2011年03月12日公開|ロータス
ローバーエンジンを搭載するエリーゼです。
この当時のエリーゼの中では最軽量のモデルで、パワーウインドウ・ABS・パワーステアリング・マスターバックなど軽自動車でさえ標準装備のものさえも省き軽量化されているモデルです。
当然エアコンもオプション設定です!
搭載されるローバーエンジンはノーマルで124psとスペックで見ると非常に非力に感じますが、車重840kgと軽量なためいざ実際に運転して見るとワインディングでは300psを超えるスポーツカーでも追い回すことは容易です。
車重の軽さと車高の低さからコーナリング中の姿勢変化がごくわずかなことからコーナーが連続するようなところでは“木の葉が舞うようにひらひら”とコーナーをクリアーしていきます。
運転感覚は車というよりカートに近いかもしれません!
最近のスーパースポーツ特にGT-Rに代表されるような電子装備に頼った作りではないので、あくまでもドライバーの力量に応じたスピードしか体験はできません。
だからこそスポーツ走行時のリアル感が高く、乗りこなせたときの満足度は格別の車です!
おそらく今後この価格でここまでレーシングカーに近いリアルスポーツな車は発売されることは無いでしょう!
ちなみにこのお車はクラブマンレースのロータスのワンメークレースで111CUPに出場しているレーシングカーです。
クラブマンレースはナンバー付き車両以外は基本的に出場できません。
シートは左右ともフルバケットシートに交換されています。
スポーツシートではレカロが有名ですが、レースの世界ではまず見かけることはありません。
レカロはあくまでドレスアップシートです!
輸入車のレースの世界では定番のOMPのステアリングです。
しかも30φの超小径ハンドルです。
パワーステアリングは在りませんが車重が軽いためこれだけ小径ハンドルでも重さは感じることはありません。
いたってシンプルなメーターです。
ここまでシンプルですとちょっと物足りなさは感じます。
そこでデジタル表示の後付けメーターが取り付けられています。
レース車両なので、エンジンコンディションを把握するため複数の情報がここに表示されます。
表示が小さいためレース中にこの情報をきちんと読み取るにはかなりの慣れが必要です。
当然足回のサスキットも車高調タイプに交換されています。
フォースのアブソーバーにアイバッハのスプリングが組み合わされています。
元F1ドライバーのミハエル・クルムが開発したサスキットで60万円以上の非常に高価な代物です。
高回転域で必要とされる大量の空気を送り込むためのラムエアーBOXです、もちろん本物のカーボン製です。
これだけでもかなり高回転域での伸びは変化が出ます。
アーキュレーのシングルマフラーです!
ロータスでは定番のブランドですが、このお車に装着されているマフラーの音量は恐ろしいものがあります。
過去にサーキットでさえ騒音規制に引っかかったといういわくつきの爆音マフラーです!
レース車両には必需品の消火器です!
ボデイがFRPのためこれが必要となる自体がおきれば車は跡形がなくなっているでしょう。
使わずにすむことを願います!
今回はルーマー・ペイントプロテクションフィルムの施工もご依頼いただきました!
写真はフロントカウル部分のフィルムを貼っているところです。
専用のジェルとアルコールを使用して貼りこんでいきます。
国産車でもリアドアなどにフィルムが張られている車種もありますが、メーカー純正フィルムと比べその厚さは三分の一ほどですので
ほとんど貼ってあることは判りません。
しかし薄いからといって飛び石からの防御性は低いどころか数倍の強度もあり、紫外線などに因る劣化に対しても2倍以上の耐久性があるのが、
ルーマー・エクセペルなどのペイントプロテクションフィルムです。
最近国内では3Mのものなども多く出回り始めましたが、性能的にはまだまだ大きく出遅れています。
特に価格は非常に安いですが韓国製のフィルムに関してはルーマー・エクセペルなどの性能の数分の一にも達しません。
またルーマー・エクセペルの並行品としてYES!PPFなども在りますが、正規物に比べ価格は安いですが製品保証がないためクレームはほとんど効かないそうです。
ミラー本体とステーにも施工してありますがほとんど見分けることはできません。
1m離れてしまえばまずフィルムがあることはわからないほど質感変化はありません。
ここまで拡大して矢印で場所を特定してやっとフィルムの存在がわかるほど
フィルムの質感は高いです。
やはりこちらもここまで拡大してやっとわかるレベルです!
蛍光灯ですと比較的見えやすいのですが、太陽光でしたらここまで拡大してもほとんどフィルムが貼ってあることは判りません。
バンパーのグリルがある巻き込み部分もここまできれいに巻き込んで施工することが可能です。
これはコンピューターデーターによるカットをしているために非常に正確なカットがされている為に可能なレベルです。
このような精密な施工は3Mや韓国製フィルムでは不可能です!
フロントタイヤから巻き上げる飛び石を喰らい易いサイドシルのフルラップ施工です。
フルラップはデーターがないため型紙を使い型取りしての施工ですが、ここまできれいに張ることが可能です。
白い線からやじるしの方向にフィルムが貼られています。
この範囲で貼るのをフロントハーフキットといいます。
これ以外にもフロントカウル全てと、フロントフェインダー全てをカバーする
フロントフルキットも施工可能です。
価格的にはハーフキットの30~40%アップとなります。
新車時にガラスコーティングを施工してあったためほとんど傷らしき傷はレースで使用しているにもかかわらずほんの少ししか確認できません。
非常に程度の良い状態です!
FRPボデイの場合年数が経過すると水分のFRPへの吸い込みによりFRPがゆがんできたりしてしまいますが、新車時にガラスコーティングを施工してあったために水分の吸い込みが非常に少なくされていたためにFRPの状態も非常にいい状態が保たれています。
これはカーボンパネルにも共通の特性ですので、
FRPやカーボンパネルのお車はガラスコーティングの施工は不可欠です。
いくら目に見える傷が少ないといっても、いくらガラスコーティングが傷を防ぐといっても、目には見えないような細かなスクラッチは入っています。
それが光の反射を起こし艶を低くしていっていますが、古いガラスコーティングを磨き取り塗装面を磨きなおしてあげることでここまでまた艶が復活します。
ガラスコーティングで守られていたおかげで塗装自体にはほとんど傷は入っておらず、塗装の劣化もほとんどありません。
それだけに02コースの磨きでも新車のときを遥かに上回るようなすばらしい艶が作り出されました!
これは会心の作の1台と言っていいと思います!
LOTUS ロータス エリーゼ スタンダード改 111CUP仕様 コーティング終了
磨きの時点でもすばらしい艶を放っていましたが、ガラスコーティングと光触媒コーティングのWコーティングによってさらにその艶は極限状態まで高められました!
特にRの部分の柔らかい艶は妖しささえ感じさせます!
いかがですかまるでショーカーのようです!
いやそれ以上かもしれません。
とても5年経過したお車には見えません!
しかもサーキットで酷使されている車とはとても思えません。
オーナー様曰く
「レースで早い車は皆きれいでピカピカなんですよ」
ということは次回のレースは“優勝間違いなし”ということになります!
前を走る車はあまりの輝きに道を譲り、後ろを追従する車はあまりの美しさに見とれ追い越すことを忘れてしまうでしょう!
車両クラス:クラスSS
施工コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(サイドシル=ワンオフ・フロントハーフキット)+スプラッシュビュー・ウインドウフッ素コーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)
施工料金:311.152円税込み(輸入車割り増し磨き10%・材質割り増し磨き20%・お持込お引取り割引-10% 適応)
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