2011年02月08日公開|トヨタ
昨年ボデイコーティングを施工いただいたお客様にご来店いただきました。
今回はウインドウのコーティングでスプラッシュビューコーティングをご注文いただきました。
施工終了後洗車をして施工いただいたボデイコーティングの状態を確認させていただきましたが、撥水の機能はまったく変化は見られずガッチリと塗装をガードしていました。
地元のお客様なので今シーズンはそれほど雪の量は多くなかったですが、小雪はかなりの回数が降ったためかなりエンカルも浴びているにもかかわらずその影響はまったく出ていませんでした。
施工いただいたコーティング剤はエクセレントフィニッシュライト・スノーガードというコーティング剤ですが、このコーティング剤は撥水をシリカの一膜構造の中で起こすようになっていますので、フッ素撥水のものと違いエンカルなどかなり強い酸を浴びてもコーティング膜に影響は出ることは有りません。
但しフッ素撥水に比べ撥水角は低いため細かい水玉撥水はしませんがその分耐久性の高さは比べ物になりません。
基本的にはシリカ膜が存在している限りはフッ素撥水のようにメインテナンスをする必要もありませんのでメインテナンスコストがかかることもありません。
もう一つ大きなメリットとして、撥水コーティングの宿命として水染みなどができやすいというデメリットがありますが、このコーティング剤は酸を使用するリムーバーを使用して水染みを除去してもコーティング自体には何の変化も起こりません。
磨き取る必要が無いために水染みを除去する際に傷を入れることなく作業化可能です。
今回はご予算の関係でガラスの磨きはせずに、鱗落しだけ施工してコーティングすることとなりました。
まだ登録から4ヶ月のお車なので傷がついていないことを信じての施工です。
鱗落しの薬剤を塗りこんだところです。
白く曇っている部分が不純物が付着してしまっているところです。
GSなどでコンパウンドを使用せずに脱脂だけでコーティングを施工する場合は、この白くなっている部分は取れないので不純物の上にコーティングをしていることになるため仮にコーティング剤の性能がいいものであっても数ヶ月で剥離してしまう可能性が高くなります。
鱗落しの薬剤をスポンジでこすりながら不純物を取り除くとこのように全体が同じ濡れ匠となります。
但しこの作業を行うと今までは見えていなかった細かなガラスに付いた傷が出てきてしまうことがあります。
今回は事前にLEDライトなどを使い隠れた傷が無いかを確認した上で施工しましたが、ある程度使用されてお車ですと傷はほとんどのお車で出てくると思います。
“今回は幸運でした”
TOYOTA トヨタ ノア si スプラッシュビューコーティング終了
鱗落し終了後シャンプー洗車をして脱脂を行います。
脱脂剤が揮発して乾いたところでコーティング剤を塗り込みインターバルをおいてから仕上げ拭きをして完成です。
このようなウインドウガラスコーティングを施工した場合にはワイパーゴムを交換する必要があります。
通常のワイパーゴムですとワイパーを作動させたときにビビリが出たり、コーティングを削り落としてしまったりします。
一般的に交換用ワイパーゴムにはフッ素コーティングされた撥水ワイパーとグラファイトワイパーの2種類がありますが、このような硬いスプラッシュビューコーティングですとグラファイトワイパーを使用したほうがお勧めです。
これはコーティング剤との相性の問題で、撥水コーティング用撥水ワイパーはガラコやレインXなど簡易コーティング剤の機能を補うためのものなのでスプラッシュビューコーティングのような硬いコーティングには適していません。
グラファイトワイパーを使用されてもビビリがおさまらない場合はご相談下さい!
DIYでも簡単にビビリをとめる方法をお教えいたします。
車両クラス:クラスLL
施工コース:スプラッシュビューコーティング+鱗落し(基本コース=フロント+フロントサイド2枚)
施工料金:15.750円税込み
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