2011年02月12日公開|BMW
以前に施工いただいたお車ですが、今回はヘッドライトのプロテクションフィルムのご注文を頂きました。
ここで車検だったそうで、車検を仲間の車屋さん(有)キーパーズオートアラームさんで取られたとのことでそちらに伺っての出張施工となりました。
こちらのキーパーズオートアラームさんは本業は電装屋さんでありますが、ミッションやエンジンを卸すような重整備も国産輸入車問わず手がけられています。
本業の電装関係はナビ・オーディオ・セキュリティーなどを施工されますが、量販店のような雑な施工ではなくプロの本当にきれいな仕事をされる数少ないお店です。
当然この地区の高級車ディーラーのお車はほとんどこちらで電装関係は取り付けされています。
当然車磨き研究所でのお客様のお車や、当然私や従業員もキーパーズオートアラームさんにお願いしています。
信頼の証です!
施工当日は今年一番の大雪と重なりかなり寒い日となってしまいました。
ガレージに車を入れていただきストーブを炊いての施工ですが、いざフィルムを貼ろうとしてもフィルムとライトカバーが冷えていてまったく糊がついてくれません。
ガレージの中はトレーナーでもいられる程度の室温にはなっているのですが、やはりコンクリートの床からの冷気と車の鉄板からの冷気にはかなわないようです。
しかし早々油を売っているわけにも行きませんので、わがままを申しましてもう一つのガレージからジェットヒーターを持ってきていただきライト回りを暖めながらの施工となりました。
ヘッドライト用プロテクションフィルムは本来熱を入れることで曲面に対して縮むことで素材に張り込んでいきますが、あまり熱をかけすぎると逆に伸びてしまいライトからはみ出てしまうことになりますのでこのようにジェットヒーターを使用するときはなおさら注意が必要です。
やはり通常の施工と異なりかなり時間はかかってしまいました。
ふちの部分は糊のつきをよくするためにアルコールをつけて貼るのですが、アルコールをスプレーで吹きかけることでフィルムの温度が下がってしまいフィルムが硬くなり糊がつかなくなってしまいます。
何度かのこの繰り返しの後、手のひらの温かさを利用して貼っていくことで、ふちもきれいに張ることができることに気がつきました。
いつもは自社の室温と湿度の管理された中で施工していますのでこのような苦労をすることがありませんが、たまには違う環境で施工することにより勉強になることがあるのは以外でした。
以前プロテクションフィルムのインストラクターの方から、
「長野で冬の施工は大変ですからなるべく秋のうちに施工を済ましたほうがいいですよ。」
といわれたことに今日納得しました。
はじめのご依頼ではフィルムの色はスモークをご注文いただきましたが、かなりライトの明るさの透過率が下がり暗くなるためキーパーズの社長様と合議の結果ライトスモークとすることにいたしました。
本来ヘッドライト用フィルムはクリアーであっても厳密には車検対応では有りません。
ですのでカラーフィルムに関しては当然車検は対応しておりませんが、
ライトスモークやブルーに関してはライトの形状にもよりますがあまりフィルムが目立たない場合があり運がよければ車検にも通ることもあるそうです。
“あくまで運がよければです”
ではライトフィルムを貼るメリットとは何でしょうか?
一番の効果はやはりドレスアップだと思います!
但し施工できない車種もありますので事前にお問い合わせ下さい。
日産車は全車種とも施工保障対象外となります、これはライトカバー自体の強度不足でフィルムに因る伸縮にライトカバーの強度が追いつかずひび割れがライトカバーに入る場合があるそうです。
特に国産車に多いのですが、極端な凹凸や細かな凹凸があるものも施工できません。
フォグランプなど奥についていて貼り付けのへらが使えないようなものも施工できません、このような理由のときはフォグランプを取り外しての施工となりますので、別途脱着工賃が必要となります。
プロテクションフィルムにはかなりの並行商品やコピー商品が出回っています。
これらの商品はフィルムの出荷ロッドナンバーが確認できないため一切のメーカー保障が受けられません。
施工店の中にはルーマーやエクセペルの名前でこれらの商品を売られているところもありますのでご注意下さい。
ご注文の際には総輸入元であるエクセペルフィルム社のホームページで施工店をご確認の上ご注文下さい。
施工コース:ヘッドライト用プロテクションフィルム(ライトスモーク)
施工料金:20.000円税込み
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