2011年06月04日公開|トヨタ
久々のランドクルーザー100です。
最近ではアルファードやエルグランドやハイエースなどの山のような車が増えたせいか、昔なら大きいと感じたランドクルーザーもそれほど感じなくはなりました。
しかしこれが202であれば話は違ってきますが、今回はパールホワイトなので一安心です。
V8 4700ccのガソリンエンジンですから、静粛性とパワーを併せ持った当時としてはかなり高性能なエンジンです。
しかし輸入車のプレミアムオフローダーに比べると50psほどパワー不足感はあります。
しかしアメリカなどではセレブ専用SUVとして絶大な人気を誇っていました。
ちなみに購入者の平均年収は2400万円だったそうです。
国産車としては非常に丹精に作りこまれたウッドを使用しています。
但しウッドの光沢の出し方がクリアーのような光沢なのはちょっと考え物で、磨き上げたような艶にすればもっと高級感が出たと思います。
ハイテクカーとなった割には操作パネルもそれほど複雑化していないようです。
シートは革シートではありませんが、逆にこの様なモケットのほうがトヨタの場合は高級感があると思います。
国産車の場合このクラスで使用するモケットは明らかに輸入車よりも高品質だと思います。
ルーフにはたくさんの小物入れがありますが、こんなにもたくさんの小物入れに何を入れるのかちょっと不思議です。
この様に全部開けると変った風景に見えます。
今回スプラッシュビューコーティングもご注文いただきました。
ご覧のようにかなり強烈に鱗ができてしまっています!
フロント部分はライトポリッシュで施工し、リア部分は鱗落しでの施工といたしました。
なぜライトポリッシュと鱗落しと施工内容が同じ車で換えているのか疑問をもたれるかと思いますが、予算だけの理由ではありません。
価格だけ考えれば全て鱗落しで施工すれば安く上がります、しかし鱗落し剤を使用した場合いままで気が付かなかったウインドウの傷が見えるようになってしまう可能性があります。
これは傷をシリコンオイルなどが入り込むことによって傷を隠しているのですが、鱗落し剤を使用することで傷を埋めていた成分を掻き出してしまうからです。
つまりフロント部分はワイパーの使用頻度も高く、サイドガラスは開け閉めの頻度が高くなりますので、砂や埃の咬み込みにより傷は入っている可能性が高いために価格は高くなりますがライトポリッシュで施工します。
ライトポリッシュではコンパウンドを使用してウインドウを磨きますので、ゴムモールにコンパウンドが付着しないようにマスキングとマスカーを使用して養生します。
鱗落し剤も強酸性のためウインドウ以外に付着しないようにきちんと養生をして施工します。
“安全第一”
TOYOTA トヨタ ランドクルーザー VXリミテッド スプラッシュビュー コーティング施工終了
強力に付着していた鱗もきれいになり、ウインドウのコーティングも終了しました。
このコーティング剤は非常に細かな撥水をするために水滴残りがしにくくなるため、施工後の鱗の付着はほとんど心配なくなります。
撥水能力や雨天時の視界性等いままでたくさんのお客様に施工いただいておりますが、100%ご満足をいただけています。
幾らガラコやレインXをこまめに施工したとしてもこの安定した性能には太刀打ちできません。
紫色に見えるのは鉄粉が溶けている状態です。
かなりの量が塗装に食い込んでいたことになります!
お客様は雪国の方なので冬の間にチェーンなどから出る鉄粉などでこの様になってしまったようです。
この状態を長期間放置していれば、食い込んでいるのは鉄粉ですので当然錆びてきます。
錆ると言うことは酸化する事ですので食い込んでいる塗装も徐々に酸化していくこととなり塗装の劣化の原因となってきます。
特にメタリック車の場合は塗料に大量の金属を含んでいますので、ダメージも大きく劣化の影響も速く出てきてしまいます。
鉄粉落しの方法は主に2種類あります。
どちらで施工するかは施工店によりまちまちです。
車磨き研究所での鉄粉落しは鉄粉クリーナーでの施工となります。
なぜトラップ粘土は使わないのか?
これは粘土に巻き込んだ鉄粉により塗装に傷を入れていくリスクが高くなるために使用はいたしません。
逆に鉄粉クリーナーを使用することが良くないとの意見もありますが、これはクリーナー自体の酸の強さや成分などをきちんと吟味して使用すれば塗装や樹脂・ゴムなどを傷めることはありません。
ちなみに車磨き研究所ではメーカーや塗装の種類により各車に最適のクリーナーをお選びして施工させていただいております。
磨き前膜厚は270μでした。
さすがに世界に誇るランドクルーザーですから塗料はケチってはいません!
本当ならどの車もこのくらいの膜厚にしてほしいものです。
鉄粉の食い込みは非常に多かったのですが、オーナー様が洗車が趣味とのことでとてもきちんとした管理をなさっていたようで傷はほとんど在りませんでした。
此処まで傷をいれずに洗車できるテクニックはプロ顔負けです!
傷は在りませんでしたが、鉄粉の刺さっていたダメージはそれなりにはありますので、02コースのほぼ限界研磨厚の5μの研磨をいたしました。
磨き終了後膜厚は265μです。
TOYOTA トヨタ ランドクルーザー VXリミテッド スプラッシュビュー コーティング終了
パールホワイトが一段と艶やかになりより高級感が増しました!
今回お選びいただきましたコーティング剤は、マーベラスフィニッシュ・プレミアムと言う硬度7Hの硬さを誇る非常に硬いコーティング剤です。
これだけの硬度があれば今までのように簡単には鉄粉の餌食とはなりません。
又スノーガードの上級コーティング剤ですので当然エンカル等に対しての耐酸性能力も兼ね備えています。
しかもコロイダルシリカを配合してありますので親水性も非常に高いため、雨染みや水垢なども非常につきにくくなります。
よくお客様にコーティング剤選びの際に、
「お勧めのコーティング剤は?」
と聞かれることが多いのですが、はっきり言って車磨き研究所で取り扱っているコーティング剤は全てお勧めです!
これでは答えになっていないようですが、此処から先はお客様自身がご予算や望まれる機能・硬度・艶など具体的なお望みのクオリティーをご指摘いただくことで、最もマッチしたコーティング剤をご案内いたします。
このコーティング剤は樹脂やメッキにも施工可能です。
国産車のメッキは非常に耐久性は高いのですがやはり徐々に艶は失われていきます。
さすがにちょっと曇り気味です!
コーティングを施工することで新車のときのような輝きが戻ってきました!
やはりメッキは全体のイメージを引き締める役目を持っていますので、この様に光り輝いているとこれだけでも見た目の印象は大きく変ります。
ルーフレールもだいぶやつれてしまっています!
水染みの付着などにより艶も失われ古さを感じさせる要因になっています。
磨きを行いコーティングを施工することでまったく印象が違ってきます。
メッキと同じように、ブラックパーツは全体を引き締める効果があるために、この様に艶が復活することで全体の印象はまったく違ってきます。
メッキ部分もルーフレール部分もこのコーティング剤ですと標準施工の範囲となります。
この様なことも選ばれるコーティング剤により施工可能なものと不可能なものとが御座いますので、コーティング剤を選ばれる際の一つの選択肢になると思います。
余計混乱してしまいますか?
車両クラス:クラスX
施工コース:マーベラスフィニッシュ・プレミアム ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビュー・ウインドウコーティング(フロント基本セット=ライトポリッシュ・リアサイド×4枚+リア=鱗落し)
施工料金:189.589円税込み(お持込お引取り割引10% 適応)
メーカー別
月別バックナンバー