2010年10月29日公開|ランチア
2代目となる現行イプシロンです。
現在ガレージイタリアが輸入をしておりますが正規のインポーターではない為に販売網は脆弱なので販売台数も少なく町で見かけることは、デルタインテグラーレよりも少ないという面白い状況となっております。
ランチアというとほとんどの方が思い浮かべるのはストラトスやデルタインテグラーレで戦闘的なイメージのラリーカーだと思います。
しかし本来のランチアというメーカーの本質は、イタリアを代表する高級車メーカーで事実公用車はほとんどがランチアだそうです。
以外ですよねー!
その中でもこちらのイプシロンは価格的にも車格的にも大衆車の代表だと思いますが、その独特の内装センスはさすがイタ車と思わせる独特のデザインです。
この感性が国産車にもあればもっと車は楽しいものになり販売も上向くのでは?
と思ってしまいます。
メーターはセンターにレイアウトされメーターの左右にはダッシュボード上に小物置き場がしつらえてあります。
こんな気配りは女性にはありがたいのではないでしょうか?
ボデイが柔らかい曲線を基調としているように内装のラインも柔らかいアールを描いたデザインになっています。
国産車と同じでかなり素材などはコストダウンされていることは見え見えなのですが、素材の表面処理やカラ-リングの妙でそれを気にしないだけの仕上りになっています。
シートも当然合成革ですが、本物に見せようとするのではなくあくまでデザイン的に選択しているようです。
かえってこの割りきりが逆におしゃれに感じます。
育ちのいい雰囲気のお嬢さんや、品のいい奥様がお乗りになればまさにぴったりのおしゃれなお車です。
逆にギャル風やヤンママだけには乗ってほしくない車です、最も選ぶことはないとは思いますが!
乗る人の品性により良くも悪くも見えてしまう代表的な車のように感じます。
これは私はフランス車でもよく思うところです。
ちなみにこちらのオーナー様はまさにぴったりのセンスのいい奥様です!
イタリアやフランスの大衆車はATに比べあえてコストの高いセミオートマを選択している車が多く見受けられます。
信号機が多くあることが大きな原因のひとつかもしれませんが、日本では女性でマニュアルを選択することはほとんど皆無ですが、ヨーロッパではいまだにマニュアルの支持率のほうが高いようなので、このように大衆車であってもあえてセミオートマという設定になってくるのでしょう。
ただし信頼性とメインテナンスコストはもうちょっと何とかしたほうがいいとは感じますが!
左側3枚の写真が磨き前のガラスについた傷の状態です。
納車後まだ1年程度しか経過していないにもかかわらず此処まで傷が入ってしまっています。
確かにこのお車は通常に比べかなり重症ではありますが、ほとんどの車はそれなりに傷は入っているものです。
普段はこのような傷にシリコンなど油分が入り込み見えづらくなっているだけなのです。
斜めに覗き込んだり強い光を当ててみると見える場合がありますので試してみてください。
一般的にガラスは非常に硬いものだと感じられていると思いますが、鋭利なものでちょっと擦っただけでも以外と簡単に傷は入ります。
ワイパーゴムはスプリングによりガラスに押し付けられていますから、其処に細かい硬い鋭利なごみなどを咬み込んで作動してしまえば簡単に傷は入ってしまいます。
又寒冷地などで凍ったガラスをスクイーザーなどで擦る際にも無神経に行うとプラスチックでもガラスに傷を入れてしまうので注意が必要です。
左側3枚の写真はガラス研磨後の写真です。
完全の爪が引っかかるレベルの深かったり溝が広い傷までは取りきることは難しいですが、施工前の傷の量と比べれば1/100くらいまで傷は減ってはいます。
ガラス磨きの難しさは、熱をかけたり部分的に強く磨いてしまうと表面の歪みを起こしてしまうことです。
このようなことにならないように水をかけながら温度が上がらないように気をつけ、磨くガラス全体を満遍なく同じように磨き上げることが必要で、根気との戦いとなります。
磨き終了後は車磨き研究所自信作の、スプラッシュビューフッ素コーティングを施工します。
このコーティングはガラコやレインXなど油脂系の強い撥水剤を超える細かい撥水をするだけでなく、ワイパー使用状態でも2年間の耐久性を誇ります。
当然製膜状態も均一に製膜しますので、雨の日の夜間のライトのぎらつきなどによる視界不良も起こすことはありません。
安全運転のためにもぜひお試しください!
施工コース:スプラッシュビューフッ素コーティング+ヘビーポリッシュ(フロント・ルーフ)
施工料金:26.250円税込み
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