2010年09月06日公開|フォルクスワーゲン
最新のGT-Rの次はなんとも懐かしいビートルのタイプ1です。
このお車はヤナセでの最終販売モデルだそうです。
なんと2003年まで生産が続けられ2400万台もの生産台数だそうです。
間違いなくダントツの世界一です。
ヒットラー時代国民自動車として開発されまさに世界中の国民の足として愛用されたそうです。
日本での輸入が始まった当時は、始動性のよさと故障の少なさからお医者様に愛用されドクターカーと呼ばれていたそうです。
斜めに付いたエンブレムが斬新でおしゃれです。
ビートルというのは愛称で、車名はこのお車の場合1303Sというのが車名だそうです。
なんともユニークな注意書きです。
この時代ののんびりした雰囲気が伝わってきます。
この上なくシンプルなメーターです。
今のコストダウンとは次元が違います、しかし今の車はここまで何十年もたってこのクオリティーを保てるのでしょうか?
このラジオも懐かしいスタイルです。
これでも当時は最新の高級品だったのでしょう!
オリジナルで残していることはすごいことです、しかもちゃんと今でもラジオを聴くことが出来ます。
若い方にはこの三角窓のある理由がわからない方も多いでしょう。
この窓のおかげでクーラーさえなかったドライブを爽快なものにしてくれました。
究極のシンプルさです。
しかし色使いはおしゃれです。
懐かしいシートカバーです。
昔はこのシートカバーでも高級に感じたのですから、昔は純粋だったと思います。
この質素さを見習わなければいけません!
と自分に言い聞かせています。
このドアミラー今見てもかなりかっこよくないですか?
やはりシンプルなほうが美しいです!
エンジンもシンプルこの上ない構造です。
真ん中に見えるダウンドラフトのソレックスのキャブレターが泣かせます!
フラット4の名機です。
RRレイアウトといい、水平対向エンジンといい元祖ポルシェです。
もうここまでいくと傷がアルナシの話ではありません。
オリジナルの塗装でここまで錆も無くきれいに保管されていることはめったにありません。
鉄板の腐食などは皆無です。
当然この頃の塗装はラッカー塗装ですから、柚子肌はかなりきつくなっています。
磨き前膜厚は286μ、磨き後膜厚は280μでした。
研磨膜厚は6μですが、柔らかな塗装なのでスポンジバフだけでもこれだけ研磨できてしまいます。
さすがにこれだけ激しい柚子肌は、6μ程度の研磨では採りきることは出来ませんが、柚子の頭が平らになったことにより映り込みのシャープさはぜんぜん違ってきます。
光の目への反射率が高まりますので明らかに艶は増した感じです。
Volkswagen フォルクスワーゲン 1303S 磨き終了
今回はコーティングは施行いたしません。
なぜかといいますと、すでに抹消登録されていて走る為に存在しているのではありません。
このたび松本のファーレンさんでオーナー様からお借りして展示をするための施工だからです。
このような一般車でここまでオリジナルできれいに保管されている車は少ないと思います。
丹精に磨き上げましたので、車ともども磨きも見学に行かれてみてください。
このような旧車をお持ちの方”クラッシックカーでも磨き上げることで新車の頃の思いでも又艶と共に蘇ってくる”
かも?
ぜひご相談ください!
施工コース:02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:58.800円税込み(輸入車割り増し10%・ソリッド割り増し10%・形状割り増し20% 適応)
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