2011年07月16日公開|ルノー
このお車はただのルノーの車では有りません!
日本国内では30台の限定発売車でしかも発表から1時間で完売となった超レアなお車です。
但しこのお車は更にこだわられ左ハンドルとするために並行輸入で半年待ちでご購入になられたそうです。
基本ベースはスポールとほぼ同じ構成ですが、外装や内装などが特別仕様となり35万円ほど高くなっていますがその内容からすると非常にお得だと思います。
いまヨーロッパでは高性能ハッチバックをホットハッチと呼び非常に高い人気を呼んでいますが、そのなかでも性能・人気共に一番のお車といえるでしょう。
FFハッチバックだとなめてかかれば、並のスポーツカーでは太刀打ちできないほどの高性能車ですから、遠く離れていくテールに合掌する羽目になります!
このエンジン2L NAでありながら202psものパワーを搾り出しています!
これは製造工場が通常のルノーの工場ではなくスポール社という別会社で製造されていることから可能となっています。
簡単に言えば、BMWのM社・ベンツのAMG・アウディのクワトロみたいなもので高性能スポーツモデルを専門に生産する為の特別部門です。
ノーマルでありながら標準でタコ足が付いているあたりはいまの国産車ではありえない過激さです。
ブレーキもきっちり手が入っています。
フロントはブレンボの4ポッド リアもきちんとモノキャリパーの2ポッドが装備されています。
この車格ではオーバースペックではと思えるくらいのできばえには感心してしまいます。
ホイルもボディ同色の塗装がされ非常にセンスがいい仕上がりです。
但し個人的にはレッドキャリパーはあまりいただけません?
白とかイエローのほうが全体のまとまりは出たのではと感じます。
フロントのこの白いエアロは製流効果はどうかわかりませんが、形や色使いはフランス車ならではのセンスです。
マジかっこいいです!
リアのディフェーサーも本格的作りです!
長さにして150cm近くあり、これでしたらかなりのダウンフォースを生み出していると思います。
RSの名の通り走りはかなりのものと思います。
驚くなかれこのフェインダーは樹脂で出来ています!
徹底した軽量化が図られています。
又アウトエアーダクトもルノー伝統の特別モデルのスタイルですが、国産車と違い作りは本格的です。
本当トータルデザインが上手です!
ゴルディーニモデル専用ストライプですが、ここにもフレンチならではのセンスがちりばめられています。
アメ車やイタ車・ブリティシュなどのスポーツタイプにはよく見かけるストライプですが、たいていは単純に白のストライプが使われますが、あえてクリーム色掛かったものを使いその中にゴルディーニのGの文字を入れてあります。
エンブレムのゴルディーニの字体も一見派手さは内容に見えますが、細かなデザインの気配りを感じます。
この様なセンスはフランスでしか到達しえない究極のセンスです!
当然ペダルはアルミ製の滑り止めされたものが使われています。
間隔や高さなどスポーツ走行には欠かせないヒールアンドトウが非常にやりやすい絶妙の配置です。
この作りはロータス並みの作りです!
長すぎず短すぎず絶妙の長さのシフトノブです。
ワインディングでのM/T操作での走りは見ただけでも楽しそうに感じます!
又ブーツ周りのセンスも最高です!
ここら辺はちょっと前のマセラティのような妖艶さも感じさせます。
変に飾らないメーターが却ってレーシーに見えます。
そのなかで白いタコメータースケールが斬新に感じさせます。
ステアリングも非常におしゃれです。
シートも又おしゃれです!
素材は合成革ですが、ここまできれいに作りこまれていれば素材はあまり関係ありません。
フロントシートはかなりホールドの強い形となっており、サーキット走行でなければこのシートで十分ワインディングは対応できるレベルです。
ここまでセンスのいいシートは少ないですからできるだけオリジナルのままがいいですね!
何のことはないプラスチックの黒のパネルですが、このスタイルはフランス車では多くの車種で採用されていますが、決して貧乏くさく見えたりコストダウンに見えないところは全体とのバランスの取り方の妙技です。
操作ボタンなど極力無駄を排除した潔さがあるからこその賜物でしょう!
国産メーカーにはこのセンスはありません、二兎を追いすぎの弊害です。
0~400mや0~100km/hなどのラップタイムモニターです。
必要かどうかは別として、あったらそれなりに楽しめる装備です。
自分の腕前がカタログデーターと比較することができるのも面白いかもしれません?
エアー吹き出し口の調整ダイヤルも変っています?
ボール状の形をしていて上下にころころと転がすようになっています。
どうしてフランス人はこの様に楽しくおしゃれなデザインができるのでしょうか?
国産メーカー開発者もフランス人チームを編成してはいかがでしょうか!
ほんとの楽しい車ができるかもしれませんよ?
一見革張りのように見えるダッシュボードですが、実はギミックです!
なのにきちんとステッチを取っていることで非常に高級感とおしゃれさを演出できています。
素材自体はコストダウンされていても、シボの使い方や微妙な色使いで逆におしゃれに仕上がっています。
このお車を見れば見るほど国産コンパクトクラスの作りの“ちゃち”さを痛感させられます。
この様な車を見て国産メーカーはどのような感想を持つのかマジで聞いてみたくなります!
今回はたくさんのオプション施工のご注文を頂きました。
こちらは未塗装部分の錆止めのためのクリアーアンダーコートの施工風景です。
エアゾールでの施工なのでボディなどに付着しないようにマスカーを使い全て多い尽くしての施工です。
3年間の保障付ですから、一年毎に点検にいらしていただき錆が発生している部分は錆を落として無償で再施工いたします。
長く大事にお乗りいただくことをお考えの方にはお勧めの施工です!
せっかくのカラーキャリパーもブレーキダストで汚れてしまっては台無しです。
普段の洗車ではなかなか完全にきれいに洗うことは出来ない部分ですから、ガラスコーティングすることでダストの食い込みも防げ掃除もいたって簡単になります。
新車間もない状態ですのでクリーニングも完璧に出来、コーティングを施工することで艶も出て見栄えも大違いになりました!
ボディの洗車ごとにスチームで洗い流せば、それだけできれいにすることが出来ます。
耐熱温度1.300℃を誇るガラスコーティングですから、非常に高温になるキャリパーであっても剥離や熱劣化の心配はありません。
他店のコーティング剤とは比べ物にならない耐久性を誇ります!
車磨き研究所の人気商品の代表ホイールガラスコーティングです。
今回はキャリパーのコーティングもありましたからホイールも脱着しますので、どうせだったらということでホイール裏側までフルコーティングさせていただきました。
この様にホイールのスポーク間隔が狭い場合はなかなか内側まで洗うことは大変ですので、ご予算が許せばフルコーティングのほうがお勧めです。
更にルーマー・ペイントプロテクションフィルムの施工もご依頼いただきました。
施工箇所はリアクオーターパネルのスプラッシュ部分とサイドシルパネル後方部分となります。
この様なスポーツタイプのお車は、この様な部分に自身のフロントタイヤからの跳ね上げによる飛び石でダメージを受けやすい部分ですので、
プロテクションフィルムによりそのダメージを防ぐことが出来ます。
純正でも施工されているお車は御座いますが、ほとんどのフィルムは国産や韓国製フィルムが使用されていますが、素材の厚さは500μほどあり非常に目だってしまいます。
更に劣化の早さも目立ち、3年くらいすると黄ばみが目立つようになってしまいます。
しかし車磨き研究所が使用するルーマーやエクセペルフィルムは素材の厚さは150ミクロン程度と非常に薄く、かなり近づかない限りフィルムの存在はわかりません。
どうですか?
すでにこのくらいの距離でフィルムの存在はまったくわかりません。
優れているのはそれだけではなく、本来の目的である飛び石に対しての防御能力もわずか厚みは150μに過ぎませんが、500μの厚みのものよりも耐久性は高いのです。
これはフィルムが3層構造となっている為に厚みはなくてもクッション性が優れている為に実現できています。
更に黄ばみなどの劣化に対しても、表面に特殊なコーティングが施されている為に5年の保障が可能となっています。
どこの販売店でご購入されたかはお聞きしていないですが、
恐ろしく程度がいいです。
いままで見たフランス車の中では群を抜いた程度のよさです!
メーカーも販売店も特別限定車ですからかなり気を使った扱いをされていたのだと思います。
但し塗装肌に関してはやはりまだドイツ車のレベルには遠く及ばない為ある程度研磨で整えてあげる必要はありそうです。
しかし膜厚は130μと比較的厚めの膜厚なので多少の研磨はまったく問題はありません。
傷がまったくありませんので申し訳ないほど磨きの作業はスムーズに進みました。
樹脂のフェインダーですからこれで傷だらけであったら大事でしたが、程度のよさに救われました。
磨き終了後膜厚は127μ、研磨膜厚は3μとなりました。
クリアーがドイツ車のようにナノ粉黛水性クリアーではない為にやはり多少の仕上がりの粗さはありました。
しかし国産車と比較してもその仕上がりは遜色なく、昔の“フランス車はおしゃれであるけれど仕上がりはぼろい”などというイメージは一切ありません。
RENAUL ルノー クリオ ゴルディーニ RS コーティング終了
めちゃくちゃきれいでかっこいいです!
同じブルーでもフランス車独特のきれいなブルーがなお一層光り輝いています!
今回のコーティングは、マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボデイコーティングとのWコーティングです。
マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーションが濡れたような艶を作り出し、光触媒に含まれるチタンが因りメタリックの輝きを増大させます。
それにより作り出される艶と光沢は、どのコーティングとも違う独特の表情を作り出します。
納車前日の夜にたまたまヤナセの課長さんが所要で立ち寄られた際にこのお車を見られ、
「クリオのRSじゃないか!」
「いい車だよね、こんな車はルノーでしか作れない車だよ!」
「昔はヤナセでも扱っていて、自分もヨコハマでルノーのPDIの担当として扱っていたんだよ。」
「あの頃は楽しかったなー」
などと感激然りで興奮され、本来の話そっちのけでルノー談義となってしまったほどです。
車の楽しさ価値は色々な視点や考え方はありますが、このルノー クリオ ゴルディーニ RSは希少性・走行性能・走らせる楽しさ・見る楽しさ全てにおいて満点のお車です。
オーナー様はお若いご夫婦でいまどきのおしゃれな若者でしたが、
このお車が非常にお似合いのカップルでした。
だんな様があれやこれやとオプションを選ばれていくなか、“そんなにお金を使わないでよ”という感じもなく、横で微笑まれながらうなずかれている様子は、私の若かりし頃の夫婦の姿を思い出してしまいました。
いつまでもだんな様の些細な趣味を理解してあげる、理解ある奥様でいてください!
余談ですが、家の奥さんは今でも車のことに関しては寛大です!
あきらめられているといったほうがあっているかも?
車両クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ブレーキキャリパー・ガラスコーティング(4箇所)+ホイールガラスコーティング(フルコート)+クリアーアンダーコーティング+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(スプラッシュ・サイドシルハーフ)
施行料金:166.425円税込み(新車割引磨き10%・お持込お引取り割引10%・輸入車割り増し磨き10% 適応)
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