2011年10月29日公開|アルファロメオ
偶然にもまったく同じお車が色違いでご入庫いただきました。
いらっしゃlった常連のお客様が、
「アルファロメオが2台もあるということは、今度はアルファディーラーの仕事も請けるようになったのか?」
とディーラー仕事が嫌いなことはご存知の方でもそう思ってしまうくらい珍しいことです。
しかしこのように見ていて楽しいお車が複数ご入庫いただいていると、
仕事も楽しさが倍増してきます。
国産車のようにセンターパネルにはシルバーのプラスチックが使用されています。
しかし国産車のような安っぽさを感じさせないのは、あえて高級感を出そうとしたようなギミックは使われておりませんし、周囲のカーボン調の素材とのバランスが取れているので違和感を感じさせません。
使用する素材の問題ではなく、
全体のイメージの作り方が非常に上手です。
其処がイタリア~ンです!
ここクラスこの価格でここまでのてんこ盛り装備です。
ボーズのサウンドシステムまでこのグレードには装備されていますが、これだけ至れり尽くせりですと逆にメーカーの利益はあるのかと心配になってしまいます。
先日のミトとは違うシフトノブです。
先日のミトのブーツカバー ステッチつきはオプションだったようです。
エンブレムではなくシフトパターンが刻印されていますが、
非常に変ったデザインです。
これはこれで高級感のある仕上げとなっています。
個人的にはこのシフトノブの方が好きですね!
ただいまルーマー・ヘッドライトプロテクションフィルムを施工中の風景です。
型取りをしてこのように専用のジェルを使用して貼り付けていきます。
このようにヘッドライトにフィルムを貼る事は、ライトを飛び石から守ることと、町でよく見かけるライトカバーのくすみを防ぐために行ないます。
決して安い作業とはいえませんが、痛んでしまってから処置する事を考えれば新車の時点で施工しておいたほうが安上がりです。
フロント基本セットでのスプラッシュビューのライトポリッシュ作業中です。
写真の真ん中左右では撥水の仕方がまったく違うのがお判りになられるとは思いますが、ここが非常に重要な部分です。
ライトポリッシュでは傷を磨くのではなく、ガラスに付着している不純物を取り除く作業となります。
曇っているように見える部分はガラスが撥水をしています。
これはガラスに付着したシリコンなどが起している現象ですが、これを完全に除去して本来のガラスの姿である親水性の地肌を作ります。
このような作業を行なわず幾ら撥水コーティングを行っても、コーティング皮膜はガラスに密着していないので、ワイパーなどの摩擦抵抗が掛かると簡単に剥離してしまいます。
このようにきちんとしたガラスに対して下地処理を行なえば、ワイパーの使用頻度や走行距離にも因りますが、
一般的には2年程度はノーメインテナンスで撥水力は持続します。
ガラコやレインXなどの量販商品とは違い、高耐久であることは当然ですが、膜の成分に有機物をほとんど含まない為にギラツキなどの視界を妨げるようなことも起こりません。
この商品もお値段は決してやすくはありませんが、低価格商品と比較した場合、機能・耐久性・意匠性などを考えればお得だと思います。
同じアルファロメオでも先日のお車とは大分傷の状態は違います。
色が白ということもあり傷が目立ちにくいこともありますが、明らかに傷の量は少ないです。
ほとんど同時期に納車されているにも拘らず、個体差がこれほどあること自体不思議というよりもメーカーやディーラーに統一したクオリティー感覚がまったくないことになります。
但しこちらのお車の場合傷は無いのですが恐ろしく柚子肌が強い肌になっています。
普通はこのお車のようにソリッド塗装の場合には、特に柚子肌が目立ちやすくなる為に有色塗装のあとに一回中研ぎをして柚子を抑えるのですが、最近の塗装ラインは3ウエット塗装という方法が取られている為に中研ぎされないためこのようになってしまっていると思われます。
水性塗料化や3ウエット塗装など塗料や塗装方法の進歩は目覚しい部分もありますが、事柚子肌に関しては昔の塗装のほうがきれいに仕上がっていたと思いますので、
一概に進歩がいいことばかりではない一例です。
傷はほとんどありませんでしたが、クリアー自体の肌感があまり芳しくありませんでしたので、多少でも肌感を整える為の磨きを行ないました。
有色塗装部分の柚子肌が強い為、輪郭線がはっきりとするところまでは改善されませんでしたが、それでも磨き前に比べるとかなり映りこみははっきりするようになりました。
それとともに磨き前はぼけた感じの艶でしたが、
かなりクリアーな艶感に仕上がりました。
磨き後膜厚は125μ、研磨膜厚はクリアー肌を調整した為に3μの研磨でした。
Alfa Romeo アルファロメオ ミト クアドリフォリオ ヴェルデ
コーティング終了
ちょっとイエローがかったソリッドホワイトのビアンコスピノホワイトが濡れたような艶を放ち、きれいなRのラインを因り一層強調しています。
艶の感じがとてもミトのラインといいマッチングをしています!
いままでは国産車の走り屋系のお車にお乗りだったそうですが、
これからはおしゃれなイタリアンの走り屋です。
おしゃれに乗りこなしてください!
車両クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション ガラスコーティング×光触媒ボディコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビュー・ウインドゥコーティング(フロント基本セット×ライトポリッシュ)+ルーマー・ヘッドライトプロテクションフィルム(クリアー)
施工料金:149.573円税込み(お持込お引取り割引-10%・新車割引磨き-10%・輸入車割り増し磨き+10%・ソリッド割り増し磨き+10% 適応)
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