2011年04月29日公開|日産
とにかくでかいの一言です!
車磨き研究所のツーリングクラブの常連メンバーの奥様のお車です。
普段の足車としてこの大きさを運転できるとは、かなりの兵です!
お話をお聞きして見ると、実はほしい車はR32のGTRとお聞きして納得しました、かなり運転には精通されているようです。
だんな様はR31にお乗りですが、ローパワーの車にもかかわらずワインディングなどでは400psクラスの車にピッタリとついてきてしまいますから、ご夫婦そろってドライビングテクニックは相当のものです。
このお車のボディカラーは、ミスティブラックマルチフレックスという特別限定色ですが、いわゆるマジョーラ塗装の一種のようなものだと思います。
見る角度や、光に種類や光量によってさまざまな色に変化します。
コガネムシ以上の色の変化があります!
限定色といえどもここまで派手な塗装はちょっと微妙です!
さすがにスクラッチシールドではないようなので安心しました。
このお車を購入された理由として、ご両親がお足が弱ってきてしまったために楽に乗り降りができるようにとのことだそうですが、さらに電動の補助ステップもお付けになられています。
電動スライドドアと連動していて、ドアを開けると補助ステップも車体の下から出てきます。
至れり尽くせりです!
さらに電動カーテンも装備されていますが、これが又恐ろしいスピードで開閉をします。
ほとんど瞬間的にカーテンの開閉が終了します、所要時間1秒程度ではないでしょうか?
国産車としてはかなりウッドの質感は高いと思います。
正直国産車のウッドはいかにも作りもの的に見えるものがほとんどですが、このウッドはなかなかのものです。
欲を言えばもうちょっと暗い色なら最高です!
なんと100万円近いナビゲーションだそうです!
車体全周がカメラにより映し出されこれだけ大きな車体でもきりきりの車庫入れが可能となっています。
映像精度もかなりのもので驚かされました。
この様な部分のハイテクは国産車の独壇場です。
かなり程度はいいお車ですが、さすがに多少の傷と雨染みはできてしまっています。
ルーフは鳥糞などによる酸化劣化の痕もありこのまま放置すれば症状は進行する危険性があります。
新車購入時から手洗いで管理されていたそうですが、さすがに頻繁にはこの大きさでは無理ですので、今回少しでも洗車の手間を減らし塗装の痛みを食い止める目的でご注文いただきました。
どうせ磨くなら少しでもきれいにしたいとのご要望で、磨き重視で02プラスの磨きといたしました。
磨き前膜厚は112μと3コート塗装にしては薄めでした。
ウールバフ磨き後の膜厚は109μ、研磨膜厚は3μとなります。
ウールバフは研磨することで傷を落としてもいきますが、自ら傷も入れていってしまいます。
この傷をいかに浅く済ませ傷だけを取り除いていくかが技術と経験の違いが出るところです。
此処で深い傷を入れてしまうとこの後スポンジバフで幾ら磨いても取れない傷が残ってしまうこともありますので、あまり無理な磨きは禁物です。
磨き終了後膜厚は103μでした。
総研磨膜厚は9μと多目ですが、膜厚はボンネットで測ったため猫傷に侵されていたのでこの部分だけ多目となってしまいました。
結構深めの傷でしたが、さすがにこれだけの研磨をしたので、きれいさっぱり無くすることができました。
しかしルーフの鳥糞などによるクリアーの酸化劣化してしまった部分はかなり無くすこともできましたが、白くひび割れるような状態の部分は多少痕は残ってしまいました。
残念なのは新車の際にガラスコーティングを施工していれば、
ルーフのこの様な劣化も防げたことです。
しかしこれでコーティングを施工することで、これ以上の劣化は食い止めることができますのでよしとするしかありません。
NISSAN ニッサン エルグランド ハイウェイスター 3.5 4WD
コーティング終了
カメレオンのような不思議な塗装ですが、
さらに色の変化が顕著になりまさに七変化のようです!
今回施工させていただいたガラスコーティングは、マーベラスフィニッシュ・スノーガードとなりますが、初めはハイモースコートもお考えでした。
しかしなぜ撥水のトップエンドコーティング剤から、親水のスタンダードタイプのコーティング剤になってしまったのか?
これにはオーナー様のこだわり?
いやいや性癖?
実は性癖なのです!
オーナー様は根っからの洗車好きで、
もう一台のR31をWAX掛けすることを楽しみとされています。
その様ななか、ある会話のなかでザイモールをお知りになりこの愛すべきR31のために購入されたのです。
「どうせザイモールを買ったのだから、どうせならエルグランドもザイモールをかけてみたい!」
と病気が発病したようです?
そこで普通であればWAX掛けはご法度のガラスコーティングでも、
ザイモールWAXなら施工可能のマーベラスフィニッシュ・スノーガードに白羽の矢が立ったというわけです。
なぜザイモールが施工可能なのか?
全ての理由はお教えできませんが、一つ理由をお教えします。
マーベラスフィニッシュ・スノーガードはガラスコーティングとしては珍しく、飴を塗ったようなとろりとした艶を発します。
つまりザイモールの蝋による艶と艶感がほとんど同じのため、ザイモールを塗りこむことによりさらに深い透明感ととろけるような滑らかさを作り出します。
〇〇さんこれを読んだら早速ザイモールをかけたくなったでしょうが、うまいタイミングで連休ではありますが、残念ながらまだWAX掛けはできません。
少なくとも連休明けの6日までは施工しないでください!
ガラスコーティング施工後1週間くらいはガラスコーティングから余剰成分が揮発しますから、指をくわえてみていてください。
その間にR31に施工をして、ツーリングの際にその輝く勇姿を奥様と共に見せびらかしてください!
R32GTRをほしがる走り屋の奥様の華麗なるドライビングを拝見させていただくのを楽しみにしております。
このたびは施工させていただきましてありがとう御座いました!
車両クラス:クラス当然LL
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(傷取り磨き)
施工料金:104.832円税込み(お持込お引取り割引10%・ご紹介割引10%・濃色車割り増し磨き10% 適応)
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