2011年08月14日公開|アウディ
アウディA3シリーズの最高峰に位置するS3です。
エントリーモデルの1.4Lと価格差で比較すると230万円もの差が有ります。
オプションを含めて考えればエントリーモデル2台分の価格となりますから、このお車を選択することは微妙な選択でありなおかつ非常に勇気が必要です。
なぜここまでの価格差が同じモデルラインナップのなかで発生してくるのか不思議でしょうが、アウディの場合A3に限らずほぼ全てのモデルでこのような価格差があるラインナップとなっています。
アウディといえばクワトロを連想すると思いますが、クワトロとは四駆を意味すると同時にクワトロ社という別会社をさしてもいます。
ベンツで言えばAMG BMWで言えばM と同じでハイチューンを施した車を生産する部門となっています。
つまりベースとなる車はアウディでは有りますが、大半の部分はクワトロ社で特別に生産されているためにベースモデルとは似て否なりとなる特別のしつらえがされているためここまでの価格差が生まれてきます。
2.0Lインタークーラー付きターボにより256ps・33.7kgmという強力なパワーを発生します。
そこに組み合わされる6速Sトロニックトランスミッションが更なる高性能に拍車をかけます。
このミッションはセミA/Tの一種ですが、ツインプレートクラッチを採用することでプロレーサーのシフトスピードをはるかに凌駕するシフトチェンジを実現します。
見た目はそれほどA3と差はありませんが、ひとたびアクセルを全開にすれば名ばかりのスポーツカーでは簡単にぶっちぎられ、テールランプが遠ざかっていってしまうでしょう。
これはステージを選びません、高速道路・ワインディング・雨天・雪道クワトロシステムの恩恵により常に安定した動力性能を発揮します。
逆に言えばハイテクノロジーに支配された車なので、誰が乗ってもアクセルとブレーキを踏む勇気さえあればが勝手に走ってくれますから、操る楽しさにはかける部分ではあります。
フラットボトムステアリングが採用されています。
視覚的には非常にスポーティーな印象を受けますが、この形状による恩恵は何があるのかは疑問なところです。
当然ペダル類はアルミプレートの滑り止め付を採用しています。
ここら辺のスポーツ性の視覚的効果は非常に効果的です。
いたってシンプルですが、単純に判りやすいところが逆にスポーティーに感じます。
レッドゾーンも7.000rpm近くからで、スピードメーターも300km/hフルスケールです!
スーパーカー並みのメーターです。
セミA/Tですが、雰囲気はM/Tのようなシフトグリップに作られ、質感も非常に重圧感のある作りです。
さすがドイツ車!
国産車のようなパット見の豪華さではなく内容があります。
きちんと吹き出し口のリングも金属が使用されていますので、全体の質感とのバランスが取れています。
更に表面をいぼいぼ状に加工することで更にポイント効果は高まっています。
このようなきちんとした素材と加工の仕方は輸入車ならではです、国産車のようにとってつけた風の質感のないコストダウン部品とは大違いです。
最近流行の革シートとアルカンタラのコンビシートです!
さすがS3だけあって革は合成ではなく本皮が使用されています。
座面にアルカンタラを使用すると滑りにくくなりますし、夏の室内が熱せられるときも飛び上がるほどの暑さにならないなどのメリットはありますが、素材が摩擦にあまり強くない為に、なるべくジーンズなどでは乗らないようにするなどの気遣いは必要です。
一見何のことのないサイドブレーキですが、使用してみると作動感や感触などドイツ車ならではの手を抜かない作りこみに感心してしまいます。
ご納車当日にお持込いただきましたが、それでもすでにこれだけのブレーキダストがホイル内側に付着していました。
輸入車の場合車種を問わずブレーキダストには悩まされます、ましてはこのお車のように高性能なものになれば更にブレーキダス
トは容赦なく襲ってきます。
それを防御する為のガラスホイルコーティングです!
ホイル専用コーティングですのでその耐久性は折り紙つきです。
ヘッドライトの飛び石と紫外線劣化によるくすみの防御の為に、ルーマー・プロテクションフィルムをヘッドライトに施行しています。
透明性は抜群ですので、ライトの照度に影響を及ぼすようなことはありません!
このほかにも色つきのヘッドライトフィルムも御座いますので、ドレスアップとしても使用することが出来ます。
更にドアカップとドアエッジにもルーマー・ペイントプロテクションフィルムを施行しました。
ドアカップは気をつけていても知らぬ間に爪で傷を入れてしまっていますが、ポリッシャーは使えない為深い傷を入れてしまえば磨き取ることはできません。
ドアエッジも狭い駐車場などでは傷を入れやすい部分です!
樹脂メッキのドアエッジガードなどもありますが、車自体のイメージが大きく変ってしまったりしますので、特にこのようなスポーティーカーでは“ダサイ”アイテムとなってしまいます。
しかしルーマー・ペイントプロテクションフィルムでしたらほとんど質感を換えずにドアエッジをガードすることができます。
価格は一箇所3.250円税込みとなります!
更にウインドウ全てのスプラッシュビューコーティングのご注文も頂きました!
この状態は施行前の状態ですが、シリコンオイル等の油脂が付着していて撥水をしてはいますが、水滴はなかなか流れ落ちず視界不良を起しています。
専用コンパウンドとパッドを使用して付着していた油脂を磨き取ると、このように撥水はしなくなります。
本来ガラスは親水性のものなので、きれいなガラスはこのように撥水は起さなくなります。
コーティングが終了して霧吹きでスプレーしてみると、少量の霧雨状態でもこのようにすぐに水滴は撥水し流れ落ちてしまいます。
市販の撥水剤との違いは歴然としています!
ワイパーの使用も出来ますし、GSなどでもウインドウの拭き上げを、
「コーティングしているから窓は拭かないで!」
などと言う必要もありません。
もう一つ大きなスプラッシュビューコーティングの効果として、露天駐車で着いてしまう鱗の付着を防ぐ効果があります。
これは少量の雨水でも撥水して水滴を流してしまう為に、水滴残りが乾燥して鱗になることを防ぐからです。
ディーラーでは納車後にお客様が磨き&コーティングをされることをご存知だったので、洗車程度しかされていないとのことでしたが、非常に塗装の状態は良好でした。
さすがに傷0とは行きませんでしたが、目立った傷はボンネットとAピラーに有ったくらいです。
磨き前膜厚は139μと比較的厚めの膜厚でした。
少しだけあった傷もきれいに処理できました!
磨き後膜厚は137μで、研磨膜厚は2μでしたが、この膜厚は傷のあったボンネットでの膜厚ですので、傷が無かった部分などではおそらく1μ程度の研磨で仕上がっていると思います。
磨きの研磨厚は仕上がりにおいてのできばえには直接的関係はありません。
傷が多かったり深ければそれを取る為に必要な研磨厚が有りますし、塗装の肌自体が荒れていればその荒れを取る為の研磨厚が必要となります。
研磨厚の多い少ないは、必要な研磨はどこまでなのかにより決定されどのように磨き上げたかが仕上がり良し悪しを決定付けていきます。
つまり、磨けば=よい仕上がり
ではなく、
必要な磨きと方法=よい仕上がり
となります。
Audi アウディ S3 コーティング終了
きれいなブルーのアウディです!
ディープシーパールエフェクトという色ですが、その名の通り南のきれいな海を思わせるような深みのあるそれでいて透明感のある色です。
この色の演出にはパールの果たしている役割は大きいと思います。
お引取りに見えられたお客様が、
「色が深くなり輝きも別物になったね!」
とご満足いただけました。
このS3はディープシーパールエフェクトの色では国内最後のお車で、その色に引かれてのご購入でしたので、このしっとりとした艶感が気にっていただけたことが非常にうれしく思います。
こちらのお客様はツーリング仲間の一人ですが、あいにく秋のツーリングはお祭りの役員をされているため不参加となりましたが、今回仕事の都合等で参加できない方が多かった為、
「11月に再度鳥羽への観光ツーリングを開催して欲しい」
意見もちらほら出ていますので、そのときはこのS3で快適高速ツーリングと行きましょう!
毎回ご依頼いただきましてありがとう御座います。
車両クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボデイコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ホイルガラスコーティング(フルコート)+スプラッシュビューウインドウコーティング(ライトポリッシュ×ウインドウ全面)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(ヘッドライト・ドアカップ×4箇所・ドアエッジ×4箇所)
施工料金:119.797円税込み(リピーター割引-20パーセント・お持込お引取り割引-10%・新車割引磨き-10%・輸入車割り増し磨き+10%・濃色車割り増し磨き+10% 適応)
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