2011年03月30日公開|ホンダ
お預かりさせていただく1日前にご納車となったバリバリの新車です。
さすがにきれいです!
と思いきや、お引取りに伺った際にお客様から、
「傷があるのですが磨いて取れますか?」
いわれる部分を見てみると、テールゲートに信じられないような傷が!
確認してみると深い長い線傷と、その下には何かでこすったようなかなり広範囲の傷が入っています。
これではお客様も心配されるのはもっともです。
新車としてはありえないレベルです!
お客様からとにかくこれ以外の傷もすべて確認して写真を取ってほしいとのご要望でしたので、工場についてから傷の確認作業をいたしました。
状態の悪さは傷だけではありません。
この水染みを見てください!
新車でこれはありえません。
納車になって数日経過した中でこのようになるのは仕方ないことです、現実問題として水染みを防ぐ手立ては無いのが現実ですから。
しかし納車の段階でこのように水染みが付着していることは許せることでは在りません。
ディーラーから言わせれば、
「PDIからこの状態で納車されたからしょうがない」
というのかもしれませんが、それを言うならどこかお店でたとえばバックなどを買って汚れていてもお店から、
「メーカーからこの状態で納品されたのでしょうがない」
といわれて納得するのでしょうか?
担当営業マンと店長答えなさい!
照明を当てて確認をしていくと新車としては恐るべき傷の量です!
線傷はボデイ全体にくまなく入り、
納車磨きの際のポリッシャー傷もほとんどのパネルについています。
納車磨きをされているのになぜ線傷がここまで残っているのか疑問です?
さらに線傷を取るための納車磨きで傷を取らずにポリッシャー傷を入れているのでは“本末転倒”です!
現在ホンダの新車の出荷システムは、各県内にメーカー直営のPDIセンターがありそこで納車準備を行い各ディーラーに配送しているようなので、このような状態でメーカーは出荷していることになります。
いったいホンダというメーカーは新車のクオリティーをどのように考えているのか疑問におもわざろう得ません。
さらにディーラーも,いくらメーカーからこの状態で配送されたにしてもこの状態を見過ごしてお客様に納車する神経は信じられません!
ディーラーの営業マン・サービスフロント・メカニック全員が目が見えないのか?
としか思えないレベルです!
お客をなめきっています!
400万円を超える乗り出し価格のお車です、この程度であれば中古車を買ってもまだましなくらいの状態です。
ホンダというグループ自体が腐りきっているのでしょうか?
磨き前膜厚は112μでした。
オデッセイクラスになると塗装がよくないホンダでもかなりまともな塗料を使用しています。
膜厚も他の国産車と同じくらいの膜厚が確保されていますが、今回は新車といえどもこれだけの傷を磨ききらなければいけないため、研磨厚はかなりの膜厚となってしまうと思います。
磨き終了後膜厚は新車としては異例の研磨厚となってしまい6μの研磨となりました。
通常の新車の状態であればかなり程度が悪くても3μ程度で収まるのですが、今回ばかりはそれではすみませんでした。
お客様からのご要望で傷の写真をデーターとしてお渡しいたしましたが、そのデーターを持ってディーラーに話にいかれるそうですが、果たしてディーラーはどのような対応をするのかが見ものです。
“誠意ある対応を望みます”
新車なのに5年経過車レベルの磨きが必要でしたが,
ほとんどの傷はとりきることができました。
PDIでの磨きで付けられ塗装の曇りや,オーロラとなっていたスクラッチも完全に処理できましたので新車の塗装の輝きが戻ってきました。
磨き前には新車にもかかわらず水銀灯がぼけてしまっていましたが、
きっちり水銀灯の輪郭も写り込むようになりました。
だいぶ多目の研磨とはなってしまいましたが、何とか新車のクオリティーに戻せたことは何よりでした。
ボデイの磨きコーティング以外にもスプラッシュビューの施工のご注文も頂きました。
新車ですのでライトポリッシュでガラスを磨き脱脂を行いコーティングを施行します。
多くの方はご自分で簡易撥水剤などでコーティングをされているようですが、
寿命も短く繰り返し施行をすると夜間や雨天時のぎらつきの原因となってしまいます。
しかしこのような純度の高いフッ素撥水コーティングをした処理をきちんと行い施行すれば、非常にクリアーな視界も確保できますし,
数年間際コーティングの必要はありません。
さらにガラスの拭き上げなども神経を使う必要はほとんど無いのでスタンドなどで、
「窓は拭かないで!」
などという必要はありません。
さらにルーマー ペイントプロテクションフィルムの施工もご注文いただきました。
施行箇所はドアサイドステップ4箇所とドアカップ4箇所となります。
このような場所は、運転者自身は気をつけることでかなり傷がつくことは防げますが、
同乗者の場合は意外と無神経に傷を入れられてしまうことが多いのではないでしょうか?
特に女性の場合はつめも長かったりハイヒールなどを履かれることも多いので傷を入れてしまう可能性が高くなります。
このような傷は意外と傷の深さは深く、又磨きではポリッシャーも使えないことが多いので一回付けてしまった傷は取れなくなってしまいます。
車磨き研究所で採用しているルーマー・エクセペルのペイントプロテクションフィルムは他メーカーのものに比べ厚さが約三分の一程度の非常に薄いフィルムですので、意匠性はほとんど損なうことはありません。
しかも薄いからといってフィルムの強度が低いわけではなく,
他社フィルムの2倍以上の耐傷性と対劣化性を兼ね備えています。
傷がついてしまい凹む前に、
“ペイントプロテクションフィルムの施工を”
車体位置確認用のカメラが4箇所についています。
つまり車の全周がモニターに映し出されます。
驚くのは各カメラのつなぎ位置の補正がかなりの精度でできていることです。
科学の進歩には驚かされます!
HONDA ホンダ オデッセイ アブソルート コーティング終了
新車としての必要なクオリティーにまで戻すことができ、
コーティングにより黒光りする妖しい輝きを放っています。
今回お選びいただきましたコーティング剤は撥水性のコーティング剤ですが、フッ素を使用せずに撥水機能を持たせているため耐酸性能力も非常に高いうえに、膜硬度も7Hと硬く耐擦り傷性にも優れています。
撥水性のガラスコーティング剤の特徴の固い艶感と深みのある艶間を併せ持った、まさに“プレミアム”なコーティング”です。
価格はちょっと高めですがそれに見合った性能と意匠性を兼ね備えています。
但し撥水能力に関してはフッ素撥水のハイモースコートには及びませんが十分な撥水能力は備えています。
車磨き研究所では親水性のコーティング剤のほうが圧倒的に人気が高いのですが、撥水性のコーティング剤の玉になって水が流れる様も捨てきれない方も多いと思います。
しかし心配になるのが雨の後などの水残りが蒸発した際の水染みですが、フッ素撥水に比べ水染みができるリスクは格段に少ないと思います。
又仮に水染みができてしまっても、フッ素を使用していないため酸のリムーバーを使用してメインテナンスを行っても機能性を失うことも無く、
施行時と同じ撥水性能が持続します。
玉になって水が流れる様がお好きな方にはお勧めのコーティング剤です!
車両クラス:クラスLL
施行コース:エクセレントフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビューコーティング・ライトポリッシュ(フロント基本セット+リアガラス)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4箇所+サイドステップ×4箇所+ヘッドライト ガラスコーティング
施行料金:257.917円税込み(新車割引磨き10%・濃色車割り増し磨き10%・お引取りご納車費用 適応)
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