってしまいました。
このお車はすでに何回か磨きがおこなわれ塗装波の処理がされていたためと、コーティングもガラスコーティングを施工されていたために見た目の傷の多さとは裏腹に傷自体はほとんどがコーティングの範囲内でとどまっていた為に、再施工時でも塗装自体の研磨はほとんどせずに仕上がったということです。
これでお解りでしょう!
ガラスコーティングを施工してあれば洗車傷などでかなりのスクラッチが付いている様に見えても、実際には傷のほとんどはコーティングにより塗装には到達せずに塗装は保護されています。
左側の写真が3枚磨き前の傷の状態です。
深い傷はほとんどありませんが細かいスクラッチは無数に付いてしまっています。
施行されているコーティング剤は柔らかいタイプで耐久性能も最大で2年程度のものですが、このコーティング剤の考え方は艶を重視し再施工を繰り返して常にメインテナンスをすることを前提にされたものです。
実際このコーティング剤をお選びになられるお客様の多くは洗車機を日常的に使用される方が多いのですが、洗車機により傷がつけば傷が入ったコーティングを研磨してはぎ再度コーティングを施行する事を前提とされています。
ランニングコストは掛かりますが、この考え方は日々の管理に神経質になるストレスからは開放されます。
右の3枚の写真が磨き後の写真ですが、コーティング剥離まで入れてわずか2μの研磨でここまできれいに復活します。
このクラスのベンツのクリアーの膜厚は40μ程度はありますので、1回の研磨で2μずつ削っていっても15回磨きをおこなってもまだクリアーは10μは残っていることとなります。
これも1つの車を常にきれいな状態でお乗りになる考え方の選択肢ではないでしょうか?
未塗装樹脂の部分は使用しているうちに徐々に色が薄くなりぼけた感じになってしまいます。
これを油脂系の光沢剤でクリーニングをすると、確かに艶は出ますが埃も付きやすくなりべたべたした触感にもなってしまう上に艶も長続きしません。
車磨き研究所ではこのような部分は、磨きコーティングをご依頼いただければ標準施行として未塗装樹脂専用ガラスコーティング剤でコーティングいたします。
当然べたつき感もありませんので埃を呼ぶことなく艶も長続きいたします!
Mercedes-Benz メルセデスベンツ CLS 350 コーティング終了
スクラッチ傷は多かったですが、基本的にはかなりきれいにお乗りになられていて、ベンツに多い飛び石によるダメージもほとんどありませんでしたので、磨き上げガラスコーティングを施行すると新車と変わらぬ質感が蘇ってきました。
ただメッキのドアモールの白い腐食と内装の革の汚れが逆に目立つ様になってしまったため、機会がありましたら次はこの部分をきれいにさせていただけば丸ごと新車レベルに蘇ることができます。
特にメッキのドアモールは欧州車の宿命として白く腐食することは防ぐ事は出来ません。
定期的に磨きをかけ腐食保護のコーティングを施すことで予防するしかありません。
確かにランニングコストは掛かりますが、何もせずに放置してしまうとメッキの内部まで腐食が進んでしまうと、メッキの厚さは1μ程度しかありませんので処置の仕様が無くなり交換という事態になってきてしまいます。
そうなるとメインテナンス費用とは比較にならない数十万円の出費となってきてしまいます。
これを考えれば数年に1度メッキ磨きとコーティングを施行する費用のほうがはるかに安く、なおかつ常にきれいな状態でお乗りいただけるのでこちらのほうがお得だと思います。
又革シートも同じように黒く油分の汚れが目立つようになってそのまま放置してしまいますと、徐々にその黒ずみ汚れは革にしみこみます。
布地と違い革の内部に浸透した汚れは搾り出すことができない為、色を塗り替えるか張りなおしということになってしまいます。
染色の場合付け込みして染め直すのではないのでおのずと仕上がりには限界がありとても新車のようにというわけには行きません。
張りなおしの場合では新車時のオリジナルの革と同等の革を使用した場合、BMWの3クラスでも40万円近くかかりますから、このクラスとなると60万円くらいはかかってしまうと思います。
このようにメッキと同じようにある程度のメインテナンスコストをかけてでも定期的にクリーニングをおこなうことがきれいに気持ちよく長くお車にお乗りいただくためには重要なことです。
我慢して痛んだ車に乗るか、気持ちよく大切な愛車としてめでてお乗りになるかどちらがお得なのでしょうか?
施工コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:126.063円税込み(輸入車割り増し磨き10%・濃色車割り増し磨き10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー