2010年11月20日公開|日産
やはりとにかくでかいです!
確かに1BOXは大きいほど中の空間は広くなり快適性もましますので、後部座席の乗員はいいことずくめであることは確かです。
しかしそれに反してドライバーはこの巨体を買い物などでかけた際の取り回しに苦慮することとなります。
それ以外にも洗車は大変な重労働となることは予想するまでもありません。
このクラスの車が自分のものでしたら間違いなく洗車機以外の洗車はしないと確信が持てます。
過去に1回も1BOXを購入したことがないのはこのような管理のめんどくささが大きな要因のひとつではあります。
しかしどうしても1BOXが必要で、でも大事にきれいに乗りたいしかも大変な思いはしたくない、という方もたくさんいらっしゃると思います。
ひとつの選択肢はスタンドなど洗車やさんで手洗い洗車をお願いすることです。
地方により価格に開きがありますが、大体3500~5000円位が相場でしょう。
月に1回お願いしたとして3年間で126.000~180.000円も洗車代がかかることとなります。
この価格はあくまで洗車代ですからポリマーやWAX代は含まれませんからそれを考えると1.5倍くらいかかると思います。
馬鹿にならない金額です!
これで本当にきれいなまま乗れるのならばまだ妥協もできますが、月1回の洗車では車庫保管車でもイオンデポジットの餌食になっていくのは避けられないでしょう。
これではこれだけの金額をかけた意味が半減してしまいます!
それではどのようにしたらメインテナンスコストと車の状態の維持が両立できるのでしょうか?
答えは簡単、ガラスコーティングが一番効果的だと思います!
ただし安い耐久性のないコーティング剤では繰り返しの施工やメインテナンスなどで結局ランニングコストがかかることとなりますので、初期投資はそれなりにかかりますが、6H 以上の硬さを持つ耐久性のあるコーティング剤を選ばれることが一番賢い選択ではないでしょうか?
さすがにこのクラスの1BOXともなると内装もかなり豪華となります。
ただエルグランドに限らずアルファードやベルファイアもそうですが、豪華に見せるために使用しているウッドの質感が低いために逆におもちゃ的なイメージを作っているのは残念です。
1BOX のイメージからすると結構派手なメーターデザインです。
車体のデザインが結構派手なのでこのくらいのほうがぴったりくるのかもしれません。
3.5Lのガソリンエンジンで240PSの馬力を発揮します、現行においては280PSもあるそうです。
しかし1BOXでこれだけの馬力は必要なのでしょうか?
高速道路などでこの手のハイパワー1BOXが150km/hを超えるような猛スピードで前走車をあおりながらかっとんで行く光景をよく目にすることがありますが、これは自殺行為ならまだしも殺人行為に近いものだと思います。
パワーがあるからスピードが出せるということと、スピードを出しても安全に走ることができることとはまったく別だということがわかっていない方が多いようです。
心当たりのある方はよくご自身の車を観察してみてください。
重量2tを超える車体はベンツのSクラスやカイエンなどと変わりません、しかし肝心のブレーキの制動能力はまったく足元にも及ばないお粗末なものです。
自身の前でアクシデントがあり急制動が必要なとき他車と同じような制動距離でとまることはまず不可能でしょう!
止まりきれないからといってステアリングで避けようとしても重心の高さや車体剛性の低さから危険回避することもほとんど不可能です。
「だってABSやトラクションコントロールがついているじゃないか?」
と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、これは大きな勘違いです。
国産車の場合一部のスポーツカーを除けば安全装置の設定速度はあくまでも法定速度内での有効性に限定されるものです。
欧州車のように超高速域での危険回避を想定されたものではありません。
過去に私も2度ほど高速道路で事故の経験がありますが、そのときの車は2度ともベンツでしたが、高速隊の方から
「ベンツだったからこれくらいで済んでると思うよ、国産車なら間違いなくスピンしてトラックに巻き込まれていると思うよ!」
といわれました。
なぜですかと聞いてみると、
「高速道路で急ハンドルを切ったとき国産車だと車体剛性が低いためよじれが大きくその反動でコントロールを失いスピンすることが多いんですよ」
と教えていただきました。
これをお読みの方で1BOXでかっとんでいる方はこのようなことも念頭に置かれて運転されることをお勧めします。
一つ前の型なので年数もそこそこたっていますので傷はある程度はついてしまっています。
水銀灯の輪郭がぼけてしまっているのは新車時からの塗装波です、この当時の水性塗装は比較的このように塗装並みの多い車が多いです。
色がシルバーということもありますが、イオンデポジットはほとんどできていないのには驚きました。
かなり使用環境や管理に気をつけられていたことが伺えます。
磨き前膜厚は157μです、3回のスポンジバフでの磨いを経て磨き終了後の膜厚は154μで、研磨膜厚は3μでした。
6年経過後のお車としては非常に少ない研磨で仕上げることができました。
傷もきれいになり、新車時からの塗装波もかなり処理することができたために、水銀灯の輪郭もはっきり映し出されるようになり、これにより光の反射がストレートになるためにコーティングをしなくてもかなりの光沢を発するようになりました。
靴で直接踏み込むところですので使用していればこのくらいの傷はつき艶もなくなってしまいます。
こればっかりは気を付けようもありません。
このように専用ガラスコーティング剤により失った艶を取り戻し、傷もだいぶ目立たなくなりました。
このような部分もやつれてくるとさらに車全体のイメージの古さを引き立たせるようになってしまいますが、このように手入れしてあげることで大分イメージが変わってきます。
今回は車内丸洗いクリーニングと車内光触媒コーティングもご注文いただきました。
一見きれいに見えるシートですが、専用イオン洗剤を使用して洗浄した後タオルで拭き上げるとこのように黒ずんだ汚れがついてきます。
オーナー様はおタバコをお吸いになられるので煙草の脂もありますが、汗などの汚れがシート内部に入り込み固形化したものがイオンにより溶かされた物もあると思います。
まだ自分で乗っていた車でしたら、
「こんなに汚れていたんだー!」
で済みますが、中古車で購入した車がこのような状態でしたら気持ち悪くありませんか?
できたら中古車を購入された際には車内丸洗いクリーニングを施工して気持ちよくお乗りになられることをお勧めします。
車内丸洗いクリーニング施工後に車内光触媒コーティングを施工しましたが、この効果は即効性のものではありません。
光触媒は酸化チタンの酸化還元力を利用してほとんどすべての有機物を破壊することが可能です。
たとえばタバコの臭いや体臭、煙草の脂や有機性の汚れ、単細胞のカビやバクテリア・ウィルスなどを分解することが可能です。
車内喫煙している車に多いエアコンから出てくる嫌な臭い等も解消することが可能です、それ以外にも送風パイプなどに発生するカビも大きな臭いの原因ですが、これは酸化チタンではなく光触媒に含まれている金属イオンにより死滅させることで臭いの元を立つことができます。
車内丸洗いクリーニング施工後に車内光触媒コーティングを施工すればその後の汚れや臭いの付着などを防ぐことが可能です。
新車であれば納車時に車内光触媒を施工することは断然お勧めです。
ただし光触媒はメーカーにより性能に大きな開きがあったり施工方法によってはまったく効果がない場合もありますので施工店選びは慎重にされたほうがいいでしょう。
NISSAN 日産 エルグランド コーティング終了
磨きだけでもかなりの艶となりましたが、今回のコーティングは艶にも定評のあるハイモースコートを施工しましたので見違えるような艶を放っています。
お引取りに見えられたお客様いわく、
「新車の納車の感激以上ですね!」
と関心しきりでした。
ハイモースコートは艶だけでなく硬さやメインテナンス性も他車ガラスコーティング剤をはるかに凌駕しています。
硬度9H の硬さは十分に洗車機の摩擦にも耐えるだけの耐久性を持っています、メーカーでの耐久試験では500回の洗車機での洗車後もコーティングの剥離は確認できませんでした。
ハイモースコートは撥水タイプのコーティング剤ですが、ご他聞にもれずフッ素による撥水を使用していますが、ここも他社とはまったく違う製膜方法を使っています。
アンダーコートとなるシリカの膜と分子結合しているために摩擦などでフッ素だけが剥離してしまい撥水が起こらなくなるということがおきず、さらに洗車後にメインテナンスクロスで拭き上げるだけでさらに強い撥水を得ることができます。
つまり巷によくある撥水コーティングのように撥水が弱まり施工店で有償メインテナンスを受け続ける必要がないのです。
洗車機を使用し続け、なおかつ撥水も弱まらずメインテナンスコストもかからないという非常に優れたコーティング剤です。
ハイモースコートとは別に車磨き研究所では、撥水ガラスコーティング剤のエクセレントフィニッシュ・プレミアムとその他2ブランドは、撥水機能の持たせ方はハイモースコートとは違いますがノーメンテの撥水ガラスコーティング剤をご用意いたしております。
機能やご予算におおじてお選びいただくことが可能となっております。
お引取りの際にご確認いただいた後話が盛り上がってしまい、施工担当者を含め5時間も車談義や世間話で盛り上がってしまい、結局15時ごろから20時過ぎまで井戸端会議となってしまいました。
ご自宅の帰られて奥様から”いつまで寄り道をしているの”と怒られませんでしたか?
施工コース:ハイモースコート+02磨きコース(軽度の磨き)+車内丸洗いクリーニング+車内光触媒コーティング
施工料金:236.250円税込み(お持込お引取り割引10% 適応)
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