2011年10月10日公開|シトロエン
いつもご贔屓いただいておりますお客様が、奥様のお車の買い替えでシトロエンをご購入になられました。
私が知る限りこちらのお客様は、イタ車・ドイツ車・英国車が何時ものパターンですが、今回は意表をついてフランス車をお求めになられました。
お持込いただいたときお客様が、
「いまのフランス車は今までと大分イメージが違うね。」
「すごく良く出来ているよ!」
とのご感想を言われておりましたが、まったく其の通りだと思います。
昔のフランス車、とりわけシトロエンは先進的機能が搭載されたり、独特の誰も真似できないスタイルであったりと、かなり興味を惹かれる車でしたが、いつ何時どれほど壊れるかが皆目見当がつかないイメージが強く、いざ購入となるとかなりの勇気が必要でした。
しかし最近のフランス車は、昔ほどとっぴな機能はなくなり、スタイル的にも斬新さはありますがとっつきやすいスタイルになり、かなり購入しやすくはなりました。
しかも内装に関しては、他国のメーカーとはまったく違う質感・アイテム・デザインは健在で、その仕上がりのよさも昔とは比べ物になりません。
こちらのお車がご入庫中、シトロエンとアウディで迷われて結果アウディをご購入されたお客様が遊びにいらして、
「C4いいね!」
「やっぱりシトロエンにすればよかったかな?」
等と考え込んでしまうほどいい車に仕上がっています。
下手な車を買うくらいならフランス車は今熱いと思いますよ!
おしゃれな内装です!
素材自体は別段たいしたものが使われているわけでは無いのですが、やはり其の使い方のセンスはフランス車ならではと感じてしまいます。
内装色の基本原理3色使用のコントラストをきちんと踏襲することで、おしゃれでありなおかつ落ち着いた雰囲気を作り出しています。
なぜフランス人が作るとこんなにもおしゃれになるのですかねー?
最近ではクラッシックシャネルのバックなどがセレブご用達となるなどやはり基本的なデザインがしっかりしていることが大事なことなのでしょう。
このヘッドレストの形状も、一歩間違うと奇をてらったものとなりかねませんが、配色の仕方やステッチの入れ方で違和感のない落ち着いたものに仕上がっているのは脱帽です。
ステアリングにスイッチを集中することでコンソールは非常にすっきりしていますが、逆にステアリングが重い印象になりすぎて、これはあまり良いデザインとは思えません。
しかもこれだけスイッチが隣接しているとご操作させる可能性も高いので機能的にも疑問があります。
このお車もやはりパドルシフトが付いています。
しかし国産車とは違いA/Tに格好だけでつけているパドルではなく、ミッションはセミA/Tつまり2ペダルマニュアルですからこれはきちんとパドルシフトとしての機能を果たします。
但しこのセレクターレバーは慣れないと使い勝手は悪そうです。
個人的好みでいえばステアリングコラムにあったほうが因りフランスぽくていいのですが。
これは良く見てはいないので確実ではありませんが、後部座席まで含めたシートベルトの警告モニターだと思われます。
おそらくシートに掛かる重量か赤外線などで乗車の有無を識別していると思われます。
一昔前のフランス車は安全対策に関してはかなり他国に出遅れていましたが、最近はここまでの装備がされているようです。
これは非常に良い装備です!
サイドミラーの視覚となる部分に接近する車をソナーが検知するとミラー右上の部分に車両の接近していることを警告します。
高速道路の合流などで“ハット”したことはどなたでもあられると思いますが、これがあることでかなり危険は回避できると思います。
但しあくまで警告機能ですから、機械への頼りきりは危険です!
前後バンパーにパーキングソナーが付いています。
このこと自体は今では別段普通のことですが、C4の場合はバンパー側面にまでソナーが付いています。
何の為?
なんと前後のソナーが連動して縦列駐車をしようとしているときにそれが可能かどうかの判断をしてくれます。
隙間がないくらいの縦列駐車をするお国柄ならではの装備ですが、これは女性には非常にアリ型装備ではないでしょうか。
この二つのアイテムもフランス車ならではです!
給油口にキャップがなく、フェーエルリッドが蓋の役目を兼任しています。
キャップをはずす面倒くささはないですが、この部分に変形をもたらすダメージを受けたり、ゴムが劣化したときの機密性確保にはちょっと疑問を感じます。
このルーフ全体を覆うパノラミックルーフも開放感はありますが、車体剛性上はかなりのリスクが在るような気がします。
たとえばポルシェなどで、サンルーフが有ると無いとではボデイの緩み方は格段に変ります。
と考えると、これレベルとなるとかなりの剛性低下は否めないと感じます。
今回もスプラッシュビューのご注文を頂きました。
ライトポリッシュでの施工ですが、この研磨ではガラスについた傷は取ることはできません。
軽度の鱗と、こびりついているシリコンなどの不純物の除去が目的となります。
左部分の様に撥水をしなくなるまでの研磨が目安となります。
こちらのペイントプロテクションフィルムによるドアカップの施工も毎回ご注文いただいております。
今回はガード部分の面積を稼ぐことよりもより縁の剥がれがしにくい様に、3次曲面へのフィルムの追従性のよさを優先して施工しました。
こちらのお車はお客様のご出身地である神戸の輸入車老舗ディーラーでのご購入だそうですが、納車程度は驚くほど完璧です!
今まで見てきたフランス車の新車とははっきり言って桁違いです。
ほとんど傷らしき傷はありません!
しかし柚子肌だけはやはりフランス車だなーと感じさせる、かなりひどい塗装状態です。
さすがにここまではディーラーも手をかけることはできなかったようです。
磨き前膜厚は134μとまあまあの膜厚です。
傷はほとんど無かったので、磨き自体に苦労することはありませんでしたが、少しでも柚子肌を軽減する為の磨きを試みてみました。
さすがに有色塗料部分の柚子肌が根本的原因ですので、蛍光灯ラインでは柚子肌の変化はあまり感じられませんが、水銀灯ではかなり輪郭線がシャープになりました。
これだけの変化でもボディへの写りこみのシャープさはかなり変ったと思います。
磨き後膜厚は132μ、研磨膜厚は2μでした。
CITROËN シトロエン C4 エクスクルーシブ コーティング終了
きれいな雪のような白の塗装が、コーティングを施工することで一段と引立ち、
雪原に太陽光が降り注いでいるかのようなツルツルとした艶を放っています。
今回使用しましたコーティング剤マーベラスフィニッシュ・スノーガードの特徴として、ありとあらゆる色のお車の艶を引立たせる効果があります。
基本機能もしっかりしていますし、耐久性も価格からすると非常に優れていますし、このように品のいい艶も持ち合わせています。
最大の特徴は、この価格で耐酸性能力を持っていることです!
これから始まる冬、つまり雪の季節=エンカルで車はどろどろ、
だけど寒いからあまり洗車はしたくない!
このような時このマーベラスフィニッシュ・スノーガードは最大の効果を発揮いたします。
一般的ガラスコーティングは弱酸程度の防御力しか持っていません。
更にこれがフッ素撥水タイプであれば、更に耐久性は低くなります。
洗車サイクルを極端に開けてしまった場合、
下手をすると“ワンシーズンでコーティングは跡形なし”などということも考えられます。
コーティング選びはこのような使用環境や、ご自身がどこまで管理がおできになられるかなども考慮のうえ選択されることが、よりコーティングを施工された満足度を高めることとなると思います。
いつもご贔屓にしていただきありがとう御座います!
次はミニカーを実車にて拝見させていただければと思います?
車両クラス:クラスM
施工コース:マーベラスフィニッシュ・スノーガード ガラスコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+スプラッシュビューウインドウコーティング(フロント基本セット+ルーフ=ライトポリッシュ)+ホイールガラスコーティング(前面のみ)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(ドアカップ×4箇所)
施工料金:100.014円税込み(リピーター割引-20%・お持込お引取り割引-10%・輸入車割り増し磨き+10%・ソリッド割り増し磨き+10% 適応)
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