2011年04月07日公開|日産
H16年登録のお車ですがとにかく程度が良いお車です。
走行距離も90.000㎞近い状態としては驚異的な程度のよさです。
いかにオーナー様がきちんと管理されてきたかが伺える磨き屋にしてみるとうれしい限りのお車です。
ボルボの850に対抗して販売された日本初の本格的Lクラスツーリングワゴンです。
価格的にもクラウンエステートに次ぐ価格帯設定で、装備・走行性能・車格などツーリングワゴンでは絶対的王者だったボルボを脅かすだけの力を持った国産車としては革新的な車としてデビューしました。
こちらのお車は2代目となりますが、ライバルであるボルボもV70へとモデルチェンジをしましたが、先代の850の出来がよすぎたこととコストダウンによる質感の低下や景気の低迷などが重なり売れ行きは一気に低迷する中、ステージアは更なる熟成を果たし王者ボルボを真に脅かす存在まで熟成されていったようです。
私もボルボは850セダンを前期後期と2台、850エステート V40と乗り継ぎ、
大のボルボファンでしたが、あからさまなコストダウンとデザインのアンバランスさや走行性能の低さなどに嫌気が差し10年以上乗り継いだボルボをやめ他社のツーリングワゴンに変えていった経過があります。
しかし最近のボルボはまったく接する機会が無かったので今のできは知りませんが、聞く話では一時のできの悪さは全ての面でかなり改善されたとも話しに聞きますので、ちかじかショールームにでも行って見学してみようと思っています。
マイナーチェンジにより過給機付だったエンジンもNAとなりこちらのお車は3.5Lですので272psと余裕の動力性能を持っています。
これでしたら何も高い輸入車を選択する必要も無い気がします。
この当時ではまだ珍しいデュアルサンルーフです。
個人的にはあまりルーフの開口面積が多いことは好きではありません。
理由は車体強度に与える影響を考えてしまいます。
ただでさえツーリングワゴンはセダンに比べボデイがゆるいので、長く使用する中でそのゆるみが大きくなることが心配です。
リアハッチは2段開口する様に作られています。
これは便利のようですが、意外とこの機能を必要とはしないのも事実です。
アメ車などには比較的多く採用されていますが、欧州車ではあまり見かけることはありません。
その理由は簡単で、やはり剛性上の問題が在るからと思われます。
できの悪いツーリングワゴンは高速道路などでエアーのワウリング音が発生したりしますが、新車のうちはよくても剛性が下がることで密閉性に問題が出始めることによりワウリング音がし始めることもよく在るそうです。
ステージアには乗ったことが無いのでわかりませんが、ちょっと心配なきもします。
決して豪華とはいえないかもしれませんが、最近の車としてはかなりきちんと作りこまれています。
素材もコストダウンを感じさせない良い作りです。
ツーリングワゴンの歴史が浅い国産車・ニッサンですがツーリングワゴンが必要とするつぼをきちんと押さえた良い作りです。
シートも素材・ガラ・色共に非常にセンスよくまとまっています。
これで輸入車並みに長距離でも腰が痛くならないシート構造でしたら完璧です!
くどいようですが内装も本当にきれいにお使いです!
エアコンモニターも非常に見やすい位置にあり、画面の非常に見やすいデザインです。
国産車としては珍しいくらい良い作りです。
かなり欧州車を研究されて作られたと感心させられる部分です。
メーター内部・カウル共にシンプルでありながら飽きの来ない良い作りです。
それでいてスポーティー感もありますので非常に好感が持てます。
国産車独特の安い素材や派手な素材を使用して変に豪華に見せようとしない、質実剛健なデザインです。
作ろうと思えば作れるではないですか!
ここも決して豪華な作りではありませんが、シンプルで機能的な作りで非常にまとまったデザインです。
このようなセンスは好きですねー!
たぶん国産車でここまで褒めたのは初めてのような気がします。
フロント基本セットのスプラッシュビュー・ライトポリッシュのご注文も頂きました。
このくらいの年式走行距離となりますと、かなりガラスにも傷が入っていたり鱗の付着があるものですが、お車の程度のよさにはまたまた驚かされてしまいました。
ライトポリッシュでは深い傷は取れません、あくまで軽いスクラッチとシリコンオイルの除去に限定されますが、その程度の磨きでも十分きれいになってしまいました。
ご覧の通りほとんど傷はありません。
但しパールホワイトという色の特性上写真には写りませんが、細かな浅い洗車傷は当然7年も経過していますからボデイ全体についてはいます。
しかし普通の7年経過車と比較したらほとんど傷が無いのに等しいレベルです。
下手をするとここのところ入庫した,
新車よりも程度がいいかと思うくらいの状態です。
磨き前膜厚は104μとパール塗装にしては薄いほうですが、肌感なども柚子も抑えられていて写りこみの輪郭も肌調整されていないのにきれいに写りこんでいます。
こんなことを言うとお客様には怒られてしまうかもしれませんが、
この磨きは楽ができそうです。
但しその分艶がきっちり出るように仕上げに神経を使って仕上げていきます。
注)照明の関係で色が違って写っていますがステージアです。
傷といってもこの程度のものです。
かなり苦労して撮影しました。
本当に軽度のスクラッチレベルです!
予想どうりたいした苦労も無くきれいに磨き上げることができました。
磨き終了後の膜厚は98.2μで、総研磨膜厚は5.8μでした。
程度がよく傷も浅いといっているのになぜか研磨膜厚が多いのが不思議に思われるかもしれませんが、なぜかわかりますか?
理由は傷を取るためやむやみに研磨したわけではありません。
7年という使用過程の中で、当然塗装は紫外線にさらされ経年劣化していきます。
それがくすみとなり塗装の艶を落としていってしまいます。
その部分を研磨して落としてあげないと、新車のときのような艶は塗装自体には戻ってこないためそのくすみを落とすための研磨をし艶を戻してあげました。
まだ新しい車で磨き前膜厚がこのように少なければ、
ここまでの研磨はいくら艶を出すためでも考え物ですが、走行距離と使用年数を考えると後1回再度同じレベルで磨きをしたころが使用限界に車自体がなってしまうという予測になりますので、この程度の研磨膜厚でも問題は無いという考えになります。
先程の傷のあった部分もきれいさっぱり傷がなくなりました。
くすんだクリアーを研磨することで、
新しいクリアーが露出しきれいに艶が戻っています。
いくら程度がいいといってもさすがにドアカップ部分はつめによりそれなりに傷が入っています。
このような傷は傷の中に汚れが入りやすいために、いくらホワイトパールでも目立ちます。
逆に白系のほうがこのようなところは傷が目立つかもしれません。
このようなところはポリッシャーが入りにくいためあまり深い傷を入れてしまうと、ドアハンドルを分解して磨かなければいけなくなってしまいますが、工賃が掛かってしまうため現実的には手磨きでしか対応できません。
今回は傷はそこそこありましたがまだ軽度な傷でしたので、あらかた判らないくらいには磨き上げることができました。
できることならドアカップにはペイントプロテクションフィルムを貼っておくことがお勧めです。
同乗者を乗せる際に指先を気にする必要もなくなります!
NISSAN ニッサン ステージア 350RX コーティング終了
もともと程度がいいお車でしたが、古い劣化しだしたクリアーを一皮剥いてあげることで、更なる艶が戻ってきました。
ホワイトパールの場合白系のカラーの中でも特に磨きやコーティングに因る艶感の変化は顕著に判ります。
パールの持つ輝きが一段とはっきりして色が変わったのかと思うくらいの違いが体験できます。
こちらのお客様は以前奥様のお車を施工いただいたお客様ですが、その際のブログをお読みになってショックをお受けだったとご主人様からお聞きしていましたので、今回のブログはどのように感じられたか又お聞かせください。
ご夫婦のお車を共に施工させていただきありがとう御座いました。
まずは奥様のお車から施工する優しさには見習うべきものを感じました。
安い買い物ではないにもかかわらず、ご主人様のお車まで施工をお許しになる奥様の優しさも又すばらしいやさしさで、仲の良いご夫婦でうらやましい限りです。
すでに施工いただいているお客様はリピーター割引が適用できますので、ご家族のお車も非常にお値打ち価格で施工できます。
リピータ割引とお持込割引で30%OFFとなりますのでぜひこの割引をご利用ください!
車両クラス:クラスL
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビュー・ガラスコーティング(フロント基本セット+ライトポリッシュ)
施工料金:70.193円税込み(お持込お引取り割引10%・リピーター割引20% 適応)
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