2010年10月20日公開|トヨタ
実はこちらのお車はこれで2回目のご入庫となります。
新車でご購入の際に磨きコーティングを施行させていただきましたが、納車後1ヶ月足らずで後方からの衝突によるもらい事故をしてしまったのです!
当然100-0の事故ですから相手方の全額賠償でディーラーにより修理は終了しました。
ここまでは何とかスムーズに進んだのですが、修理が終了してご納車後3日ほどで洗車をしてみると、拭き上げの際に手にざらざらするものを感じて塗装面を良く見てみると、
”ボデイ全体が塗装ミストだらけ”
となってしまっていたそうです。
早速ディーラーに状況を伝えたところ、
「納車時に洗車をしましたがそのような状態は確認できなかったのでご納車後になったと思います!」
という返事で返され、当然ながらディーラーとの押し問答となったそうです。
納得できないお客様はディーラーに出向き担当した板金工場まで足を運ばれ話し合いをされたそうですが、結局は埒が明かず困られたお客様が相談に見えられたことから更に問題は大きくなっていきました。
実車を見させていただいて判ったことは、修理箇所はリアバンパーとリアゲートですが其処には塗装ミストが付いていないことが発見できました。
つまり納車後になったことであるならばリアゲートとリアバンパーにも塗装ミストが付着していなければいけないことになりますから、ディーラーや板金工場の言っていることは逃げということになります。
電話を変わり私がディーラーと話をする中でディーラー側も非を認め修繕をすることに納得をしました。
ここで話が終わればまだ良かったのですが、更に話は混乱し始めました。
コーティング施行済みの車両ですので当然保険会社は現況復帰として4パネルの補修を認めていましたのでお客様のご希望により車磨き研究所で施行する話になっておりましたが、事故を起こした板金工場が
「自分のところでやらせてくれ」
と言い出しこれに対してお客様は、
「同じ磨きで同じコーティングでなければ嫌だ!」
と主張され結局ディーラー側も折れ車磨き研究所でミスト取りから施行することとなりましたが、当然ミスト取りの部分はディーラーへの請求となります。
これに対して板金工場からTELが入り、
「ミスト処理はどうやるんだ?」
「車磨き研究所ではトラップ粘土は使わないのでポリッシャーを使用して処理します」
「そりゃーだめだわ!」
「コーティングもお宅のものよりもうちのもののほうがいいものだからそうお客と話をするわ!」
という会話をされて電話を切られました。
何なんだということでディーラーにTELしてことの次第を聞いてみると、様はディーラーから補修費を請求されるからそれを何とか損害額を安く納めるための電話だったとのことでした。
ここで無責任なのはディーラー側は、
「板金工場に対して直接車磨き研究所と交渉しろ」
と投げてしまっていたのです。
この問題の根本的な原因は、お客様のクレームに対しきちんと問題を受け止めお客様の気持ちになってダレも考え行動をしていないことに尽きると思います!
結局は自分が損をしないにはどうするかしか考えていません。
しかも塗装ミストの事故に関してはこの板金工場では過去の実績まであったのです。
となりに基盤の工場があり基盤塗装を窓を開けっ放しでいつもおこなっていることから常にこのような危険がある環境だそうです。
これが判っていながらこのような板金工場に仕事を依頼しつずけるディーラーは何を考えているのでしょうか?
ましてやお客様からクレームが入った際にその可能性があるにもかかわらず、
”よく否定できたものです”
トヨタも図体だけは世界トップレベルかもしれませんが、末端のお客様と直接接するディーラーがこのレベルではお話になりません。
こんな会社でほんとにいい車など作れるのでしょうか?
TOYOTA トヨタ プリウス コーティング終了
すったもんだはありましたが無事に塗装ミストも取り去り再コーティングも終了しました。
塗装ミストを除去する際ポリッシャーを使用しておりますので、当然コーティングには傷が入りその傷を取る為に更に磨きをかけますからコーティングの膜厚はかなり薄くなってしまいます。
その部分の際コーティングに関しては当然交通事故の保険会社の賠償範囲内ではありませんので、本来ならばディーラー側が負担すべきものではありますが、これ以上ディーラーや板金工場ともめることはお客様の心情を察するに忍びないので、再コーティングの料金はサービスで施行いたしました。
ボデイだけではなくウインドウガラスにもミスとは付着していましたが、この部分に関してもディーラー側の気遣いは無かった為に、これ以上お客様にがっかりされては哀しくなるのでこの部分もサービスで施行いたしました。
数百万円のものを買っていただいているのですから自分たちの怠慢や不注意でおこしたことくらい損得ぬきでお客様にとって納得のしていただける対応をしていただきたいものです。
ブログをお読みなってくださっている方から、
「あそこまではっきり書いて大丈夫なのか?」
とご心配のお言葉を頂く事がありますが、車磨き研究所は基本的には業販はしていないのでディーラーやメーカーの圧力はあまり関係はありません。
いいものはいい、悪いものは悪い、なるべく主観にはとらわれないように貫き通していきます。
立派なことを宣言した以上、
今まで以上にお客様に納得していただける施行対応を心がけてまいります!
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(リア部分4パネル)+塗装ミスト除去(ウインドウガラス含む)
施工料金:42.000円税込み(ディーラー請求分)+44.497円税込み(保険会社請求分)
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