2011年06月01日公開|メルセデスベンツ
立て続けにAクラス2台のご入庫を頂きました。
ボディカラーが白から黒になるだけでだいぶ車のイメージもかわっってきます。
白のボディカラーですとだいぶカジュアルな印象になりメルセデスのマークもそれほど気になりませんが、黒になると同じマークもだいぶ重さを感じさせます。
どちらがいいかは乗られる方の性別やライフスタイル・使用用途などで選ばれるのがいいと思います。
ベンツの場合ボディカラーを決める際には、色の好き嫌いよりもこの様な条件を考えて決められたほうが失敗は少ないと思います。
こちらのお車もそこそこ傷が在ります。
やはり長期在庫車のようですが、先日ご入庫いただいたお車と同じで傷自体のダメージはさほどではないためこの様な傷は磨ききることはできると思います。
磨き前膜厚は96.4μ、磨き後膜厚は94μとなります。
研磨膜厚は2.4μとなりました。
ベンツと言えどもだいぶ膜厚は少なくなってきてしまっていますが、
せめて後10μくらいは膜厚はほしいところです。
やはり傷自体の深さは塗装の硬さのおかげで浅かったので、この程度の研磨厚できれいに取り除くことが出来ました。
膜厚を見る限り塗装もコストダウンされてはいるようですが、
塗料の材質までもが落とされていないため磨きでの処理は非常に安心して行なうことが可能です。
しかし今回は磨きでは処理しきれないダメージが数箇所残ってしまいました。
これは傷ではなくクリアーが侵食されてしまっています。
おそらく長期在庫の間にボディに張られた保護フィルムの隙間に雨水が入り込み乾燥する工程を幾度と無く繰り返すことにより、
おそらくその部分がイオンデポジットと同じ状態となりクリアーが侵食されてしまったと思われます。
傷の深さは測ることができませんが、磨いた感触や見た感じではおそらく10μ程度はありそうです。
当然今回ご依頼いただいた02コースの磨きでは処理は出来ません。
03コースや04コースならば完全に取り除くことは可能では在りますが、膜厚自体が100μをきっているのでそこまでの研磨をしてしまうと膜厚は80μ台になってしまうためこれであきらめることとしました。
この状態はルーフに限り存在していたため、Aクラスは車高が高いので日常使用の段階では見えることも無く、傷のエッジを丸くなるように処理はしてありますので強い水銀灯に照らされない限りは確認はできません。
新車なので納得行かない部分も多分におありのようですが、
輸入車の長期在庫車ということを考えると納得せざろうえない部分でもあります。
この様なことを避けるには、輸入車の場合在庫車を購入されることで即納を望まれないようにして、オーダー生産を待たれるようにするほうが間違いが無いとは思います。
但し納車期間が半年ほどかかってしまう可能性があることは大きなネックとはなってしまいます。
Mercedes-Benz メルセデスベンツ A180 エレガンス コーティング終了
一部問題は残ってしまいましたが、全体の仕上がりはばっちり仕上がりました!
Aクラスの場合は黒はコスモスブラックと言うメタリック塗装となりますが、非常に重圧感もあり深みもあるきれいな黒です。
磨き上げコーティングを施工することで、その塗装の艶も一段と際立ちとてもコンパクトクラスとは思えない存在感をアピールするようになりました。
これはベンツと言うイメージだけのことではなく、
素材である鉄板の材質や塗料の材質のよさがあればこその質感だと思います。
車両クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング
施工料金:93.450円税込み(新車割り引き磨き10%・輸入車割り増し磨き10%・濃色車割り増し磨き10% 適応)
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