2011年03月25日公開|メルセデスベンツ
今年度最後のベンツのご入庫です。
ベンツでは珍しいブルーのお車です、CLKなどではたまに見かけることは在りますがAクラスではめったに見かけることがありません。
ベンツに限らずドイツ車の場合カラーラインナップは決して少ないわけではないのになぜかほとんどのお客様は白・黒・シルバーをお選びになられます。
おそらくドイツ車を選ばれる方の多くは輸入車を変われる方の中では比較的保守的な方が多いことが多いのではないかと思います。
それと使用目的が遊び車ではなく足車やビジネス用として使われることが多いためではないかと思います。
その様 な傾向の中このようなブルーのベンツは貴重です。
ロータスブルーという大変きれいなメタリック塗装です。
写真で見ると比較的濃いブルーに見えますが、現物を見ると意外と明るく細かなメタリックの品のいい光沢がAクラスといえどもさすがベンツの高級感を醸し出しています。
今回はベンツの新車といえども傷はそこそこありました。
販売台数も少ない色ですので比較的在庫期間が長かったのではないかと思われます。
輸入車の場合変わった色や装備を選択すると在庫車両が無く受注生産のように納車期間が数ヶ月かかることが多いのですが、
ベンツの場合一部の車種を除いてはほとんど即納体制にあるそうです。
聞く話によればベンツのお客様は納車を待たされることを非常に嫌うため、あえて長期在庫になるリスクを犯してもかなりの在庫を抱えているようです。
磨き前膜厚は101μ、磨き後膜厚が98.2μでした。
研磨膜厚は傷があったのでベンツにしては多目の2.8μでした。
2.8μの研磨は国産車などではそれほど強い研磨をしなくても簡単にスポンジバフで研磨できる膜厚ですが、ことベンツなどドイツ車の塗装は非常に硬いためこの程度の研磨厚でも通常の倍近い時間がかかってしまいました。
時間がかかってしまった甲斐あって、付いていた傷もすっかりきれいになりいつものベンツの新車のクオリティーに戻すことができました。
ルーフシェルの部分に白く転々と見える部分はコンパウンドの飛散したあとですので、この後の洗車脱脂の作業によりきれいに取り去られます。
車磨き研究所での脱脂作業は通常のコーティング屋さんの脱脂作業とは大きく異なります。
通常はシリコンオフなどアルコール系のものでコンパウンドの油脂を拭き取る方法か洗車により洗い流す方法を取りますが、これでは完全な脱脂作業とはならずガラスコーティングの曇りや剥離のリスクが発生してしまいます。
車磨き研究所では温水洗車の後,水性脱脂剤を使用してスポンジで丁寧に脱脂を行い、その脱脂剤をさらに再度温水洗車で洗い流し完璧な脱脂を行いますので、
ガラスコーティングの曇りや剥離のリスクはほとんど発生することはありません。
仕上がりのクオリティーレベルは磨きやコーティング剤に関心がいきがちですが、見えないこの作業こそコーティングのクオリティーと耐久性を決定ずける最大の要因となります。
コーティング屋さん選びに迷われたら脱し方法で選ばれるのも良いかもしれません!
Mercedes-Benz メルセデスベンツ A180 コーティング終了
きれいなロータスブルーがコーティングにより更なる艶を放つようになりました。
先にも触れましたが脱脂の方法によってはいくら優れた艶を作るコーティング剤を使用しても、磨きで残ったコンパウンドの油脂が溶け出し曇りの原因となってしまうことがあります。
アルコールでの脱脂は油脂を完全に拭き取ることはできませんので特にトラブルの原因となる可能性が高くなります。
くどいようですが、
“脱脂方法にはご注意を”
車両クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施行料金:73.500円税込み(新車割引磨き10%・輸入車割り増し磨き10% 適応)
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