2011年03月02日公開|BMW
以前施工いただいたお客様ですが、残念ながら後方より追突されてしまい補修のためご入庫となりました。
事故にお遭いになられてからすでに1ヶ月以上が経たれるそうですが、まだ手に痺れなどが残られており生活に支障があられるそうです。
私も15年ほど前に追突されたことがありますが、その際にはものの見事に全損となり、それを機会に足車を妻の希望で安全のためボルボの850にいたしました。
むち打ち症はかなりひどく解決まで3年もかかってしまい、後遺障害認定を受けるほどの重症でした。
完治ではなく症状固定ということで治療は打ち切りとなりましたが、今でもその症状は残っていますし、年とともに突発的に首の痛みに襲われることが多くなってきました。
事故は誰も好き好んで起こす方はいないとは思いますが、
ちょっとした油断で思わぬことが起こるのが交通事故ですので、
運転には十分ご注意ください!
今回の事故による補修箇所はバンパーですが、
コーティングの補修の場合には隣接するパネルも対象となります。
したがって今回の場合の対象パネルは、バンパー・リアクォーター×2・トランクの計4パネルが対象となります。
この補修範囲については既存のコーティングと補修で行うコーティングとのグラデーションの意味と、板金補修時についてしまう傷の処理の2つの目的があります。
これはご自身で保険会社に申告いただかないと隣接パネルまでの保障はしていただけないのでご注意ください。
ディーラーの指定板金塗装工場での補修ですが、
磨きによるポリッシャー傷と線傷でとてもこのままの状態では!
と言う状態です。
いくら塗装後にコーティングの補修があることがわかっていたとしても、ディーラーの修理とコーティングの補修とは関係が無いのですから、
このような状態でお客様にお車を引き渡すディーラーの姿勢に疑問を感じます。
塗装屋さんからの受け入れ検査と、お客様への納車検査はいったいどうなっているのでしょう?
BMW正規ディーラーという普段威張った態度をこの様な時にもプライドとして貫いていただきたいものです。
あまりにひどい塗装後のポリッシャー傷もきれいに処理が終わりました。
事故に遭われてへこんでいる所に修理から上がってきた車が、事故前よりも状態が悪くなって帰ってきたのではたまったものではありません。
我々磨き屋はディーラーのように権威で守られることがありませんから、
仕事の内容でお客様に信頼を頂くしかありません。
それだけに1台1台を気持ちを持って施工させていただいております。
BMW ビーエムダブリュー 325i コーティング補修終了
事故前のように手入れの行き届いたきれいなお車になりました。
今回はお越しになられたついでにザイモールのWAXもご購入いただきました。
施工いただいているコーティングがマーベラスフィニッシュ・スノーガードですので、ザイモールのような天然成分100%のWAXであればコーティングの上に施工することが可能です。
これは全てのガラスコーティングに施工可能なわけでは有りません!
場合によっは斑になってしまったり吸い込みを起こして白濁してしまったりする恐れがありますのでむやみにお試しになられないようにしてください。
特に有機系やフッ素系のものは100%弊害が出ると思っていただいたほうが良いと思います。
ザイモールでWコートすることで親水から撥水また親水へと機能を変えることでお楽しみいただくことが可能となります。
注)ザイモールをご購入の際にはネットなどの並行輸入品はなるべくお避けください、ものによっては一度溶けてしまったものが固形化したものなどが出回っているそうです。
このようなものは一度成分分離を起こしている可能性があるため本来の艶が出なかったり、再施工の際にクレンズを使用しても古いザイモールが剥離できなくなることがあるそうです。
車両クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング(4パネル)+02磨きコース(4パネル=軽度の磨き)
施工料金:保険会社対応のため非公開
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