2010年12月03日公開|メルセデスベンツ
C200では珍しくAMGパッケージ付きのお車です。
カルサイトホワイトとAMGパッケージとのコンビネーションは非常に洗練された雰囲気を醸し出します。
普通の現行ベンツにはツータイプのシフトレバーがありますが、EクラスクーペとCクラスは通常のセンターコンソールにあるシフトレバーですがこちらの方が使いやすそうな気がします。
コラムタイプのシフトレバーは慣れないからかもしれませんが、前後進を間違えやすそうでちょっと怖いです。
この整然としたデザインはドイツ車ならではです。
ここの所何台かのご入庫いただいている新車のベンツは以前に比べ傷が多くなっています。
面白いもので傷のある場所がほぼ同じ場所にあります、ボンネットとルーフシェルが特に目立ちます。
普通ボンネットはディーラーまで保護シートが張ってあるので傷が入りにくいはずですが、それでもなお傷があるということはインポーターであるメルセデスジャパンのPDIでの出荷クオリティーが下がっていることになってきます。
考えられる原因はいくつかあります。
一時の販売不振から立ち直り今はかなりベンツの売れ行きは回復したためにPDIでの作業が忙しくなり管理不十分になっているのか、経費節減で作業内容や点検が簡素化されているのか、大量在庫しすぎて長期在庫車が溢れているのかなどです。
どの理由だとしても、このようにベンツの販売が回復しているときに車両のクオリティーが低くなってしまうと買われているお客様が多いだけに不信感も一気に広まってしまいます。
先日小耳に挟んだ話では、納車されたその日にあまりのクオリティーの低さに激怒されディーラーに車を置いて帰られてしまった方もいらしたそうです。
たぶんこのお客様がベンツをお選びになられたのは、ベンツというメーカーに対してや販売ディーラーに対してのクオリティーの高さを信用され金額以上の満足を得られるからと信じたからだと思いますが、それを裏切られた気持ちからこのような行動になられたのだと思います。
人事ではなく車磨き研究所にお越しいただいているお客様もお気持ちは同じと思いますので、このようなことがないようにお客様の期待を裏切らない施工を今以上に気をつけ施工させていただきます。
話を作業に戻します。
傷はそれなりにはありましたが、さすがに使用過程車ほど深くありませんので02コースでも完全に傷を処理することができました。
ボンネットのクリアーの状態もあまり芳しくなかったので、輪郭線がはっきりするところまでは02コースでもちょっとがんばって仕上げて見ました。
手間的には02コースのレベルを超えた作業をしたので赤字にはなってしまいましたが、新車でこれではさすがにお渡しするのに気が引けてしまいサービス施工で処理しました。
車磨き研究所のポリシーとして
”まず商売の儲けありきではなく、お客様のご満足の福利として儲けあり”
”自分の職人としてのプライドに恥じないない、自身の納得できる仕上がりにする”
この二つははずせません。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ C200 CGI EFICIENCY アバンギャルド AMGスポーツパッケージ コーティング終了
がんばった甲斐あって改心の仕上がりです。
今回お選びいただいたコーティング剤はベンツのお客様には人気の高いマーベラスフィニッシュ・スーパーですが、特にカルサイトホワイトでは非常に艶もあり深みのある仕上がりになります。
ご納車時に雨が降ってきてしまったことが残念です。
施工コース:マーべラスフィニッシュ・スーパー ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング
施工料金:105.000円税込み(輸入車割り増し磨き10%・ソリッド割り増し磨き10%・新車割引磨き10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー