2011年04月02日公開|ロータス
このお車もレアなお車です!
ロータスの中でもエボーラ 2イレブンについで高価格なエキシージSですが、標準のエキシージSでさえなかなかお目にかかることは無いのですが、さらにこのお車は限定車です。
タイプ72といって、F1の往年の名車のカラーリングをデモファイしたモデルです。
ロータスタイプ72はロニー・ピーターソンなど往年の名ドライバーが通算20勝も優勝した名車中の名車です。
ここのところのロータスのメーターはシンプルそのものです。
必要最低限の機能だけしかありません。
他の輸入車スポーツカーのように素材やデザインには極力お金を掛けずに機能だけを追及して作られています。
そのおかげでこれだけ高性能でありながら700万円台で手に入れることが可能としています。
それでも決しておいそれとは買える値段ではありませんが、構造のこだわりやハンドリングマシンとしての性能などトータルに見ていくと非常に安い買い物といえると思います。
GT-Rが性能的に非常に安い価格であるのと同じに、開発されているコンセプトはまったく違いますが同じ構造で同じ性能のものを他のメーカーが作ったとしたら間違いなく1.000万円は超えてくると思います。
内装もタイプ72の特別仕様となっています。
シートも専用デザインの皮製のシートとなっています。
センターコンソール部分も革で覆われるツーリングパッケージが標準で装備されています、標準モデルに比べ若干価格は高いのですが装備の内容から見ると非常にお買い得な設定です。
エンジンはトヨタの2ZZをベースとし、ロータスにより専用のチューニングが施され220psを発揮しています。
総重量が935kgしかないのですからパワーウエイトレシオはわずか4.25ps/kgとなりこのおかげにより驚異的動力性能と、コーナリング性能を実現しています。
腕に覚えのあるドライバーであれば、直線の無いタイトコーナーが連続するような峠道ではさすがのGT-Rでもかなわないと思います。
但し個人的好みから言うとトヨタエンジンよりローバーエンジンのころのさらに軽量で重心の低かったフェイズⅠのころのほうがよりロータスらしかったと思います。
このサイドスカートはオーナー様が後付けで付けたものですが、カーボン製のものです。
軽量を売りとしているロータスですので、いくら軽量のカーボン製といえども重量が増えてしまうことは考え物のところもありますが、これによりフロントタイヤからのサイドロッカーに対しての飛び石は完全に防げますので、差し引き0といったところです。
納車から1年が経って走行距離も5.00kmですがそれにしてはかなり傷は多く、かつ非常に深いものが多いです。
オーナー様は走ることは非常にお好きだそうですが、ことお車の手入れ洗車等はお嫌いだそうでほとんど乗りっぱなしの状態だそうです。
さらに悪いことに車庫保管ではなくボデイシートを使用しているそうなので、
汚れがついた状態でボデイシートを掛けたり剥したりを繰り返しますから傷が入るのは当たり前です。
このてのプレミアムスポーツカー乗りの方は大体車の保管状態には神経質な方が多いのが普通ですが、ロータスに限っては意外と大雑把な方が多いのが特徴ですが、中にはフェラーリ乗りでもここまで神経質な方はいないだろうという方もいらっしゃいます(分かる方は誰のことか分かりますよね?)。
但しどのロータスオーナーにも共通する部分は並みのオタクではないということです!
秋葉オタクなど到底比べ物にはならない兵揃いです!
そう言う私もその一員かもしれませんが?
本来であれば付いている傷のレベルから言うと03・04コースで無いと完全にすることはできないレベルまで傷のダメージはありましたが、オーナー様の意向により傷の処理はそこそこでいいから、汚れがつきにくくなることに主眼をおきたいとのことでコーティングに重点を置いて02コースの磨きでの仕上げとなりました。
太陽光ではほとんど傷はわからないレベルにはなりましたが、完全に傷が取れ切れているわけではないので、水銀灯や太陽光でも角度によっては傷が見えてしまうレベルにはなってしまいました。
但しはじめの状態からすると雲泥の差にはなりました!
ロータスはオールFRPボデイのため鉄板のようにバフの圧がかからず逃げてしまうため磨きは非常に困難です。
無理をして傷を取ろうとすれば素材がFRPのため熱がこもり塗装を傷めてしまう可能性があるため非常に神経を使います。
しかし昔からFRPボデイを作っているメーカーだけにその塗装技術はすばらしいものがあります。
熱にさえ気をつけていれば鉄板を磨いているのとそれほど変わりない磨き方でも塗装の密着強度は安定しています。
ここまでのFRP塗装ができるのはロータスを措いてないと思います!
LOTUS ロータス エキシージS タイプ72 コーティング終了
埋め尽くされていた傷で、せっかくのソリッドブラックもやや曇りがちでしたが、磨き上げコーティングを施工することで,
ソリッドブラックの持つ艶めかしい光沢に仕上がりました。
好みはあると思いますが、
ソリッドブラックは固い艶よりも柔らかな濡れたような艶のほうが、より美しさを増します。
今回お選びいただいたコーティング剤のマーベラスフィニッシュ・プレミアム×光触媒ボデイコーティングはその様な光沢表現にはもってこいのコーティング剤です。
このような光沢性のコーティングはボデイのR部分の美しさを非常に強調することができ、ただでさえグラマラスなフェインダー部分がさらにグラマラスに感じさせます。
このグラマラスボデイの仕上がりには、
マライヤ・キャリーや倖田來未のセクシーグラマラスボデイもたじたじです。
一般的なガラスコーティングの固い艶感にご不満な方には、
非常にお勧めのコーティング剤です。
これ以外にも色々な意匠性・機能性のコーティング剤を取り揃えておりますのでお好みに応じてお選びいただけます。
お問い合わせお待ちいたしております。
車両クラス:クラスX
施工コース:マーベラスフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)
施工料金:206.295円税込み(輸入車割り増し磨き10%・濃色車割り増し磨き10%・ソリッド割り増し磨き10%・形状割り増し磨き20%・素材割り増し磨き20%
適応)
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