2011年05月28日公開|ポルシェ
今までのポルシェのなかでは911を除けば最高のロングセラーがこちらのボクスターです。
今ではケイマンがありますのでベビーポルシェとしてはだいぶ影が薄くなりましたが、カタログモデルではオープンカーでミッドシップと言う唯一のグレードですし手ごろな価格のためまだまだ人気は衰えません。
このタイプのボクスターはフロントセクションはまんま996と同じです。
真正面から見たときはほとんど判別が出来ません。
1996年に発売になりこの手ごろな価格にポルシェに憧れていた私の友人たちも何人もボクスターを購入しました。
一度本物のスポーツカーに乗ってしまうともう後戻りは出来ません!
彼らはその後十数年間の間あれやこれやとスポーツカーを乗り継ぎ、今では立派な?
スーパーカー乗りに成長しました。
彼らにとっては入門用スーパーカーだったと言うことになります。
そういう私もポルシェに憧れいつかはポルシェと若い頃は夢を見たものですが、どうしてもポルシェのスタイルが私の考えるスーパーカーとは食い違い、走行性能的には量産スポーツカーの中では卓越していることは百も承知しているのですがいまだに縁がありません。
過去に一度だけルーフのCTRを買う直前までは行きましたが、やはりスタイルと価格のバランスが受け入れられずに購入にはいたりませんでした。
しかしいまだにポルシェへの憧れは捨て切れません!
矛盾しているともいえる論法ですが、GT3RSは一度は購入してみたいランキングトップ3には入ります。
ちなみに後の2台はコルベットZR-1とアストンマーティンV8バンテージですが、この夢は夢のまま終わりそうです!
内装もまんま996です!
価格から考えてボクスターはこれでも十分と思いますが、996は約倍の価格ですからこれではちょっと悲しい気がしますがいかがですか?
別にイタ車の様にけばけばしてほしいとは思いませんが、あまりにも質感不足の気がします。
お客様のセンスでのドレスアップでナローホイルを装着されていますが、911用11Jですのでボクスターには過剰装着となってしまい、フェインダーからはみ出してしまいました。
そこに持ってきてサスキットもGT3クラスまで車高の下がるものを装着してしまったため、フェインダーの爪に干渉してしまうため爪折をしてさらにキャンバーもつけたのですが、それでもバンプした際は干渉してしまうようです。
スポーツカーのドレスアップはVIPカーとは違い外見上のかっこよさだけを追求すると逆に性能をスポイルしてしまうので、マッチングの確認は慎重さが必要です。
ホイルの選択は失敗されましたが、マフラーの選択は大成功です。
タコ足からサクラムのマフラーを装着されましたが、デザインもさることながらサウンドが最高です!
ポルシェ系のよくある音とは違い、フェラーリ系に近いような高音の乾いたサウンドでかなりいい感じです。
ボクスターは本来はトップは幌ですが、オプションのハードトップを装着しています。
価格は50万円以上もするものなので微妙なところです。
移住性はかなりよくなるとは思いますが、スポーツカーと言う性質上ウエイトアップになるデメリットもありますので選択するかどうかは使用用途に因るでしょう。
年式はそれなりに経っていますが、走行距離は非常に少なく1万キロをわずかに超えた程度です。
しかしさすがに8年の歳月が過ぎれば傷はそれなりに入っています。
磨き前膜厚は110μと比較的薄めの膜厚です。
磨き後膜厚は108μ、研磨膜厚はわずか2μで仕上がってしまいました。
傷の量的にはかなりの量でしたが、
クリアーが固いため傷自体は浅いスクラッチ傷だったのでこの程度の研磨できれいになりました。
やはりドイツ車のような硬い塗装はメインテナンスが非常に楽で、お客様にとっても致命的傷が簡単には入らない為管理がらくだと思います。
国産車もこの様な塗装にしてくれると非常に助かるのですが!
ドアカップとドアレバー上面部にルーマー・ペイントプロテクションフィルムを施工しました。
最近特にこの様な部分へのプロテクションフィルムの施工のご依頼が増えています。
2ドアの場合、ドアの開口幅が広くなりますので、ドアモールをつける部分にも5mm程度の幅でプロテクションフィルムを施工すると、
ドアモールと違い意匠性は変らずにドアエッジの傷を防ぐことが出来ます。
ちなみにドアエッジ一枚のプロテクションフィルムの価格は3.150円税込みとなります。
PORSCHE ポルシェ ボクスター コーティング終了
傷も無くなりピカピカになりました!
今回のコーティングは車磨き研究所の撥水タイプでは中間グレードのスノーガードを施工させていただきました。
このコーティング剤は撥水タイプですが、一般的なフッ素による撥水ではないので表面摩擦によりコーティング剤が磨り減っていったとしても金太郎飴と同じで、その効果は変化しないことが特徴となります。
又フッ素撥水の場合は反射の強い硬い艶感になりますが、フッ素を使用せずシリカ膜だけで形成されているために濡れたようなしっとりとした艶感が特徴です。
そのためポルシェのような曲線を生かしたデザインのボディラインを非常にきれいに表現することが出来ます。
それにより黒のボデイカラーも一段と深みを増しより一層高級感を増します!
こちらのお客様は昔からの我々の車仲間ですが、今までの車遍歴は一般の方の10倍は軽く超える猛者です。
コーティングにも磨きにも非常に目が肥えているために毎回施工の際には神経を使いますが、今回はご納車の際に来客中のようでお会いせずに失礼をいたしましたが,
ご満足いただけたでしょうか?
デカールにつきましては貼り付けにビビリが出てしまい施工を辞退してしまい申し訳ございませんでした。
カッティングシートの施工も練習しまして次回はお受けできるようにがんばります!
毎回ご依頼いただきましてありがとう御座います。
車両クラス:クラスM
施工コース:エクセレントフィニッシュ・スノーガード+02磨きコース(軽度の磨き)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ・ドアノブ×2箇所)
施工料金:100.800円税込み(輸入車割り増し磨き10%・濃色車割り増し磨き10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー