2010年12月27日公開|メルセデスベンツ
最近はめったに見ることも少なくなったフォーマチックのワゴンです。
オプションを含めるとおよそ1.050万円ほどするお車です。
先日施工させていただいたレクサスのSC350が新車時で乗り出し800万円程度ですからそれと比較するとやはりベンツはかなり高いお車です。
私の友人の中にはステーションワゴンのことをバンと呼ぶ人が何人かいますが、彼らに言わせるとバンに1.000万円をどうして払えるのかが不思議だそうです。
これは解釈の違いで、セダンであれば高級車でステーションワゴンは商用車というくくりらしいです。
個人的には私はセダンよりもステーションワゴンのほうが好きで、ボルボ・ベンツ・アウディと現在まで乗り継いできましたが、おしゃれでなおかつ実用性も高い車だと思います。
十分すぎるほど価格価値は感じるのですが人の好みはいろいろです。
卸したての新車なのですがなぜか傷だらけです。
線のように見えるのは納車磨きの際につけたと思われるポリッシャー傷です。
曇ったように見えるのも線のように見えないだけでこれも実はポリッシャーに因る傷です。
線に見えないほどの細かい傷が残っていることで雲のように見えていますが、これが淡色車ですとこのようにはっきり曇りさえ確認できないため艶のないようにしか見えなくなってしまいます。
言い切ることはできませんが、ディーラーからの納車の際の状態はこのレベルがほとんどです、この上にポリマーをかけてしまえば濃色車でもほとんど確認はできないと思います。
ディーラー内製でコーティングを施工している場合このレベルが限界だと思います。
先日あるディーラーの営業マンと話をしているときに業界の裏話を聞いてしまいました、
「うちのディーラーはコーティングは基本的には内製化しています、しかしポリッシャーで磨けるものが一人もいないため水垢取りを手でかけてからそのままコーティングをしています。」
「ですから自分はそれが嫌で何らかの理由をつけて稟議書を上げ外注に出すか、お客様にコーティングは納車されてからよそでしていただくようにしています。」
お聞きして思わず、
「そんなレベルでいったいいくらくらいの料金をいただいているのですか?」
とたずねると、
「車格によりますが大体7~10万円ほどの価格です、半日かからず作業は終了しますから会社にとってはものすごく儲かる内容になっていますから稟議書を上げても外注に出すことで利益が薄くなるのでほとんど認めてはもら得ません。」
「ソリッドの黒の場合にはいかにお客様の目をごまかすかで苦労するので基本的には僕は売らないようにしています。」
この営業マンは会社にとっては問題があるかもしれませんが、会社のやっていることに疑問を感じお客様の立場で考えている数少ない営業マンだと思います。
個人的感想ですがどこのディーラーも似たり寄ったりのところだと,日々この業界の人間と話していて感じてしまいます。
車が売れない、売っても利益は微々たる物という確かに現実は厳しいものがあるのでしょうが、だからといってこのような考え方はどんなものでしょうか?
ちなみにこの話はベンツのディーラーのヤナセやシュテルンのことではありません、ある国産ディーラーの話です。
ポリッシャー傷はもちろんのこと曇りもきれいに取り去ることができました。
本来新車ですからこれ位のクオリティーは必要だと思います。
最近このようなことでのご相談の問い合わせをいただくことが多くなってきましたが、ディーラーにも因るとは思いますが納車されてしまって何日か過ぎてしまい,一回でも洗車をしてしまった後ではまずクレームとして認めてもらうことは難しいと思います。
まだ可能性があるのは磨きやコーティングを外注している場合には施工を行った業者にクレームとして再施工をさせることで自腹は痛まないのでもめるよりはクレームとして認めるかもしれませんが、内製の場合にはそれを直す技術がそもそも無いですからクレームとして認めると外注業者に持ち出しをして依頼をしないといけないのでかなり確率は低くなると思います。
これを防ぐには納車の再に目を皿のようにしてきちんと点検をして気になったところはその場で指摘をすることが大事です。
うるさい客だと思われても何百万もの買い物をして納得できない嫌な気分で何年も使い続けることを思えばそのほうがいいのではないでしょうか?
Mercedes-Benz メルセデスベンツ E350 4MATIC ツーリングワゴン アバンギャルド 磨き終了
今回の施工のご依頼は磨きのみのご注文でした。
お客様はコーティングはあまりお好きでないとのことで、DIYにてご自身で手入れをしながらお乗りになられることがお好きとのことでした。
このような考え方は別に悪いことではないと思います。
車を大事にすることは別にお金を掛ける事だけが全てではなく、ご自身が手をかけてあげることは大事なことだと思います。
私の友人の中の何人かもこのようなタイプが居りますが彼ら曰く、
「車に乗っていることより磨いたりWAXをかけている時間が一番楽しい!」
とのことです。
これも一つの車道楽の道かなと思います!
しかしここでこの友人たちに一言、
「工場で勝手に洗車をして大事な材料を使って作業を始めるのはそろそろやめましょう!」
PS:このように磨きだけのご依頼でもお気軽にご相談ください。
施工コース:02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:65.520円税込み(輸入車割り増し10%・濃色車割り増し10% 適応)
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