2011年09月22日公開|マツダ
ベロシティレッドマイカと言う国産車としては珍しくきれいな色の赤のボディカラーです。
国産メーカーとしては売れなくなったスポーツカーを一生懸命ラインナップに維持し続ける独自の信念を持ったすばらしいメーカーだと思います。
これ以外にもマツダの独自性は賞賛に値することが山ほどあります。
世界中のメーカーが実用化に断念したロータリーエンジンをいまだに改良しながら使い続け、排ガス規制で消えていくレシプロエンジンを尻目に生き残っているのは“マツダの意地”を感じさせられます。
又ECOに対しての姿勢も大手他社のように、新たな設備投資を必要として真にECOと言えるか疑問の電気やハイブリットに頼らず、
既存のエンジンと設備を利用したより高効率のエンジンにより対応しているのは立派です。
私からすると最高のECOと考える水素自動車もすでに実用化され、
現在国内外あわせて38台が公道で実走しているそうです。
こうした独自の考え方とそれを貫き通す姿勢、又それを可能にしてしまう高い信念に国産メーカーとしては唯一畏敬の念を感じます。
“マツダ最高ー”
過去3台のロータリーを乗り継いだ中マツダには特別の思い入れを感じずにはおれません!
RX-8の最大の特徴はこの4ドア?
でしょう。
このドア形式はいままでのクーペの考え方を覆す独自の発想です。
後部座席の使いづらさを克服したピラーレスの発想はマツダだからできたことでしょう。
私の友人でも子供が出来てもこの車なら、後部座席にベビーカーと赤ちゃんを乗せることができるといって使い続けています。
こんなスポーツカー他にないですよね!
ロータリーエンジンのローターの形をデザインしたシフトノブが、ロータリーエンジン搭載車であることを誇らしげに主張しています。
特に凝ったつくりやフェイクも使用しない、基本に忠実な作り方です。
それはこのようにダッシュパネルやメータなどにも共通する部分です。
他メーカーのように変に高級に見せようとしておかしな素材の加工やフェイクの使用はまったくありません。
やはりこのような作り方の方が、自然になじみますし落ち着きます。
オーナー様はそこそこ年配の方ですが、モデファイにも余念がありません。
今の若いこのようなピカピカホイルや3ピースゴテゴテホイルではなく、渋い1ピ-スホイルを選ばれナットをアルマイトの赤にしているあたりは、さすが若かりし頃からスポーツカーに接してきた世代ながらのセンスです。
ちょっと見づらいですが、マツダスピードのロゴが入っています。
30年前のRX-3の時代など、このロゴの入った純正パーツに憧れたものです!
トムスやニスモとは歴史の深さが違います。
当時はマツダスピードレース用パーツは非常に高性能な上、非常に安価に供給してくれて、マツダ車でのレース活動をするプライベーターを助けてくれたものです。
それによりマツダ車を使用するモータースポーツ愛好者の底辺を広げるのに大きな貢献をしてくれていました。
太陽光の下で見るとまったく傷が無く見えましたが、いざ工場の水銀灯で照らしてみるとそこそこ傷はやはり付いていました。
イオンデポジットまでは進行していないですが水染みもでき始めています。
新車購入の際ディーラーコーティングを施工されているそうですが、傷はおそらく其のコーティングの施工前からあったものが処理されていなかったものも半分くらいはあるようですが、これだけ水染みができ始めていながら、イオンデポジットに進行していないのはコーティングのおかげです。
購入から丸2年が経過したところですから、当然コーティングも2年経過していることとなります。
いままでで始めてディーラーコーティングで2年の耐久性のあるものを見ました!
コーティング剤もある程度きちんとしたものも使用されて、施行方法もかなりしっかりした施行をされているディーラーさんだと思います。
やればできるじゃないですかディーラーさん!
しかし驚いたのは膜厚です!
なんと88.2μしかありません?
昔のマツダ車まあ20年以上前の話ですが、鉄板はボロイ薄い・塗料はやはりボロイ薄いでしたが、いまのマツダ車はそんなことは無いと思いますが、なぜここまで膜厚が薄いのか疑問です。
確実ではありませんが、どうも塗装工程での混層と言って有色塗料とクリアーがグラデーションしないスリーウエット塗装を行っている為に薄い膜厚でもきちんとした塗装が出来ているようです。
しかし幾らいい塗装といってもめちゃくちゃ硬いわけではなさそうなので、
磨き屋にとっては非常に厄介な塗装です。
それほど深い傷ではなかったので、きれいに磨き上げることはさほど苦労はしませんでした。
水染みもすっかりきれいになり、
マイカの反射もより強烈な光沢を放っています。
磨き後膜厚も85.6μでしたので、新車並みの2.6μの研磨で仕上がってしまいました。
これはディーラーコーティングと言えどもガラスコーティングを施行してあったことと、
やはりオーナー様の日ごろの管理が行き届いていたことの賜物だと思います。
MAZDA マツダ RX-8 タイプG コーティング終了
もともとかなりきれいなお車でしたが、
更に一層マイカの輝きが増しています!
又曲線基調のアールが多いデザインが、
とろりとした艶感によってより美しいラインを表現しています!
今回のコーティングは、マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーションと光触媒のWコーティングですが、非常にこのお車に合ったコーティングでした。
前述したように、マイカの輝きは光触媒の主成分である酸化チタンが因り強調し、シリカの膜がとろりとしたやさしい艶を作り出しています。
お車とベストマッチのコーティング選択でした!
今回ツーリングにはお仕事の都合で参加されなくなられましたが、来春の東北応援ツーリングには是非ともご参加ください!
毎回ご利用いただきましてありがとう御座います。
機会が御座いましたら、ロータスを見にケントにでも出かけましょう!
車両クラス:クラスM
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボディコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×2箇所)
施工料金:102.218円税込み(お持込お引取り割引-10%・濃色車割り増し磨き+10% 適応)
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