2011年06月24日公開|スバル
今ではあまり見かけることも少なくなった3代目レガシィです。
この頃までは初代の面影を色濃く残し、日本のツーリングワゴンを一気に世界レベルに押し上げた革新的ワゴンとしての印象が残っているモデルです。
この頃はまだ車格も押さえられ、価格も200万円ちょっととかなりリーズナブルな設定でした。
今のようなてんこ盛りの装備ではなく必要なものだけが装着されていただけですし、無駄な装飾もありませんから可能だったのでしょう。
この時代の車を見ると、今の車がいかに無駄な装備と見せ掛けだけの豪華さで値段が吊り上げられているかがわかります。
しかし理解に苦しむのは、車両価格は年々上がっていっているにも拘らず、ディーラーの販売利益は減る一方ですし、部品の製造工場の単価も下がる一方だと聞きます。
使用素材もどんどんコストダウンされているなかその利益はどこに行っているのかが不思議に感じずにはいられません。
当然メーカーに落ちていることになるのでしょうが、メーカー自体もそれほど利益が出ているともいえないので、かなりの部分が開発費として消えていっているのでしょう。
短期サイクルでのモデルチェンジ、ハイテク装備のメーカー競争、いい加減ここから脱出しない限り先はないのではないでしょうか?
こんなことはユーザーの多くは望んでいないと思うのですが?
しかしその反面、メーカーに乗せられてポンポンと買い替えしてしまう方がいるのも事実ですが!
そこに持ってきてECOを前面に打ち出しECO換えとは何なのでしょうか?
確かに技術の進歩により低燃費や排ガスのクリーン化などメリットはたくさんあるのは判りますが、本音は買い替えを刺激し販売台数を増やす経済効果を狙ったものであることは明白です!
これを国も一緒になってやっているのですから目も当てられません。
資源のない日本の本当のECOは資源を消費しないことが重要なのではないでしょうか?
なぜまだ普通に動き壊れてもいない車を廃車させてまで買い替えを推奨するのでしょうか?
使えるものをきちんと整備し長く使い続けることこそがECOだと思うのですが。
燃費や排ガスの問題なら、車の無駄な使用を各自が抑制すればそれだけでもかなりの効果が上がるはずです。
無駄なアイドリング!
我慢すればいい暖機運転!
GO-STOPの無駄な加速!
歩いていけるところへの車の使用!
などなど数え上げたらきりないくらい節約できることはたくさんあると思います。
短絡的にECOを標榜する車への買い替えが、ECOに貢献しているかをよく考えるべきではないでしょうか?
大量消費による経済成長・より快適な暮らしなど個々の考え方を変えない限り真のECOは無いと思います。
なんとシンプルなメーターでしょうか!
しかしだからといって古臭かったり、機能が不足していたりなどはしていません。
逆に飽きの来ないきちんとした作りです。
今のゴテゴテメーターはこのお車と同じくらい時間が経ったときどう感じると思いますか?
一時のトヨタのデジタルメーターなど今見れば見る影もないほどダサいと思いますが!
ここら辺も実にシンプルで機能的です。
これで十分ではないでしょうか?
これくらいならお年寄りでも十分に使えこなせます。
Bスポーツの専用ハンドルです。
この当時はこのくらいの専用パーツでも心躍ったものです。
いまのこのような専用パーツに比べ作りはしっかりしているようです。
今回の施工のご依頼は内装クリーニングと車内光触媒です。
良くぞここまで汚し続けました!
今回買い替えも検討されたそうでうが、外見はそれほどひどいわけでもないので、この汚れをきれいにして更に乗り続けることとされたそうです。
ECOな考えで、お財布にも資源にもやさしいとてもいい選択だと思います。
車内は煙草の脂により全てが黄ばんでしまっています!
当然タバコくささは尋常ではありません!
フロアーも飲み物などをこぼした染みが染色したかのごとく滲みだらけです。
当然汚れをこれだけ放置していましたから、蚤やダニが繁殖しているらしく乗っていると体がかゆくなってくるそうです。
施工の焦点は、このタバコのやに滲みの除去とタバコの臭いの除去、それとダニや蚤の駆除となります。
ヤニ染みと臭いはイオン洗剤によるクリーニングが担当します。
ダニや蚤の駆除は光触媒コーティングの担当です。
ヤニ染みに関してはほぼ完璧にとることができました。
臭いに関してもイオン洗剤の脱臭能力で現時点ではほとんど臭いはしないところまでもっていきましたが、シートの内部スポンジまでしみこんでいる臭いは今後発散してくると思います。
そこで威力を発揮するのが、光触媒コーティングです!
染み出してきた臭いをシート表面で分解していくのでそれ以上の臭いの拡散を防ぐことが出来ます。
○ァブリーズのような芳香脱臭剤とは違いますから臭いの元を立つまで、再三の噴霧は必要なく少なくともその効果は数年間安定して機能することが可能です。
又化学物質等は一切服有していないため、アレルギーやアトピーなどがある方でも安心してご乗車いただくことが出来ます。
フロアカーペットの飲み物の染みだけは薄くする事が出来ましたが、完全に取り除くことまでは無理でした。
何年にも渡りし見込んだ状態だったため繊維の奥の奥までしみこまれてしまっているので、これ以上の染みを取るとなると酸を使った漂白しか在りませんが、
素材を傷めてしまうために車磨き研究所では施工いたしておりません。
もう一つの大きな課題、蚤とダニですがこれはイオンクリーニングでも成虫は窒息死させることが出来ますし、高温スチームで駆除することは出来ますが、
最大の脅威は成虫ではありません。
蚤やダニは孵化から約1週間で卵を産み付けます!
恐ろしい速さで繁殖を続けていきます。
つまり成虫を幾ら駆除しても卵がかえってくると又もとの木阿弥となってしまいます。
しかしここで威力を発揮するのが光触媒コーティングとなります!
卵が光触媒に触れていれば、孵化する前に卵を分解してしまいますし仮に孵化してきても生き物である以上食べ物がなければ飢えて死んでしまいます。
飲みものの飲みこぼしや、ふけや自身の糞などがえさとなりますが、これらのものが光触媒により分解され餌がなくなってしまいます。
結果起こるのが共食いとなり自分たちで死滅への道を歩み始めます。
余計事ですが、今の人類の形は違えども似たような状況を感じさせられます。
当然ここで死滅した死骸の問題も出てきますが、ご安心ください!
死骸すらも光触媒は分解をして原子レベルまで分解していってしまいます。
余談ですけれど東大の研究室でゴキブリの死骸を光触媒コーティング済みのシャーレーに入れて1年以上放置しておいたところ原形をとどめない灰のような状態まで分解されていたという話もあります。
これだけの汚れですからかなりの時間はかかりましたが、きれいにすることが出来お引取りに見えられたお客様も、ご夫婦でいらっしゃいましたが満足いただけたようです。
これからはせっかくきれいになったのですから、こまめにお掃除だけはなさるようにしてください。
これからも大事にできるだけ長くお乗りいただけることを願っております。
車両クラス:クラスL
施工コース:車内丸洗いクリーニング+車内光触媒コーティング(プレミアム)
施工料金:76.125円税込み
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