2011年10月05日公開|ロータス
トヨタエンジン1ZZ搭載のエリーゼです。
このたび中古車でお買いになられご入庫いただきましたが、
恐ろしく程度がいいお車です。
走行距離も3年経過しているにも拘らず7.000km足らずですから条件としては最高です。
ロータスの場合一般の車のように日常使いではなかなか乗ることはありませんし、又たまの休日でもちょっと天候に不安が在れば乗らない方が多いので、走行距離も延びないという事情もあります。
天候に左右されるのは、2つの理由があります。
一つはボデイの材質にあります。
オールFRPボディですがこのFRPは非常に水に対して弱い性質を持っており、FRPに対して吸水しやすい為雨天での走行は非常にボディの状態の維持に大きな影響を与えます。
こだわるオーナーの方は洗車すらしません!
二つ目はライトウエイト ミッドシップという車体構成です。
ただでさえ軽量な上非常に硬い足回りですので、フロントタイヤにトラクションをウエットの状態では非常にかけにくく、ブレーキを踏んでも簡単にロックをしてしまったり、ハンドルを切ってもドアンダーが出て車の向きが変ってくれません。
このような事情があります。
もし中古ロータス購入を検討中の方がいらしたら注意点をいくつかお教えします。
等は特にご注意ください。
しかし何時見てもシンプルそのものです!
しかしエンジンコンディションの情報は水温のみというのはこのてのスポーツカーとしてはちょっと不安なところです。
出来ればスタックメーターの情報量の多いものを標準で装着してもらいたいところです。
レッドゾーン表示がないところもロータスならではですが、回転リミッターは付いていますからオーバーレブの心配はありません。
ステアリングは社外のMOMOに換装されていますが、このての車にはちょっと握りが太すぎるかもしれませんが、オーナー様はかなり大柄な方なのでこれくらいがちょぅど いいのかも?
個人的にはこのスターターボタンとライトスイッチはいただけません!
なぜキーシリンダーを回すのにスターターボタンを別に押す必要があるのか理解できません。
ライトウエイトが売りのロータスですから、重量増に繋がることはg単位で避けるべきですし、
はやりものだからといって流行に流されているようでは、
天国のチャップマンが嘆きますよ・・・
このライトスイッチもデザインとしてはいいのですが、個人的にはあまり使い勝手はいいとは思えません。
ロータスとしては珍しくサクラムのマフラーが装着されています!
やはり先日仲間のポルシェがサクラムのマフラーを装着しましたが、作りのきれいさと音質のよさには感嘆しましたが、このお車のマフラーもすばらしい出来でした。
音質も乾いた切れのある音質で、今まで聞きなれたロータスのスポーツマフラーとはだいぶ違う音質です。
サクラムのマフラーベンツのV8につけたらどんな音がするのかなー?
今回はルーマー・ペイントプロテクションフィルムのサイドロッカーへの施工もご依頼いただきました。
エリーゼは標準でリアホイールスプラッシュ部分にペイントプロテクションフィルムは貼ってはありますが、この程度の範囲ではほとんどダメージを防ぐまでにはいたりません。
しかもフィルムの紫外線劣化が早いので、5年ほどで黄ばみが目立つようになってきます。
そこで今回はサイドロッカー全体、ドアのゴムモールからアンダーパネルのぎりぎりまでをフルラップで施行しました。
この部分に飛び石を受け、再塗装をきちんとするとなるとゆうに20万円は超えてきますから、ペイントプロテクションフィルムも決して安くはないですが、
再塗装に比べ出費は1/3程度で済みます。
ロータスに長くきれいにお乗りになるには更にフロントキットとフロントホイールスプラッシュとリアホイールリアスプラッシュまで施行すれば完璧です。
飛ばして何ぼの車ですので飛び石を気にしてアクセルを踏み込めないのはストレスですから!
ここまでして飛ばしたいと思うのはもしかして私だけ?
走行距離7.000kmにしても3年経過してこの状態は極上車といえるでしょう!
ロータスは新車であっても新車と思えないような塗装程度のものや、FRPが歪みまくっているものが多いのですが、このお車に至っては“ほぼ”完全といえます。
ロータスクオリティーには外装の表面的仕上がりはあまり問題とされていないようです。
写真中央にある縦の白い線は傷ではありません!
これは新車時の塗装における問題です。
おそらくごみが付いたまま塗装されたものと思いますが、この程度では補修対象にはまったく該当しません。
別の意味で恐るべしロータスクオリティー?
このお車で唯一目に付いた傷は、このサイドロッカーにあった傷だけです。
おそらく乗り込みの際に靴を擦ったものと思われますが、今回ペイントプロテクションフィルムを施行していただきましたから、
このような傷はもう入る心配はありません。
傷もほとんど無く、塗装肌の状態も完璧に近いお車でしたので、ほかの中古車のように劇的変化はありませんが、
あきらかに塗装の肌の滑面性はあがり鏡面のような反射をしています。
幾らきれいに見える塗装でも、磨けば磨いただけの効果は体験でしますよ!
LOTUS ロータス エリーゼ S コーティング終了
いやー、更に輝きを増しています!
コーティングによりアールやエッジが更に強調され、エリーゼ独特のこのスタイルが更に引立っています。
更に光触媒の酸化チタンの反射により、メタリックの反射が因り強調され比較的地味に見えるシルバーでありながら、
めちゃくちゃ目立つシルバーとなりました。
こちらのお客様はつい先日お子さんがお生まれになったばかりと言う環境でありながら、まったく日常性のないエリーゼを購入された思い切りはすごいと思います。
更にそれを認めてくださる奥様の寛容性の高さには驚かされます!
家の場合は馬鹿に何言ってもしょうがないからという放置状態というだけのことです・・・
今回のツーリングには残念ながら予定が会わず欠席でしたが、
春のツーリングはぜひご参加を!
私ともども馬鹿なおっさんたちがお持ちいたしております。
今回は施行いただきましてありがとう御座いました。
PS:お子様ご誕生おめでとう御座います。
車両クラス:クラスSS
施行コース:マーベラスフィニッシュ・チタンコンビネーション×光触媒ボディコーティング+02磨きコース(軽度の磨き)+ルーマー・ペイントプロテクションフィルム(サイドロッカー・フルラップ)
施工料金:152.460円税込み(お持込お引取り割引-10%・長期お預かり割引-20%・輸入車割り増し磨き+10%・形状割り増し磨き+20%・材質割り増し磨き+20% 適応)
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